|
カテゴリ:百瀬 和己
こんにちは。 隔週月曜日、今日の担当は(株)耳目社の百瀬です。 先週13日(木)に行われた 5ハロン戦の重賞・第66回船橋記念(S3)、 格上挑戦だったキモンルビーの完勝でした。 同馬はこれで12連勝! 鞍上の御神本訓史騎手は船橋記念5連覇! さらに管理する川島正一調教師は同レース3連覇、 という記録ずくめの結果になりました。 当日は勝利関係者のインタビュアーを担当。 御神本騎手、川島調教師の勝利を喜ぶ様子がとても印象的でした。 そんな記録にも、 記憶にも残る今年の船橋記念でしたが、 弊社実況隊にはもう一つ意味のある一戦でした。 それは… 「仮設実況席で実況する最後の重賞」 船橋競馬場のスタンド改修工事に伴い、 一昨年の6月から旧スタンドから仮設棟へ移動した実況放送室。 新スタンドのゴール付近部分が完成し、 いよいよ次回2月開催より新スタンドに引っ越すことが決まりました。 ちなみに船橋記念を実況したのは、 弊社最若手・鈴木努アナウンサー。 自身初の船橋競馬場の重賞担当が、 仮設実況席での最後の重賞となり、 レース直前はやや緊張している様子でしたが、 無事に役目を果たしてくれたと思います。 以前、新スタンドが出来ていく様子を紹介しましたが、 ここからは仮設実況席からの眺めを紹介致します。
まずは外観から… (南船橋駅近くの歩道橋から撮影) (〇で囲った建物が仮設棟) 近づいてみると… ここが実況席。 室内に放送機材を置いて、 小窓から少し顔を出して、コースを眺め実況します。 ちなみに同じフロアに裁決や決勝審判の方が同居しています。 (外ラチ沿いに建つ仮設棟) コースとの間隔がなく、角度がつかない為、 肉眼(双眼鏡)で見ると、直線は真正面から馬が走ってくるように見えます。 その為、前後関係(例えば、先頭馬と後続馬の間に何馬身あるのか) を確認する時はモニターも使いつつ実況していました。 (ゴール板を望む) ゴールのほんの少し手前で見ている為、 「ゴールイン!」のタイミングを合わせるのが、 難しかったですね。 これは1500m戦の発走前。 コースに近いので、スタートの瞬間は中々の迫力でした。 1200mのスタート地点。 1000mのスタート地点。 3コーナー付近を望む。 (写真が粗く見えるのは、網戸越しに撮影した為です) 内馬場大型ビジョンの向こう側を含む、 いくつかの死角や、真正面から見ているように感じる直線など、 中々手ごわい実況席でした。 時には窓から身を乗り出したり(もちろん安全な範囲で)、 モニター映像を活用したり、いろいろ工夫しながら実況しましたが、 お世辞にも上手とは言えず、聞き返したら「撮りなおしたい!」 と思うような出来栄えの実況も多々あったように思います。 実況席は往々にして、 ゴール板の近くにあるものですが(一部極端な例外あり)、 競馬場によっては、決勝線より少し離れていたり、 外ラチとの距離が近かったり、 また高さも競馬場ごとに結構異なっており、 場ごとの"クセ"があるものです。 例えば、大井競馬場のナイター開催で5日間業務した翌週、 浦和競馬場の昼間競馬で実況すると、前の週の感覚が抜けず、 思うように喋れない…と思うことがよくあります。 先週金曜日に仮設実況席での最後の実況を終えましたが、 最後までこの実況席の"コツ"を掴むことはできませんでした。 試行錯誤し続けたまま、引っ越しの日を迎えたという感があります。 これから2月14日の次開催初日に向け、 本格的な引っ越し作業が始まるものと思いますが、 実はまだ新スタンドに入ったことがありません。 果たして新実況席からの眺めはどんなものでしょうか。 そして実況そのものにも変化はあるでしょうか。 2月の開催が待ち遠しいですね。 (仮設実況席から1200m発走地点を眺める筆者。提供:真鍋元カメラマン) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年01月17日 22時51分10秒
[百瀬 和己] カテゴリの最新記事
|