2023/11/25(土)06:30
黒鷲vs不死鳥の激闘 × 夢舞台への挑戦 × 園田金盃ファン投票最終結果
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。
耐震工事で2年以上閉鎖されていた阪急園田駅 高架下商業施設「園田阪急プラザ」。
リニューアルと共に名称も変更!!
『sonon(そのん) そのだ』が11月22日にリニューアルオープンしました。
https://sonon.hankyu.co.jp/
全30店舗のうち19店舗が新たに加わるとの事。競馬場へお越しの際は是非お立ちよりください。
今週は火、水曜日は雲一つない快晴。木曜日の祝日開催は雲が多めでしたが良いお天気。同日に阪神、オリックスの優勝パレードがありましたが多くのお客様が来場されました。
日没が17時前になって明るい時間が短くなった11月の中旬。昼間は20℃前後まで上昇しますが、朝晩の気温は一桁台になりました。寒暖差の激しい時期はまだまだ続きます。
今週は重賞ウィークでゴール板も特別仕様にチェンジ!
♦キャリアハイ更新!
11月23日 (木)の第1レースで鴨宮祥行騎手が勝利し今年の81勝目。去年マークした自身のキャリアハイを更新しました。その後の9レース、10レースを連勝し勝ち鞍を83勝まで伸ばしました。
同日の第5レースで田中一巧厩舎がキャリアハイとなる今年の55勝目を挙げました。翌日の24日に42歳の誕生日を迎える田中一巧調教師。1日早いバースデーWINとなりました。
その田中一巧厩舎所属のチェスナットコートがジャパンカップ(G1)でラストランを迎えます。天皇賞春での入着経験があり海外遠征も経験したベテランが府中の晴れ舞台に立ちます。
※オールカマー パドック 原山実子さん撮影
◎11月26日 JRA東京競馬場第43回ジャパンカップ(G1)芝2400m
チェスナットコート(田中学騎手・田中一巧厩舎)クリノメガミエース(吉村智洋騎手・石橋満厩舎)
↑兵庫クイーンカップの返し馬 斎藤寿一氏撮影
クリノメガミエースは18番目に入り大舞台への出走が叶いました。去年は「ぎふ清流カップ(笠松)」をV。楠賞、園田金盃、今年の新春賞で3着と善戦。今年はグランダムジャパン古馬シーズンで上位着にまとめていました。
田中学騎手、吉村智洋騎手はJRAのG1初騎乗となります。兵庫勢へのご声援宜しくお願いします。
YouTubeにチェスナットコート、クリノメガミエースの紹介VTRが公開されています。是非ご覧ください!
チェスナットコート バージョン
https://youtu.be/Sw-VwbNPJ3I?si=922mIe2nn-muwVE4
クリノメガミエース バージョン
https://youtu.be/xYYNLYK1EV0?si=9hef1QxUV8x8W_d8
♦兵庫勢 他地区遠征結果
◎11月19日 JRA京都競馬場
秋明菊賞 フェリシス 8着
◎11月21日 笠松競馬場
第19回 笠松グランプリ(全国交流重賞)
パールプレミア 5着
◎11月21日 盛岡競馬場
レディスジョッキーズシリーズ
佐々木世麗騎手 5着、2着
盛岡ラウンドを終えて現在第3位。来年3月の笠松ラウンドで逆転優勝を狙います。
♦”鷲vs不死鳥” 痺れるマッチレース ~兵庫ジュニアグランプリ~
11月22日(水)、園田競馬場で2歳馬のダートグレード競走、第25回兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)が行われました。
※斎藤寿一氏 撮影
快晴の空の下で争われた出世レースはJRAのイーグルノワールが勝利。サトノフェニックスとの一騎打ちを制し、3連勝で重賞初制覇を飾りました。
スタートは若干バラつきますが大きな遅れはありません。まずラブミーテキーラ、オーキッドロマンス(JRA)が前に出ますが、北海道のトラジロウがスタンド前でハナを叩いて主導権。序盤はペースが流れました。オーキッドロマンスが競りかけるように2番手。
イーグルノワールは無理せず4番手追走。先行馬を見ながらレースを進めます。サトノフェニックスは中団でイーグルノワールの背後へ。ゼルトザームは8番手で最初のコーナーを通過。
向正面からサトノフェニックスが進出を開始。勢いがつくと一気に先行集団に接近。イーグルノワールも負けじと抵抗。ゼルトザームも後方から追い上げ始めます。逃げるトラジロウはJRA勢に飲み込まれて後退しました。
※斎藤寿一氏 撮影
イーグルノワール、サトノフェニックスの人気馬2頭が馬体を併せて直線へ。外のサトノフェニックスが一旦前に出ますがイーグルノワールが伸び返します。
ゴールまで続いた2頭の追い比べは並んだままゴールを通過。手に汗握る争いはハナ差でイーグルノワールが競り勝ち人気に応えました。
※斎藤寿一氏 撮影
2番人気のサトノフェニックスは惜しくも2着。タイトルまであと一歩でしたが、地方馬場も対応。将来に繋がる走りを見せてくれました。
後方追走のでゼルトザームは3着。砂を嫌って位置を下げましたが良い脚で追い上げました。今年はJRA勢がワンツースリーを決めました。 地方勢の最先着は北海道のストリームで4着。名古屋のミトノウォリアーが5着。5連勝中のトラジロウは8着に敗れました。 デビューからコンビを組むJRA松山弘平騎手は兵庫のダートグレード2勝目。2020年の兵庫ゴールドトロフィー以来、3年ぶりの勝利です。
松山弘平騎手コメント
「返し馬から行きっぷりが良く、馬は気合いが入っていましたね。ただ、コーナ4つの小回りコースなので少し忙しいのではと感じていました。スタートを決めてくれて園田の馬場も上手に立ち回ってくれましたね。1400mでも勝てたので様々な距離に対応出来ると思います。これからもまだまだ良くなる馬なので将来が楽しみです。」
JRA音無秀孝厩舎は兵庫のダートグレードは2勝目。クリソベリルで勝利した2021年の兵庫チャンピオンシップ以来の勝利となりました。
音無調教師コメント
「前回から+12kgで若干太めでしたが良い馬体だなと思っていました。厳しい競馬で直線差し返して根性がある馬ですね。新馬戦の走りを観て芝よりダートの方が向いていると感じてダートへ転向させました。馬が結果を残してくれて、あの決断が良い方向にいきましたね。次走は2〜3日様子を見て決めますが、来月の川崎(全日本2歳優駿)を視野に入れています。」
イーグルノワールは新種牡馬『ブリックスアンドモルタル』産駒。ゴンバデカーブースで勝利した先月のサウジアラビアロイヤルカップに続き、産駒2度目の重賞制覇となりました。初年度から芝、ダートの両方で活躍馬を輩出しています。
芝のデビュー戦(4着)を見て音無調教師はダート適性があるとジャッジ。2戦目の小倉ダートでの初勝利から3連勝で初タイトルを獲得。早期の決断が実を結びました。スピードと器用さを持ち合わせた将来期待のホープが2歳ダート王者を目指します。
♦園田金盃ファン投票結果
12月7日(木)に行われる兵庫のグランプリレース『園田金盃』のファン投票最終結果が発表されました。
最多得票はイグナイターの3290票でした。出走予定の上位6頭がファン投票選定馬となります。
ラッキードリーム
スマイルミーシャ
ベラジオソノダラブ
ツムタイザン
アキュートガール
エイシンビッグボス
記者選抜2頭、出走予定自場賞金上位(予備登録馬)4頭を含めて12頭で争われる予定です。
ラッキードリームの連覇か?勢いに乗るツムタイザンか?3歳馬が古馬を蹴散らすのか?好メンバーが揃うグランプリレースにご期待ください!
【騎手の引退のお知らせ】
田村直也騎手(園田・田中範雄厩舎)の騎手免許を11月16日付けで取り消しましたのでお知らせいたします。
生年月日:1984年12月3日
初騎乗:2016年 9月8日
初勝利:2016年11月2日
通算成績:地方:1399戦29勝、中央:なし
次週の園田競馬は4日間開催です!!
11月28日(火)、29日(水)、30日(木)、12月1日(金)。月跨ぎのシリーズです!