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奥村 武

2013年12月30日
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カテゴリ:奥村 武
奥村

東京大賞典が終わりました。

結果は入場者数、売上ともに過去最高を記録したそうです。

やはり有馬記念という中央競馬最大のイベントが終わり、競馬ファンが競馬に飢えていたのが最大の要因だそう。

その飢えが頂点に達したのが有馬記念からちょうど1週間後の日曜日だったのでしょう。

ベルシャザールやエスポワールシチーを欠くメンバー構成で、中央の馬は条件を勝ち上がったばかりでも出走出来た今年。

それでも売れた要因は一体何なのでしょうか。

もちろん勝ったホッコータルマエ、2着のワンダーキュート、3着のニホンピロアワーズは素晴らしい競馬を見せてくれましたし、逃げたサトノプリンシパルも若さとチャレンジ精神を発揮して十分に楽しませてくれました。

ローマンレジェンドがトラブル無く競走に参加していたらもっと面白い競馬になったでしょう。

中央のメンバーは充実していたと思います。

しかしですよ、対する地方競馬のメンバーは・・・

ルールが整備されていて、そのルールに則って出走してくるわけですからそのことに対しては一切問題ないと思います。

そのチャレンジ精神や競走を盛り上げたいと願う思いはみんな一緒だと思います。

素晴らしいものです。

しかし一方で出走したお馬さんの単勝オッズはすべて万馬券です。

興行面からすると、馬券を買ってレースに参加するお客様にとってはほとんど興味がなかったといえるのではないでしょうか。

結果、トラブルがあったローマンレジェンドにカキツバタロイヤルが先着を果たしましたが。

同じレースを走らせることに疑問を感じてしまいます。

おそらくあまり競馬をよく知らずに競馬場に来たお客さんも同様に感じているのではないでしょうか。

オープンのレースですから、全てに対してオープンで良いのでしょうか。

選定馬重賞とルールには書かれていますが、本当に選定しているのか。

地方と中央の壁。

おそらくそういう話になるのでしょう。

しかし、そもそもこの壁自体本当に必要なのでしょうか。

やっている仕事は同じです。

賞金や手当が豊富にあるところに良いお馬さんがたくさん集まるのは当然の理です。

そろそろ競馬の再編を考えなくてはいけない時期に来ているような気がします。

今のままで交流重賞を継続するのは賭け事としてあまり健康的とは言えないでしょう。

地方競馬には中央競馬に負けない魅力と情熱と、何より恵まれない環境の中でお馬さんを育て上げる技術があります。

そんな中から中央のエリートを負かすようなお馬さんが出てきて欲しいと思う気持ちは、日本人の心の中にはみんな持っているものでしょう。

そんな地方競馬を私はこれからも応援していきます。

そして絶対に負けないように頑張ります。

本日をもってこの楽天ブログを卒業します。

みなさん長い間本当にありがとうございました。






最終更新日  2013年12月30日 12時29分38秒


2013年12月23日
カテゴリ:奥村 武
奥村

遅くなってすみません。

さて実は私10月にフランスの競馬場巡りをしてきましたのでそのご報告を。

まずは競馬の前にフランス調教馬の拠点となるシャンティイ調教場を訪れました。

ここがオルフェーヴルが最終追い切りを行った事で有名なエーグル調教場。

シャンティイ 原っぱ.jpg

エーグルとはフランス語でイーグルのこと。

つまり猛禽のワシです。

因みにシャンティイ調教場の話しになると良く耳にする4000m近い坂路コースはリオンの坂と呼ばれています。

このリオンという言葉はライオンの事だそうです。


それにしても広いですよね。

だだっ広い原っぱに小さな目印が置いてあるだけ。

こんなところ馬に乗って走ったら気持ちいいだろうな。

そしてこれがキズナが最終追い切りを行った(多分・・・)直線のコース。

シャンティイ 直線芝.jpg

これまたスケールの大きいこと。

どのコースにも言えることですが、自然の丘を利用したコースは本当にタフです。

馬も強くなりますよね。

そして最初に訪れた競馬場はコンピエーニュ競馬場。

とっても小さな競馬場ですが、見て下さいこの直線。

コンピエーニュ 直線 登り.jpg

多分700m位はあると思われます。

しかも直線の入り口からゴールまでずっと上り坂。

恐ろしくタフなコースです。

ゴールしてすぐに急な1コーナーがあるんですけど、何てことはないみんなゴール過ぎて追うのをやめたら50mくらいでぱったり止まります。

こんな田舎の小さな競馬場ですが騎乗しているのはスミヨン、ルメール、クラストゥス、ジャルネ、ギュイヨンとトップクラスばかり。

コンピエーニュ レース1.jpg

この日は平日にもかかわらずペリエがいないくらいでみんな参戦。

非常に厳しいレースが展開されていました。

因みにスミヨン騎手は平地の他に障害競走やけいが速歩競走にも毎年参戦しています。


そして翌日にはパリで最も美しいといわれるサンクルー競馬場へ。

サンクルー レース.jpg

ここで初めて気付いた事が。

サンクルーのパドック左回りだ。

サンクルー パドック.jpg

ヨーロッパはみんな右回りだとばかり思っていました。

思い起こせばコンピエーニュは馬場が左回りでパドックも左回り。

サンクルーも同様。

ロンシャンは馬場が右回りだからパドックも右回りなのか??

誰か知っている人がいたら教えて下さい!

そしてこの日のサンクルーでは純血アラブの競走がいくつか行われておりその競走にもスミヨンやらペリエやら超スーパースターが騎乗。

サンクルー 純血アラブ.jpg

カタールの王族の楽しみですからそりゃあ乗りますよね。

賞金だって高いのです。

そしてその日はダブルヘッダー。

昼間は平地、夜はなんと

はい、速歩競馬です。

ヴァンセンヌ 返し馬.jpg

日本ではもう行われていない速歩競馬。

速歩競馬ですから走ったらダメです。

でもお馬さんですから隣のお馬さんが走ってしまうと、我慢しててもつられて走り出してしまいます。

失格です。

これはなかなか奥の深い競走でしたね。

普通の競馬のように騎手が騎乗して行う騎乗速歩と、馬車を引くけいが速歩の2種類を行っていました。

ヴァンセンヌ レース.jpg

騎乗速歩は最後の直線で騎手がぎっちり手綱を押さえ込んだまま、普通の競馬と同様にムチでお馬さんを叱咤激励します。

この矛盾が馬に乗る者としては極めて恐ろしいと感じます。

つまり乗馬の基本である扶助の一致がなされていないのですから。

この競技は絶対にお馬さんの精神状態を壊しますね。

恐ろしい・・・

この速歩専門のヴァンセンヌ競馬場はパリ近郊やヨーロッパ各地の優雅なセレブの遊び場とはひと味違った雰囲気です。

一言で言えばギャンブル場といった趣ですね。

ヴァンセンヌ エントランス.jpg

ヴァンセンヌ スタンド内.jpg

平地の競馬は貴族の遊び。

速歩競馬は庶民の遊びといったところでしょうか。

かといって危険な空気や近寄りがたい雰囲気とは違います。

若い女の人同士のグループや子供連れ、おじいちゃんとおばあちゃん。

みんなが楽しむ競馬場です。



そしていよいよフランスナンバーワンのロンシャン競馬場に。

いつもテレビで見ている場所です。

ロンシャン パドック.jpg

そしてこの幅員!

ロンシャン 幅員.jpg

向こう正面にはエッフェル塔も見えており、1コーナーには有名な風車。

ロンシャン エッフェル塔.jpg

まさに憧れの場所です。

この日は重賞競走が複数行われ、シリュスデゼーグルも出走。

ロンシャン シリュスデゼーグル.jpg

そして圧勝。

帰ってくるお馬さんとジョッキーのウイニングランに場内からはなんと拍手喝采。

ロンシャン シリュスデゼーグル ウイニングラン.jpg

どの場面を切り取ってみても絵になる競馬場ですね。



ここからは自慢ですから読まなくて良いです。

普段馬券を買うことが出来ない私。

地方競馬は時々勝負していますが、外国に来ると俄然やる気が出てきます。

もともと競馬も馬券も大好きだった者ですから、血が騒ぐというヤツでしょう。

今回のこの4競馬場、ほぼ全てのレースに参加してなんと400ユーロもプラスでした!!

そして4競馬場全て各競馬場ごとの収支でもプラス。

競馬続けてきて本当に良かった(涙)






最終更新日  2013年12月24日 05時02分45秒
2013年12月16日
カテゴリ:奥村 武
奥村

ショウナンアチーブくん・・・

よくがんばったのですが2着。

厩舎としては今年2度目のG12着です。

うーん。。。


さて、先週は香港国際競走が行われました。

日本の競馬は最後に有馬記念という大一番を控えていますが、世界の競馬シーンはここが今年最後のビッグイベント。

そんな中、ロードカナロアが1200mのスプリント戦では異例とも言える大差で勝利を手にしました。

1200m戦で5馬身差ですよ!

しかも未勝利馬を相手にオープン馬が走っているわけではなく、世界を相手に戦って来た名馬たちを向こうに回して。

ちょっと記憶にないスプリント戦での大楽勝となりました。

ラストランでそのお馬さんの最高のパフォーマンスを発揮できるとはお見事としか言いようがありません。

レーティングがどこまで上がるのか注目ですね。


一方私が最も楽しみにしていた香港マイル。

トレヴやブラックキャヴィアまではいかないものの、私はそのやや下クラスに評価していたムーンライトクラウドは残念ながら6着でした。

グロリアスデイズ、ゴードンロードバイロン、ダンエクセル、エクステンション、スカイランタン等々そうそうたるメンバーが集結。

そんな相手でも・・・

期待はむなしく散ったのでした。

後方一気で楽勝して欲しかった・・・

しかしゲートから出たなりで中団。

そこでじっとしていればと思うのですが。

あくまで個人的な見解ですけど道中じわっと脚を使って先団に取り付いて、4コーナーでは好位集団の直後という競馬は見たくなかったです。

フォレ賞のように自信たっぷりに出たなりの位置でじっとしていて欲しかったです。

勝ったグロリアスデイズの競馬がムーンライトクラウドの競馬だと信じているので。

何か自信を持って乗れない事情があったのでしょうか・・・

競馬はつくづく難しいと感じました。

馬券買えなくて良かったです。






最終更新日  2013年12月17日 08時52分19秒
2013年12月09日
カテゴリ:奥村 武
奥村

皆様のおかげをもちまして、調教師試験に合格しました。

今後とも精進して参りますのでよろしくお願いいたします。


さて、今週は周囲の競馬ファンから寄せられた疑問にお答えします。

友人が一口出資しているクラブ法人馬主のお馬さんが登録頭数が非常に多かった特別競走に出走を予定しておりました。

しかし特別登録馬が極めて多かったため出走の可能性がとても低いと思ったそうです。

ところが「ハンデ優先」によってそのお馬さんはその競走に優先的に出走出来ることとなったそうです。

ではこのハンデ優先とは一体。

特別競走のうち負担重量がハンデキャップによって定められる競走があるのは皆さんご存じですよね。

いわゆる「ハンデ戦」というやつです。

このハンデ戦は特別登録馬が出そろった日の翌日、つまり大体は月曜日ですね。

その日にハンデキャッパーが登録馬の競走成績だけを基準にどのお馬さんにも勝利の機会が均等になるように設定します。

ハンデ優先を決定するにはその定められたハンデキャップ重量に年齢によるアローワンス、南半球産馬のアローワンス、性差によるアローワンスを全て加算します。

まずハンデ優先を理解するためには、この「アローワンス」という考え方を知る必要がありますね。

ではそのアローワンスとは。

1.年齢によるもの

5歳以上馬に対する3歳馬、4歳馬がその成長の差を考慮して減じられる重量のことです。

2.南半球産馬

日本を基準にすると、半年遅れて生まれるのでその競走が行われる時期によって成長の差により減じる重量となります。

3.そして牝馬

牡馬よりも2キロ減量となっています。

この3つの減量されている重量をハンデとして定められた重量に足していきます。

そして算出された重量が重たい方から3頭は収得賞金や勝鞍によらず優先的にその競走に出走できる事と定められています。

つまり様々な微調整を抜きにして考えたときに、能力が高いとハンデキャッパーに認められた上位3頭という事ですね。

1.2.はとてもわかりにくいでしょう。

この二つは競走距離と競走が行われる月ごとに細かく定められているのです。(クリックしてPDFファイルの5ページ目をご覧下さい)

例えば宝塚記念に南半球産の3歳牝馬が出走すると仮定しましょう。

まず宝塚記念で基準となる58キロ(この基本となる重量は競走ごとに競馬番組で別に定められます)から年齢によるアローワンスである5キロが減量されます。

そして牝馬ですから2キロ減量。

そして南半球産馬のアローワンスとしてさらに3キロが減量されることになって

58-5-2-3=48キロで出走することになります。

そこでこの同じ日に同じ距離でハンデ戦が行われるとしましょう。

その南半球産で3歳牝馬のお馬さんに52キロというハンデが与えられたとします。

逆に52+5+2+3=62キロがそのお馬さんに与えられたハンデ重量、つまり能力値と考えるわけですね。

言い換えると持って生まれたハンデキャップを全て足して、どのお馬さんにもハンデがない状態として能力を比較するわけです。

その上位3頭に優先出走を認めるというのは極めて合理的な考え方ですよね。

つまり純粋に能力が高いと評価されたということですから。

このシステム理解できたでしょうか。

競馬のルールは実に細かく定められています。

皆さんも良く理解して参加されると競馬がもっと面白く感じられると思いますのでこの機会を今後も増やしていこうと思います。

今後も面倒がらずどうぞお付き合い下さい。






最終更新日  2013年12月09日 05時42分33秒
2013年12月02日
カテゴリ:奥村 武
奥村

ジャパンカップ、ジャパンカップダートが共に終了しジャパン・オータムインターナショナルも終了。

それに先だってロンジン・ワールドベストレースホースランキングが中間発表されました。

この後香港国際競走デーの後に世界中のハンデキャッパーが香港に集まり最終的な調整を終え、年間を通してのランキングが確定されます。

ではなぜこのランキングが必要なのか?

勝手にランク付けされて面白くない人も出てくるのではないか?

実はこのランキングには重要な役割があるのです。

特に日本のようにインターナショナルカタロギングスタンダーズがパート1に属している国では、一定に条件を満たすとその国の競走の格付けがそのまま国際的にも通用するものとなります。

ですから日本でG1を勝つと(Jpnはだめですが)ヨーロッパやアメリカでG1を勝つのと同等の評価が与えられることになります。

わたしたち競馬ファンの立場からすれば大した大きな問題ではありません。

しかし競走馬を生産されている方々からすると、これは非常に大きな問題です。

繁殖馬としての国際的な評価に直接影響してくるのですからね。

その「競走」の格付け(G1、G2、G3というグレードのことです)に必要となってくるのがこのレーティングになるのです。

重賞競走においてその上位4頭の平均(1着から4着まで、もしくは出走馬中レーティングが高い馬4頭のどちらか高い方)のレーティングを年間レースレーティングと呼びます。

そしてその年間レースレーティングの直近の3年分の平均をパターンレースレーティングと呼びます。

重賞の格付けを維持し続けるためには、賞金水準の維持の他にパターンレースレーティングと直近の年間レースレーティングが共に高い水準を維持しなくてはなりません。

それらの数値を計算するのに使用されるのがこの公式なレーティングとなるわけです。


しかし良く目を通すとこのレーティング、「着差」を基準に定めていることから自分たちが持つ印象とは若干異なる評価となっています。

もちろん基準は目に見えるものでなくてはいけませんから、印象とは異なって当然ですが。

上位に目を向けると130で並んでトップがブラックキャヴィアとトレヴ。

これは納得ですよね。

そして129でアメリカのブリーダーズカップマイルを勝ったワイズダン。

こちらも昨年の年度代表馬ですし今年も馬場がオールウェザーに変更になってしまった1度しか負けていませんからね。

128はノヴェリスト。

キングジョージ、サンクルー大賞、バーデン大賞などの競馬を観ればトレヴとの差が若干理解できないかなと。

そして126にトロナード。

125でドーンアプローチ。

この「差」は直接対決の結果から理解できます。

でもクーンエリザベス2世ステークスを勝ったオリンピックグローリーも125。

ジャックルマロワ賞とフォレ賞を勝った今年無敗のムーンライトクラウドに至ってはわずか123です。

因みに私はこのジャックルマロワ賞、非常に評価しています。

2着がオリンピックグローリー、3着はフランスダービー馬アンテロ、4着はインターナショナルステークスを勝ちブリーダーズカップクラシックでムーチョマッチョマンと大接戦の3着だったデクラレーションオブウォー、そして5着がドーンアプローチですからね。

相手関係が楽だったフォレ賞。距離も1400m。とはいえめったに目にすることが出来ないような強烈な末脚で楽勝。

このヨーロッパマイル戦線は果たして最終調整でどう評価されるのか、香港でのさじ加減に注目です。

ドーンアプローチの2000ギニーまでの強さと連勝が3歳馬にしては高い評価を与えすぎてしまったのでしょう。

結果オルフェーヴル(125)よりトロナードの方が高い評価を得た訳ですからね。

まあ人が決めることですし直接対決のない中で決められるのですから相当難しいものなのでしょう。

厩舎でもこのランキングに入るようなお馬さんを育てないといけませんね。






最終更新日  2013年12月02日 02時44分20秒
2013年11月25日
カテゴリ:奥村 武
奥村

ジャパンカップが終了し今週は阪神競馬場でワールドスーパージョッキーズシリーズが開催されます。

私はここ数年、ジャパンカップよりも楽しみにしているイベントです。

世界最高峰に位置するジョッキーが日本に集結。

隙のない白熱したレースが繰り広げられます。

欲を言えば外国人ジョッキーにもっとたくさん来てもらいというのが私個人の感想ですが。

アメリカ代表が一人というのは残念ですし、日本になじみの深いフランス人にももっと多数参加してもらいたいものです。

そして4レースといわず可能な限り多くのレースに乗ってもらいたいというのが本音です。

外国に行った日本人のジョッキーに話を聞くと多くが「あり得ないところに入ってくる」と言います。

しかしそれが他国では普通だと。

その状況でその空いたスペースに入っていかないと次回の騎乗は無いと。

周囲の目も厳しいのだそう。

そういった厳しいレースを経験して騎手の技術はグングン向上していきます。

日本人でもこのワールドスーパージョッキーズシリーズに出場するレベルの方々は自然とそれくらいは出来る人。

しかしこのシリーズに参加出来ない多くの若手ジョッキーに刺激を与えてもらいと感じています。

プロですし、ジョッキーはステッキ一本で世界中を自由に飛び回ることが出来る職業です。

今フランスで修行している藤岡騎手のように「本気」で向き合っている人は自然と自分の意志で修行に出向きます。

当たり前のことです。

しかしそうはいってもなかなか向上心を持てないのも世の常。

何をして良いか判らないという甘えも良く聞きます。

そんな人達に多いに刺激になると思うのです。

飛び出す勇気を与えるきっかけになるのではないでしょうか。

彼らは騎手免許というなかなか手にする事のできないプラチナカードを持っています。

今は第3場でしか乗れないのかも知れません。

しかしその免許さえあれば数年後にはゲイリー・スティーブンスやジョニー・ムルタ、クリストフ・スミヨンやライアン・ムーアになれるかもしれないのです。

そんな素質のある若手騎手がいることを私は知っています。

少し話がそれましたが、今年もゲイリー・スティーブンスにライアン・ムーア、リチャード・ヒューズらが来日。

年齢層はばらばらですが、一つだけ言えることは3人とも今がとても旬な人。

私が初めて競馬に触れた20年以上前、もうすでにアメリカのトップに君臨していたゲイリー・スティーブンス。

2度の引退を経て今年ブリーダーズカップディスタフとクラシックを制覇。

そんな彼が今なお第一線で大活躍。

私も彼を見ると初心に帰ることが出来ます。

大学生の時初めて訪れたアメリカの競馬場でみた彼の姿は今でも脳裏に焼き付いています。

競馬の主役は馬です。

しかし彼らを引き立たせるのもくすぶらせるのも騎手次第。

今年もどんなパフォーマンスが見られるか、いまからわくわくしています。






最終更新日  2013年11月25日 10時56分23秒
2013年11月18日
カテゴリ:奥村 武
奥村

今週はジャパンカップが東京競馬場で行われます。

外国馬3頭を迎え華やかな開催となりますね。

今年はドゥーナデン、シメノン、ジョシュアツリーが参戦。

日本で実績のあるレッドカドーが出走を回避してしまったのは残念ですが。

ドゥーナデン、ジョシュアツリーの実績は申し分ありませんよね。

ドゥーナデンはメルボルンカップや香港ヴァーズの勝馬ですし、ジョシュアツリーはカナディアンインターナショナルを3度も優勝して来日経験もあります。

両馬をみて感じる事。

フランス、イギリス調教馬ですがタイトルを手にしている国はそれぞれオーストラリア、香港、カナダ。

とにかくフットワークが軽いです。

適性のある場所を探して、いとも簡単に遠征を決行する。

当然お馬さんの能力があっての事ですが、日本のお馬さんは海外へ出て行く事に対してハードルが高い。

二言目には「挑戦」となってしまっています。

きっと彼らにしてみれば、外国に出かけて競馬を走らせることはとっても普通な出来事なんでしょうね。

勝てそうだから行く。

それくらいの感覚でしょう。

日本馬の能力を持ってすればなんて事はないと思うのですが。

国内の賞金が高い、輸送に係わるコストが異常に高い、法律でJRAが海外の馬券を発売できないなどお馬さんが海外へ出て行けない理由がたくさんあります。

しかし欧米で評価の高いG1を勝つと種牡馬としての外国での評価は段違いに跳ね上がります。

国際的に名を知られることはその馬の価値を上げることになりますから。

おそらく欧米各国の種牡馬競走でもサンデーサイレンスの血は喉から手が出るほど欲しいものでしょう。

逆に日本国内では徐々に蔓延してきている状況。

付加価値を付けて種牡馬として輸出するというのも手なのではないかと思いますが。

でもそれくらい気軽に海外の競走に出張出来るようにならないといけませんね、日本も。


話はそれましたが、もう1頭の参戦馬シメノン。

障害馬。

日本だと一度でも障害競走を走ればみんなからそう呼ばれることでしょうね。

きっと異常なほどにスタミナのあるお馬さんなのでしょう。

4000m級の平地のG1でも実績があります。

この何でもあり感ももっと見習うべきものでしょう。

チャンスがあれば障害にもチャレンジする。

適材適所とはよく言いますが、お馬さんの適所なんて正直やってみないと判らない。

試してダメならやめればいい。

そんな感じがひしひしと伝わってくる競走成績です。


昨年はジェンティルドンナとオルフェーヴルの火が出るようなデッドヒートを見ることができました。

見ている人々を釘付けにするような、感動の渦を巻き起こすような素晴らしいレースが展開されました。

今年も今からわくわくしています。

1週間みんなで楽しみましょう!






最終更新日  2013年11月18日 10時58分55秒
2013年11月11日
カテゴリ:奥村 武
奥村

アメリカの競馬の祭典、ブリーダーズカップが終了しました。

今年はなんといってもゲイーリー・スティーヴンス騎手が2度目の復帰を果たしてから初めて迎えるブリーダーズカップ。

見事ディスタフをビーホールダー、クラッシックをムーチョマッチョマンで2レースを制してみせました。

御年50歳。

未だ騎乗ぶりに衰えはなく、それどころかますます円熟味を増し隙のない騎乗ぶりが目を引きます。

復帰後オクスボウで三冠レースのひとつプリークネスステークスを制し、ブリーダーズカップでは2つの優勝。

恐れ入りました。

1999年に一度目の引退。

翌年復帰したものの2005年に二度目の引退。

そして今年1月に現役復帰。

今年はなんと7シーズン近い休みからの復帰となったわけです。

アメリカでは女性のトップジョッキーでゲームオンデュードの主戦を長らくつとめたシャンタル・サザーランド騎手も昨年引退を表明。

この時期ゲームオンデュードの主戦が変更になるという彼女にとってショッキングな出来事がありました。

しばしの時間をおいて、今年現役復帰を果たしています。

つまり、騎手の引退から復帰という出来事自体あまり珍しいものではないのでしょう。

騎手という仕事は自分一人で生き抜いていく職業です。

もちろん調教師や馬主、エージェントなど様々な周辺環境に影響を受けるものですが、基本的にはフリーです。

体調が優れない時期もなるでしょう。

家庭環境が騎乗に影響を与える時だってあるでしょう。

心が乱れ騎乗に集中できないときだってあるでしょう。

そんなとき一度ムチを置きレースから離れることは、心身のリフレッシュに最も劇的な効果を見せるものではないでしょうか。

そしてあらゆる事が落ち着いたら復帰すればいい。

彼らはレーサーですから。

勝利への集中力を持てる時期にだけ騎乗すべきとも考えられるでしょう。

とてもアメリカ的で日本人の仕事に対する真面目すぎる姿勢では真似できるものではないのかも知れませんが。

今年はすでに報道されているとおり、日本でも一度騎手としての現役を引退し調教助手に転身した方が現役復帰を目指して受験中との事。

しかしこの休養期間中、馬から離れずにサークル内で調教助手というサラリーマン生活を行っているのです。

つまり競馬サークルから離れ、外側から競馬を観る時間はおそらく持っていません。

いかにも日本人的な真面目さを感る、現役復帰のエピソードの違いでした。






最終更新日  2013年11月11日 14時17分51秒
2013年11月04日
カテゴリ:奥村 武
奥村

昨日東京競馬場では昼休みに芝コースで第5回ジョッキーベイビーズが開催されました。

毎年子供達が各地区で予選を勝ち抜き、決勝戦として毎年この時期腕自慢が東京競馬場に集結します。

今年は美浦の調教師の息子さんが優勝し、競馬は馬だけでなく騎手も血統かと思われた方も多かったのではないでしょうか。

当然美浦村周辺で育てば馬は周辺にたくさんいますし、実は乗馬クラブなども数多く点在しているため他地区に住む子供達に比べ圧倒的に環境は有利なわけです。

同じ事が栗東でも言えるでしょう。

北海道の日高地方に住む子供達も同様です。

なんとか馬事文化がもっともっと普及して、全国から名手が集まることを期待しています。

しかし、昨日も見ていて思ったのですが入線後になぜみんな落馬してしまうのでしょうかね。

乗馬をされている方なら判ったと思うのですが、入線後に落馬してしまった子の中には鐙が脱げず引きずられてしまうという最悪の落ち方をしたケースも見られました。

みんな馬には達者に乗れる子達ばかりなのですから、無理矢理に止めようとしなくても馬はそのうち勝手に停まる事ぐらいわかっているはずです。

ポニーなのであれだけ全力で走らされればすぐにバテるでしょうしね。

入線後まだ勢いのついているうちにすぐに止めようとするから馬が驚いて、左右に急角度で曲がる事によって落馬してしまうようにしか見えませんでした。

真っ直ぐ流しておけばみんな安全に止められるでしょうに。

毎年見ていてヒヤヒヤします。


話は変わりますが、あるジョッキーが騎乗停止の裁決に対して不満を持ち裁決室の机を倒してさらに騎乗停止を追加されたそうですね。

確かにパトロールを見ると後続馬(被害馬)が柵の内側にあるハロン棒に物見をしているのがわかります。

ハロン棒が怖くて少し体を外に逃がしているようにも見えなくはない。

結果前方の馬に触れ不利となったようにも見えます。

つまり前を走っていた馬(加害馬とされた馬)はもらい事故のような感じでしょう。

しかしパトロールビデオでは加害馬が少し内に入ってきているようにも見えます。

コーナーでの出来事ですからかなり微妙な判定が求められるケースでしょう。

素人目に見てもかなり難しい判定だったと思います。

しかしジョッキーとしてみれば翌週のG1で騎乗馬があったこともこの粗暴な行為に及んでしまった背景にあるのではないでしょうか。

もちろんそんな理由で暴れて良いわけはないのですが。

しかし心境としては判らなくもないですよね。

特にG1ですからその競走の第1回特別登録はもうすでに終えているわけです。

有力馬への騎乗者もほぼ固まっています。

ファンはその特別登録を見て2週後のビッグレースに向けていろいろな展開を予想したり、騎手などへの思い入れも持って期待に胸を膨らませているわけです。

騎乗停止は制裁としてかなり重いものです。

しかし騎乗停止の実効日数はその制裁を受ける騎手の技量によって全く重さが異なってしまいます。

ローカルを中心に毎週数鞍乗れれば精一杯という騎手と、G1への騎乗が控えているトップジョッキーとでは同じ1日ではありません。

おそらく同程度の走行妨害に対してはどの騎手にも同程度の制裁を与えているでしょうから、ここに何らかの係数を掛けないと同様の制裁とはならないような気がします。

今回のケースでもG1や重賞のみ騎乗を認めるとか、G1開催日を除く○日間とか何らかの救済措置がなされても良いのかなと感じます。

騎手が競走中に行った違反行為は厳しく罰するのは当然です。

しかしそんな出来事など全く関係のないファンの期待や夢を打ち破ることは決してあってはならないことです。

制裁と救済のバランスはとても難しい事だとは思いますが・・・






最終更新日  2013年11月04日 12時08分28秒
2013年10月28日
カテゴリ:奥村 武
奥村

久しぶりにスカっとする差し切りを見た気がします。

昨日の天皇賞、ジャスタウェイの末脚は本当に驚異でしたね。

JRAホームページのラップタイムを見ますと1600m地点から1800m地点までの1ハロンはなんと11.5秒。

ラスト2ハロン地点ではまだ中団にいたジャスタウェイですから、先頭のトウケイヘイローまで0.3~0.5秒ほどは遅れていたでしょう。

ですからあの一気に抜け出した1ハロンのジャスタウェイのラップはひょっとすると10秒台の可能性も。

あの切れ味はちょっと・・・もう一度やれと言われても中々簡単にはできないでしょうね、あまりに完璧すぎて。

1頭だけマイルの競馬をした感じです。

馬の体調、道中の位置取り、追い出しのタイミング、馬の精神状態、全体のペース、馬場状態、コース取り全てがピタッとはまった感じがします。

はまったと言うと偶然やたまたまといった風に聞こえてしまいがちですが、決してそうではありません。

馬自身に相当な能力が秘められていてこその現実です。

ですから今後は今回の競馬の再現をいかにして導いていくか。

もしくはまた新たな戦法で馬の持ち味を発揮していくか。

そういった戦いが始まるわけですね。

全く同じレースは絶対にあり得ないわけですからね。

しかし春の中日新聞杯では国枝厩舎のサトノアポロくんが負かした経験のある相手なので、どうしてもアポロくんがいたらと考えてしまいますよね。

競馬というのはいかに順調に、何より無事にレースを迎えられてこそという当然の事を今更ながらに痛感いたしました。

アポロくんの場合怪我その物はそんなに大きなものではないのですが、秋競馬に参戦できなくなったという事実は重く受け止めなくてはいけませんよね。

今年の秋のG1戦線はオルフェーヴルやキズナ、フェノーメノといった強力なライバル達がいないわけです。

こんな環境に参戦していけないのは本当に辛い、見ていて歯がゆい。

来年こそは!






最終更新日  2013年10月28日 10時10分02秒
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