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カテゴリ:坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今回は、名古屋からのリポートです。 (取材日:1月18日火曜日) ![]() 開門前の様子 良いお天気ですが…この直前まで雪が舞っていて、とにかく寒い! ![]() 取材日の前日、1月17日月曜日 2R キタノインスパイアで、戸部尚実騎手が通算3000勝達成! ![]() (この写真は主催者広報提供) 翌18日火曜日に、記念セレモニーが行われました。 ![]() セレモニーでのインタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルのYoutube動画でご覧下さい。 ![]() 資料画像です 昨年11月の東海菊花賞・ナムラマホーホで勝利 58歳 デビューからまもなく39年 「怪我は本当に多くて…でも、治る怪我ばかりだったから、ここまでやって来ることが出来ました。がむしゃらに頑張るでもなく、平常心でコツコツやって来たのが良かったのかな。」 彼の歩んできたみちのりが、うっすらと見えてくるような、そんな言葉でした。 ![]() 彼もまた、その存在、レジェンドの域に達しつつあります。 師匠、兄弟弟子揃って、しっかりとしたときの流れを感じさせる記念写真になりました。 今年は例年以上に、シーズンオフのある競馬場から各地に短期移籍で冬季移動する騎手が多くなりました。 ![]() 岩手から、菅原辰徳騎手 28歳 年が明けて13年目 オミクロンにつき、マスクはしたままで。 一昨日17日から騎乗を開始しました。 その初日に早速1勝。 騎手紹介式でのインタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像でご覧下さい。 ![]() 「佐賀・高知・笠松とシーズンオフには短期移籍してきたんですが、今回は4~5年ぶりですね。笠松に行ったときにも名古屋で乗る機会はなかったので、今回が初めて。2月中旬に岩手で調教が始まるまでの帰還で色々考えたら、名古屋しかないな、と思い、主催者にお願いして受け入れて頂きました。」 ![]() レース後の上がりのシーンをカメラで狙っていたところを見つかり、まんまと睨まれる(汗) 「名古屋は、水沢よりも1コーナーまでの距離が長いので、最初の先行争いが激しくて重要だという印象です。(滞在期間中の)具体的な目標、というより『社会勉強』だと思っているので、様々なことを吸収して、結果も残したいですね。」 騎乗開始の初日から湧かせている彼の姿が、これからもっと存在感を増してくることでしょう。 たまたま…もうひとり名古屋に来ていました。 ![]() 同じく岩手から、岩本怜騎手 20歳 年が明けて4年目 先週の開催から、笠松へ短期移籍して騎乗しています。 「一昨年は佐賀、昨年は大井に短期移籍で行く予定だったのに、コロナで行けなくなって……今年は短期移籍で移動している人が多くて、もういっぱいだった競馬場もあったのですが、笠松で受け入れて頂きました。」 ![]() 「(岩手での)昨シーズンが不振で……」と切り出す彼。 「色々考えて試している間に『軸がブレてた』んですよね。乗り方とか、鐙の長さとか。それでいま笠松では、これっていう形で乗って、良い感じです。前の開催で惜しいレースがあったのに勝てなかったので、とにかく次の開催で1つ勝ちたいですね。」 ![]() 来週火曜日には、高知の全日本新人王争覇戦への遠征も控えています。 「ひとり(浦和の赤津和希騎手)を除いて、みんな後輩なんですよね。ここは先輩の力を見せられるように頑張りたいです。その高知も含めて、とにかく色んな所で乗りたい。これは騎手をやめるまで変わらないと思います。違うところで乗る経験が、力になると思うんです。」 ![]() レースのあと、何事か言葉を交わしつつ一緒に上がって来る 左が岩本零騎手 右が菅原辰徳騎手 メインレースは、3歳馬の重賞・新春ペガサスカップ(1600m)でした。 ![]() ![]() 最初のコーナーまでが著しく短い、名古屋の1600m戦。 先行争い激化を想定していたのですが…… 大外からレイジーウォリアーの行き脚が優って、あっさりとハナ。 最初の正面では、このようにすんなりと隊列が決まって、レースはこのまま勝負所まで流れて行きました。 ![]() まさに「すんなり」 前の並びもかわるどころか、むしろレイジーウォリアーがアップテンペストを一方的に突き放していきました。 ![]() 7馬身差 ![]() 今井貴大騎手の勝利騎手インタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像でご覧下さい。 今井騎手は、それまで乗っていた丸野勝虎騎手が戦列を離れている間の2戦、見事に代役の務めを果たしました。時期的にも、結果が求められる局面だっただけに、今日の勝利も含めて価値があります。 ![]() 今週の開催は、金曜日まで。 明日20日木曜日も、古馬の重賞・マイル争覇(SP2)が行われます。 ![]() 土古のこの競馬場でレースが行われるのも、このカレンダーにある日だけになりました。 あっという間だな…きっと。
最終更新日
2022年01月19日 20時19分35秒
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