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2022年06月09日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 きたる6月14日火曜日はダービーデー!岩手のダービー『東北優駿』が行われます。“ダービーシリーズ”として行われる地方競馬各地のダービーも全8レース中4レースが既に終了して後半戦に入りました。ここで生まれる8頭の“ダービー馬”の中に岩手から加わるのは、果たしてどの馬でしょうか?

 ということで今回は東北優駿に出走予定の馬たちからピックアップして、各馬を管理する調教師さんに近況やレースに向けての意気込みをうかがいました。

 まずは3歳三冠第一戦であり東北優駿の前哨戦ともなったダイヤモンドカップの上位馬から。優勝したグットクレンジングについて板垣吉則調教師のお話です。


★グットクレンジング(ダイヤモンドカップ優勝)

「ダイヤモンドカップからダービー直行は当初から決めていたローテーション。好調をキープしていると思いますよ。
 2000mという距離はこの馬にとってベストの距離ではないかもしれない。血統的なものから想像したりしてね。その意味では他の馬との戦いというよりも自身との戦いということになるのかもしれない。ですが、折り合いにはあまり苦労を感じないレースぶりですし、ここまでも距離を意識した調教をしてきたつもり。好調さを活かしてくれると思っています(板垣吉則調教師)」

 昨年7月に門別でデビューした同馬は未勝利戦を勝ったのちに門別3戦1勝で高知に移籍。高知では4戦2勝2着2回、重賞2着の成績を挙げて今度は大井へ。そこでは一戦のみで今年の春に岩手に転じて・・・というグットクレンジング。転入初戦のスプリングカップはクロールキックに敗れましたが二戦目のダイヤモンドカップは完勝の形で重賞V、三歳三冠の一冠目を手にしました。
 父コパノリチャードとなると長い距離向きの印象はあまりないですが、母方の近親には芝の中長距離で活躍した馬もいます。2000mはそもそもどの馬にとっても未知であり課題になる距離。自身との戦いも勝ち抜いて二冠目を獲得してほしいもの。


 ダイヤモンドカップの上位3着までには東北優駿の優先出走権が与えられています。同2着だったフォルエルドラドもここに出走予定。


★フォルエルドラド(ダイヤモンドカップパドック)

「重賞を勝てる力は持っていると感じる馬。自分の走りができて、ダイヤモンドカップの時のような戦いができれば、楽しみもあるでしょう(櫻田浩樹調教師)」

 フォルエルドラドも昨年5月に門別でデビューした馬。後にやはり岩手に来たボサノヴァやヴォルテッラと同じレースを戦ってその時は9着でした。門別では未勝利のままシーズン終了と同時に岩手移籍、1月2日に初勝利、冬休みを挟んだ3月22日に2勝目を挙げています。
 前々走2着から前走6着と成績にはまだつかみ所が無い印象が残りますけども、ダイヤモンドカップの2着、その前の3歳A級戦での3着など世代上位で戦えそうな力をしばしば見せているのも確か・・・といえそうです。


 ダイヤモンドカップ3着のフェルゼンハントは昨年7月4日に行われた、昨季の岩手での芝の新馬戦勝ち馬第一号になった馬です。その時の勝ちタイム58秒9は開幕週の状態が良い芝だということを考慮しても目を惹く好タイムでしたね。


★フェルゼンハント(ダイヤモンドカップ返し馬)

「休み明けを一度叩いたことで調子はあがってきています。ダービーに向けては距離なども意識した調整をしてきました。芝の新馬戦を勝ちましたし芝の方が成績が良いですが、芝の短距離だけの馬ではないと思っています。なにぶん5月31日生まれという遅生まれですから昨年などは体もできていなかった。体ができてくればダートでも・・・は前走で見せていますしね。まだまだこれから良くなってくる馬。2000mは楽な距離ではないけれど先々の糧にもなってくれるでしょう(飯田弘道調教師)」

 2歳時の成績だけを見れば“芝、マイルまで”と結論づけてしまいたくなりますが、昨年12月の寒菊賞4着・ダイヤモンドカップ3着の直近二戦をみればダートにも手応えあり。ここでどんな戦いをみせてくれるか?はたしかに楽しみです。


 今年から初夏に移動してダービー前の最終切符的な位置づけになったイーハトーブマイル。ここまでの重賞戦線の上位馬が人気上位に推されていましたが、それらを押しのけて勝ったのが重賞初挑戦のフジクラウンでした。


​★フジクラウン(イーハトーブマイル優勝)​

「前走後も順調に来ていまして、好調を保っていると言って良いと思います。2歳時はなかなか思うようにレースを使えなかったのですが、今年は、例えば前々走から前走の間が中一週、中間の調教もしっかりやっていて馬体重が+3kg。それだけ馬が良くなってきているのだと思うんですよね。
 距離に関しては未経験ですからなんとも言えないし、だからああしたらいい、こうしたらいい・・・という事もいえませんが、折り合いに難のあるレースはしていないから大丈夫だろうとは思っています。2000mでも前走のような形で戦えればいいですね(瀬戸幸一調教師)」

 2歳のデビュー前から調教師の期待馬としてその名前をうかがっていたのがフジクラウンでした。その2歳時は素質の片鱗を感じさせたものの結局重賞に挑む事ができず、春の初戦も1番人気で8着。しかし、そこから一変し始めて春の2戦目を3着、そこから1着→2着→1着で一気に重賞勝ち馬の座にまで駆け上がってきました。そうですね、“遅れてきた大器”といっておきましょうか。この馬もどんな戦いを演じてくれるのか注目です。


 3歳牝馬のあやめ賞を制したマルルットゥもダービーに挑戦します。


★マルルットゥ(あやめ賞優勝)

「調子は変わりなく来ていますね。2000mが合うかどうかは分かりませんが、これまでのレースぶりからはじっくり動ける距離は戦いやすいのかも。この先の3歳牝馬路線が長い距離になっていきますから、その時のための経験にもなるでしょうからね(佐藤雅彦調教師)」

 2歳時から既に何度も重賞に挑んできたマルルットゥ。その昨年は同厩だったアップテンペストの方がより派手な活躍をしていたことでちょっと目立たない存在でしたが、年が明けて急成長、勝ったあやめ賞だけでなくイーハートーブマイル3着・スプリングカップ5着など牡馬とも戦える力を付けてきたように見えます。
 3歳牝馬重賞の二冠目・ひまわり賞は1800m、三冠目OROオータムティアラは2000m。それを見据えればここで2000mを経験するのは同世代のライバル達に対してのアドバンテージにもなるでしょう。もちろんここでの上位争いも十分に可能なはず。今季ここまではそれができるだけの好調さがありましたからね。


 出走すれば有力馬の一角になると思っていたクロールキックが不在になったこともあって、今年の東北優駿は混戦ムードがより濃くなったのではないでしょうか。
 ただ、今回お話を伺った馬たち(優先出走権3頭と3歳の重賞勝ち馬ということでピックアップしました)はいずれも、未経験の距離はともかくとして、ダービーに至る調整は順調に進めてきたという手応えは感じました。今回採り上げなかった中にも“一発”があってもおかしくない馬はもちろんいますし、様々な想いがぶつかるダービーという一戦、見応えのあるものになってくれるような気がします。






最終更新日  2022年06月10日 13時56分28秒



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