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2022年08月15日
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カテゴリ:百瀬 和己
こんにちは。
隔週月曜日、今日の担当は㈱耳目社の百瀬です。

本日、馬の話題は出てきません。
​予めご了承ください。今日のテーマは「バス」です!


金沢競馬で仕事をしていたある日の事。
事業局の事務所に置いてあった
ファンバスの時刻表にふと目が留まりました。





競馬場への無料バスというと、
比較的競馬場に近い駅から
出発しているイメージがありますが、

金沢競馬場の場合、
市内の中心の金沢駅からだけでなく、
県内でも金沢市から離れた能登半島の和倉温泉や、
県外の高岡駅から来る便など、
かなり長距離を走るものもあります。

その存在は以前から知っていましたが、
何気なく手に取った時刻表を眺めながら
「随分長距離を走るファンバスがあるなぁ~」
としみじみ思いを巡らせていると、
ある疑問が生まれたのです。



「ファンバスで一番長い便ってどれくらい走るんだろうか?」
きっとこんな事を考える競馬ファンは私くらいだと思います。


でも、思っちゃったんだから仕方ない。


本日はきっと本邦初公開!
『地方競馬場・ファンバス長距離ランキング!』
を発表したいと思います。

まずファンバスとは何か?

この調査に当たっては以下の3点を満たすバスを
「ファンバス」と定義することにしました。


1.競馬場へのアクセスを目的に運行しているもの
2.定期運行している路線バスとは異なり、
  競馬開催日や場外発売日など
  競馬場の営業に準じて運行しているもの
3.無料で乗れるもの


競馬場にアクセスする為のバスにはいくつか種類があり、
例えば、定期運行している路線バスで「〇〇競馬場前」などの
バス停を通る便などは、これに該当しないものとします。

また、競馬場での乗車に限り無料
(例:品93系統、大井競馬場‐目黒駅)
などのバスも除外しました。

さらに有料の乗り合いバスも
今回も集計からは外しています。
(佐賀競馬場の「友の会バス」など)


「無料で乗れる、競馬ファン向けの送迎バス」
これを「ファンバス」としました。


さらにコロナ禍による無観客開催により運行を休止し、
入場再開後もバスの運行を取り止めているバスもあります。

しかし、今回のランキングについては
休止便も含む形で作成しています。


距離の計測にあたっては、
各バスの運行する正確なルートが分からない為、
Mapionの​「キョリ測」​を使って
出発点と競馬場を直線で結び、
計測された数字を採用しています。



(こんな感じで集計しました。姫路競馬場~姫路駅)


​実際の走行距離と異なること
をご理解頂きたく思います。



それでは参りましょう!
地方競馬場ファンバス、運行距離ランキング!


走行距離が短いものからご紹介致します。
まずは約5km以下のバスを一挙紹介。
(小数点第2以下切り捨て)


・浦和競馬場~南浦和駅(約1.0km)
・園田競馬場~園田駅(約1.6km)
・帯広競馬場~帯広駅(約1.7km)​※現在運休中​
・大井競馬場~大井町駅(約1.8km)
・水沢競馬場~水沢駅(約2.2km)
・姫路競馬場~姫路駅(約3.4km)
ここまでは乗車時間20分以内。
頑張れば歩ける距離!?かも知れません。



(浦和競馬場のファンバス)


続いて5km以上10km以内。

・園田競馬場~阪神尼崎駅(約5.8km)
・金沢競馬場~金沢駅(約6.9km)
・盛岡競馬場~盛岡駅(約7.0km)
・高知競馬場~高知駅(約7.1km)​※現在運休中​
・名古屋競馬場~近鉄蟹江駅(約8.7km)

園田競馬場を除くと、最寄駅から競馬場まで
徒歩で行くのはかなり厳しい感じがしますね。
10km圏内で乗車時間は30分近くになります。



(ファンバスのバス停。金沢駅金沢港口ロータリー)



ではいよいよ10km越え!
長距離ファンバス、ベスト7を発表します!


第7位:名古屋競馬場~サンアール名古屋(約10.1km)

現在は場外発売所になっている旧名古屋競馬場と
新競馬場を結ぶバス。開催日のみ3往復運行。


第6位:金沢競馬場~平和町(約10.6km)

金沢市郊外の平和町から、兼六園下、香林坊、武蔵ヶ辻など
金沢市中心を経由する路線。開催日のみ1日1往復。



(平和町行。金沢競馬場ロータリーにて)


第5位:名古屋競馬場~名古屋駅(約15.9km)

名古屋駅(名鉄バスセンター)と名古屋駅を結ぶ。
時刻表によると乗車時間は約40分。
開催日3往復。


第4位:金沢競馬場~高岡駅(約32.5km)

ついに30km越え!
今回紹介した全路線で唯一県を跨いで走ります。
"路線バスの旅"で大変重宝しそうな路線です(笑)
開催日1往復。


いよいよベスト3!


第3位:金沢競馬場~粟津駅口(約38.2km)

石川県の南部、加賀方面からのバス。
40km近くの距離を無料で乗れると聞くだけで、
とてもお得な気持ちになるのは私だけでしょうか。
開催日1往復。


第2位:金沢競馬場~七尾駅前(約51.8km)

能登半島の中ほど、七尾駅から
更に先の和倉温泉に立ち寄り、金沢市内までの
能登半島にある主要な街を経由し競馬場に向かうルート。
ついに50km越え!こちらも開催日1往復。


いよいよ1位の発表!
金沢競馬場の上位独占なるのか!?

でもその前に…


ファンバスの運行形態には、
大きく分けて2種類が存在します。

1つは競馬場営業時間内は時間帯を問わず、
最寄り駅と競馬場それぞれから定期的に
バスが出発する、いわゆる"ピストン運転"タイプ。
(浦和競馬場、園田競馬場など)

もう一つは、
開門時刻や1R発走時刻に合わせて"行きの便"を、
メインレース後や最終レース終了後に"帰りの便"を運行する
"非ピストン運転"タイプと2種類があります。
(あまり良い表現が見つからず…汗)

浦和、園田以外の競馬場はこのタイプが多いです。



それでは発表しましょう!

堂々の第1位は……


門別競馬場~札幌駅前(約79.5km)※現在運休中​


さすがは北海道!
他の路線とは比較にならない長さ。
北海道の大きさを改めて実感する結果になりました。

ちなみにこのファンバス。
10年ほど前、私がこの世界に入る前でしたが、
ファンとして門別競馬場に訪れた際に乗車しました。
いわゆる路線バスタイプのバスではなく、
高速バス用の大きなバスだったと記憶しています。
(10年前なので今は変わっているかも知れませんが…)

そして現在、このバスは運行休止中とのことですので、
門別競馬場へ訪問予定の方はご注意下さい。


(2012年5月に訪れた時の門別競馬場。バスの写真は見つからず…)


本稿の執筆に際しては、
各競馬場の公式HPのアクセスページを参照しましたが、
各ファンバスの運行状況については、
必ず主催者発表のものを再度ご確認下さい。

コロナ禍による無観客開催実施の結果、
ファンバスも運行を取りやめ、
入場再開後も引き続いて取り止めていたり、
路線が変更、廃止になっていたりする場合があります。

数年前と状況が変わっていることもありますので、
久しぶりに競馬場に行かれる方は、
どうか改めてアクセス方法をご確認頂きたいと思います。


最後に金沢競馬のファンバスについて
詳細にまとめているサイトを見つけ、
今回、非常に参考にさせて頂きました。
(​「金沢競馬ファンバス」​)



さて今回は地方競馬場に限定し、
無料送迎バス、「ファンバス」について考察してきました。

たくさんの反響と時間がありましたら、
いつか多種競技を含めた公営競技場ファンバスランキングを
ご紹介したいと思います。





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最終更新日  2022年08月15日 19時59分14秒
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