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大川 充夫

2021年07月19日
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カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。今週の祝日事情をきちんと把握しておりませんでした。


さて、またしても動画に出演しました。


今回の動画は、こちら。




You Tube、TCK大井競馬公式チャンネルにて公開された、「競馬場のお仕事」その記念すべき第1回、実況アナウンサー編です。前半10分程度、後半15分弱でしょうか。



6月9日、今年(2021年)の東京ダービー当日、大井競馬場の実況室にカメラが入り、いわゆる密着取材されたモノです。





競馬という興行を作り上げるのには、実にさまざまな職種・役割のひとびとが競馬場内外で働いています。


おそらくこのシリーズの趣旨は、そうした、普段はあまり脚光を浴びることのない、しかし競馬というモノを作り上げるのに不可欠な仕事をする方々の、その仕事っぷり・プロフェッショナルぶりを、世間の皆さまにご紹介するということなのだと推測します。


その最初に、実況アナウンサーたる我々が選ばれたことは、光栄この上ないことですが、むしろちょっと申し訳ない感じのすることです。正直、我々実況アナウンサーは、競馬を作り上げる数多くの職種の中では、常に目立つ位置にいる部類だと思いますので。




しかし、もっと重要でもっと興味深いお仕事の方々については次回以降をお待ちいただくとして。




とにかく、競馬を作る仕事の一環として、実況アナウンサーの仕事ぶりを密着取材、ご紹介いただいたのがこの動画です。




ご覧いただけましたでしょうか?


わたくし、拝見しました。
いや、わたし自身が出てますんで、拝見もなにもないのですが、見た感想は、なんと言っても、





​​編集してくださった方、スゲ〜〜〜!!!​​






でした。



コレ、ホントに密着取材だったのですよ。
始業直後から終業まで、ほとんどず〜〜〜〜〜〜っっっっっっと、カメラさんが我々を撮影している。


正直、そんなに長く撮っちゃって、あとで編集タイヘンなんじゃないの?と心配するほど、とにかくほとんど常に、我々を撮り続けておられたわけですよ。





プロの技だなあと思うわけです。




自分がそこに出ている。
自分が何を喋ったか、その日どう行動したか、ちゃんと覚えている(先月9日のことですからな。その程度の記憶力はわたしにもあります)。


なのに、この動画、見ると、純粋に面白いんですよ。
なんだったら、ちょっと感動したりする。
出てるひと、カッコイイ!とか思っちゃったりする(さすがに自分を見ると、カッコイイとは思わない。年とったなあと思うだけ。あと、後輩に対して偉そうだなあ、ちょっと今後の言動に気をつけようって思った)。




コレはですね、ひとえに、編集された方のおかげです。


だって、ず〜〜〜〜〜〜っっっっっっと撮影されてるそのほとんどは、我々、実のない会話してたりダラダラしてたり、使えないこと言っちゃったりしてるんですもん。



ここだけの話、弊社の、今回の撮影に立ち会わなかった実況アナウンサーからは、


「ウチのいつもの会話が反映されてない」

「よそ行き過ぎるのでは?」


という指摘が出ています。




まあねえ、さすがにこういう趣旨で密着しますんで、って言われてるのに、普段どおりの内部の会話を遠慮なくするってことはないですよ。


例えば、弊社スタッフが頻繁に出張する石川県金沢市のホテル事情なんてのを(どこそこは安いとか、部屋がどうこうだとか、そういうやつ)、この動画に出演している中に、どうしてそんなに詳しいんだ?と驚くような知識を持ったアナウンサーもいないではないですが、残念ながら(?)その手の会話は、公開されたりはしないのです(っつか、さすがに当日、その手の会話はひかえた)。




動画に登場しない弊社アナウンサーの中には、自分が出演できなかったことをひどく残念がるあまり、出演したメンバーがそうした普段の会話を披露していないことを非難する者もおりますが、まあそういうヤツには言わせておくのです。



とにかく、世間さまに公表できないような会話は、編集さんがうまくカットしてくれています(っつか、使えるところを極めて上手につないでいくと、あんなカッコイイ動画になるわけです)。





一体、映像素材は何時間に及んだことでしょう?





わたくし、ほんの数十分の子どもの動画を編集するのにもタイヘン苦労して、最初は頑張って編集した動画をジジババにプレゼントしたものの、そのあと全く続かなかった覚えがあります。ので…ホント、この度の作品を編集した方を心底尊敬します(…お仕事なんでしょう。でもスゴい)。


個人的に、つい先日、編集を担当された方にお会いした際、心からのお礼を申し上げておきました。
本当に、この動画が好評なのも面白いのも、出ている連中がカッコよく見えるのも、撮影・編集した方々のお力によるものです。…我々の手柄ではありません、全然。




ちなみに、この動画がいかに好評かと言うと、JDD当日に大井競馬場実況席へわざわざご挨拶にみえた同業他社のアナウンサーさんからも、


「面白かったです。特にメガネのくだりがとても興味深かった」


とお褒めいただいたほどです。




その他、何人もの方に、「動画見ましたよ」と言っていただきました。皆さん、面白かったと言ってくださいました。ありがたいことです。


どうして社でコレに類するモノを作っておかなかったかな。
ホント、丸ごと社のプロモーション映像みたいですよ。




というわけで、まだご覧いただいていない方は、ぜひともご覧ください。
そして、シリーズの次回作以降を楽しみにお待ちください。いや、次回以降は、わたしもホントに楽しみにしています。…撮影・編集の方々、頑張ってください!






カッコイイ動画の話はさておき。




この中間、わたくしは、富山県で高校野球県予選を、関東にもどってジャパンダートダービーを実況担当し、なかなか忙しい、充実した日々を送らせていただきました。



高校野球富山県大会の模様は、今年からネットでも中継されるようになりましたので、県外の方でもご覧いただいた方があるかもしれません。



(晴れてるように見えますが、ほとんどこの瞬間だけ青空が見えたのでした)





(野球実況直前)









お天気・空模様の不安定な中、わたしの担当した試合は予定通りおこなわれました。ありがたいことです。




ジャパンダートダービーは、皆さまご存知のとおり、キャッスルトップが逃げ切って大金星。勝ち時計からしてフロック勝ちとも思えません。



(JDD実況直前)



騎乗した仲野光馬騎手にお祝いのDMをしたところ、



「直線半ばまで、飲み込まれること前提の実況じゃなかったですか?」



と、「笑」マーク付きの返信をもらってしまい、平謝りに謝ることになってしまいましたが、実力にふさわしい人気に推されないのが競馬の面白いところでして、その人気にある程度はしばられてしまうのが実況というモノなのですよ、いや、それじゃイカンけど、と自分に言い訳してみたり。







個人的に、今年だけで地方馬のG1優勝レースを2つも実況担当できたことは、実に嬉しいことです。ありがたい。





カッコイイ動画を見て、普段と異なる競技の実況をして、大レースの地方馬優勝を実況して、自分なりに「実況アナウンサとしての自分」「自分の実況」について考える機会を多くいただいた、この数日間ではありました。​​






最終更新日  2021年07月19日 12時40分04秒


2021年07月05日
カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。冷えていないビールを買ってきて、氷の上でグルグル回して冷やすのが、けっこう好き。



さて、わたくし競馬のレース実況をなりわいとしております。



競馬実況アナウンサーのイメージってどんなふうですか?



わたし自身、ときどき言われることですが、


「よくあんなに早口でまくし立てられますね?」


という、おそらくコレは褒めているつもりなんだろうなあと思うお言葉。
実はコレ、競馬実況アナウンサーが言われると、残念に思うことの一つなのです。…よね?と同業のひとに語りかけてみる。


少なくともわたし自身は、早口だと思われてるんだとしたら、ダメな仕事したなあと反省します。
聞くひとが早口だと感じないように、でも十分な情報を限られた時間に詰め込んでちゃんと聞き取れないとイカン。


早口に聞こえないのにたくさんしゃべってる!というのが理想です。
むろん、たくさんしゃべらなくても十分に状況をお伝えできる表現があるなら、そのほうがもっといいですけど。




次に、上の言葉とセットで言われることが多い、


「舌かみそうな馬の名前ちゃんと言えてスゴいわあ」


というやつ。
ええ、あの、すみません、ちゃんと言えないこともけっこうあります。


ちゃんと言えなきゃダメに決まってるんですが、どうも「競馬実況アナウンサーに挑戦!」みたいな、一体誰が得するんだか判然としない使命感を持った馬主さんや命名者さんが、世の中には少なくないものと見えて、明らかに言いにくい名前をつけました!という馬が、いっぱいいるんですな。最近話題になったあの馬とか。


命名者さんがあえて狙っていなくても、結果として言いにくい名前、「噛みそうな」名前になってしまった馬は枚挙に暇がありません。



われわれ実況アナウンサーは、そうした「難読馬名」に負けないよう、日々練習・鍛錬に明け暮れているのです。


という努力を認め、その成果を世の人々に知らしめよう!という意図なのか、それとも単純に、困る姿を見て面白がろうと思ったのか(説明では前者と聞いている)、ちょっと変わった企画が持ち上がり、わたくしその企画に乗っかって動画出演しました。




ご覧いただいた方、ありがとうございました。
知ってるけど見てないという方、ぜひご覧ください。
見たいと思わないという方、そんなことおっしゃらずご覧いただきたく。



地方競馬盛り上げ隊「ファストテイク」




というのがそれです。
地方競馬実況アナウンサーに、実在の難読馬名をもつ馬ばかりを集めた架空のレース実況をさせて、その様子を動画撮影、公開するというモノ。



ルールとして、レースは台本(バーチャルとかで走らせてそれを実況するわけじゃないということ)。
出走馬も台本(レース展開その他)も、全くの初見。
動画撮影は一発勝負。撮り直しなし。NG的になってもそのまま放映。



「ファーストテイク」のパク…じゃない、オマージュにもなってるんですな。





難読馬名初見架空レース実況動画に出演したのは、


三宅きみひとアナウンサー(兵庫)
西田茂弘アナウンサー(元福山 ホッカイドウ、笠松)
石堂響アナ…じゃない、騎手(兵庫 実況が特技)



と、わたくしミツオーです。








難読と言われる馬ばかり16頭のレース。
しかも台本を読み上げるカタチ(多少のアドリブはオーケー)。それを初見で。



苦戦しないほうがどうかしています。



実際わたしも、きわめてスムーズに全く詰まることなく、とは行きませんでした。
途中でアタフタした。





ですが、こと「難読馬名」という面だけを見れば、おおむねきちんと言うことができました。いや、自慢じゃないんですけども(「自慢じゃない」というときには、大体において自慢的要素が入っているものなのですよ、ふふふ)。



呼ぶのが難しいハズの馬名なのに、どうして(そこそこ)ちゃんと言えたのか。



すみません、コレ、わたしちょっとズルかったです。



いや、もちろんホントに初見でやりましたし、撮り直しもしてません。一発勝負だったのは他の出演者さんと同じ。





なのですが。





まず、事前に「難読馬名の候補があったら教えてくださいね」という、制作からの呼びかけを、わたくし無視しました。


だって、自分が上手く言えない馬名なんか教えたくないもん。採用されたら苦戦するの目に見えてるし。
おかげで、あの馬とかあの馬とかあの馬とか…、苦手な、何度練習しても上手く言えない名前の馬は、出走していませんでした。ふふふ。選から漏れたんだな。ふふふ。


次に、ここに登場した馬、ほとんど知ってました。名前そのものを初めて見た!という馬は、ほんの何頭か。


しかも、わたくしこの内のかなりの馬を、実際のレースで担当したことがあったのですよ。



おそらく中で特に手強いんじゃないかと思われる、



アンドロメダザダゾ
カルビアブリカルビ
カポデテュティカピ
スモモモモモモモモ



は、担当済み(一度、上の名前を声に出して呼んでみてくださいよ)。
他にも実戦で担当した馬が何頭も。



でもって、



シンカタタタキキ
パピプペポパピー



は、対戦したことのない馬でしたが有名ですし、出てくると予想して、事前に散々練習してました。練習の甲斐あって上手く言えた。ふふふ。




正直ね、わたしが鋭意取り組み中だった


フォルデュラン


を、台本中、連呼させられたら、絶対ひどいことになったと思うのですよ(なぜこの名前を今、公表しているかというと、先日、帝王賞デー最終レースにフォルデュランが出走、これまでになく上手く言えたんですよ。しかも何度でも。どうやら攻略したらしく。ふふふ)。



自分が絶対上手く言えないフォルデュランは、だから制作には教えなかったわけです(他に何頭も、教えなかった馬がありますが、これは内緒)。





だから、ホントに他の出演者の方々には申し訳ないんですが、わたくしだいぶんアドバンテージもらってました。



それであんなもんですから、ハッキリ言って、大したことないです。わはは(笑っている場合ではないかもしれません)。


と、ここまで読んでくださった方、件の動画をもう一度、いかにミツオーがズルかったかを踏まえてご覧くださると、他の出演者の方々の偉さをおわかりいただけると思います。






三宅氏は、もう一度やらせてほしいとおっしゃっています。リベンジしたいんだそうです。いや、十分スゴかったと思うがなあ。っつか、物好きやな、アンタ。


そして、わたくし自身は、二度目は絶対出ませんが、上に書いたように、他にも難読馬名を隠しているという自負がありますので…次があるなら台本作成者として使っていただきたいと心底思っているのでした。



実際この企画に出た「プロの競馬実況アナウンサー」として、ホント、ストレートに、他の同業者の皆さんが傍観者でいるのがガマンできん(いや、先輩諸氏もあるので、あんま強硬なこと言えませんが)。


日本に生息する競馬実況アナウンサー全員が、等しくこういう目に合ってくれるのが、わたしの願いです。



いや、この企画、けっこうプレッシャーだったんですよ。終わってみたら面白かったですけどね。



てなわけで、繰り返しになりますが、ぜひ「難読馬名架空実況に苦戦する喋り手動画」をご覧ください。
そして、「面白いから二度目をやれ」とリアクションしていただきたく。






最終更新日  2021年07月05日 11時50分05秒
2021年06月21日
カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。プチ禁酒中です。



さて、先週火曜日(6月15日)、金沢競馬上半期の総決算・百万石賞がおこなわれました。


金沢競馬の古馬重賞戦線で「四大重賞」は、何度もご紹介してきたとおり、



百万石賞
白山大賞典
北國王冠
中日杯



で、冬季休催期間があり春は3月後半から始まる金沢競馬では、夏前の上半期が短いこともあり、4つのうち百万石賞だけが前半(6月)に、残る3重賞は下半期・秋以降におこなわれます。


が、それは例年の話。




今年の金沢はJBCイヤー。
JBCに備えて、年間の重賞実施日程や条件に、手が加えられています。


というわけで、今年の四大重賞は、



百万石賞(6月15日)
北國王冠(7月25日)

白山大賞典(9月22日)



と、ここまでがJBC前におこなわれ、年末の総決算・中日杯が12月12日となっています。





今年の百万石賞は、金沢の女帝・ハクサンアマゾネスにライバルたちが挑むという図式。
昨年、3歳4月にデビューして以来、連戦連勝で石川ダービーを制覇したあとも、冬季は南関東へ短期移籍して走るなど、休みらしい休みを入れることなく走り続けてきたハクサンアマゾネスは、


「去年からずっと走り続けてきてね、…さすがに疲れがきてる」


と主戦の吉原寛人騎手がその状態を気遣う状態。
管理する加藤和義調教師も、


「(状態が)上がってこない。戻らない」


などと弱気な発言。


はたして女帝が本来のパフォーマンスを見せられるのかどうか、心配されました。




結果は、逃げたファストフラッシュをピッタリ2番手でマークしたハクサンアマゾネスが、4角から直線に向くや先頭、食い下がるファストフラッシュを振り切って優勝。3着以下は7馬身離れました。









4歳馬による百万石賞制覇は2010年ジャングルスマイル以来。
牝馬の優勝は、2003年トゥインチアズ以来の快挙でした。




吉原騎手は、ハクサンアマゾネスについて、


「レース毎に全力で走ってしまう馬で、レース終わって上がってくると、脚が震えていることがある。
徽軫賞を、本来ならラクに勝って追い切りがわりのようにするハズが、思いの外相手が強くて負けてしまった、それがそのあとの利家盃にも響いて、さらに今回にも影響してる」


と語り、その性質からも連戦の疲れが蓄積していることを懸念していたのですが、結果的にはその不安を払拭してみせた馬の走りでした。



以前、他の実績馬の重賞勝利について吉原騎手と話した際に、


「この馬の強さは見せたけど、本来のという意味で、力は見せてない、という表現でいい?」


と尋ね、「まさにそのとおり」と言われたことを思い出し、今回も、もし勝てるとしたらそういう状況?と聞いてみると、


「そうですね…。とにかく状態は決してよくないので、馬にかわいそうなことにならないように。
あんまり強気な乗り方はできないでしょうね。慎重に乗ってくることになる」










とにかくレース前は終始厳しい表情をくずすことのなかった吉原騎手でした。





無事優勝し、勝利騎手インタビューに臨んだ吉原騎手は、気のせいか、目元を少しうるませた様子で、インタビュー中にも言葉をふるわせるシーンがありました。




​吉原寛人騎手 百万石賞優勝インタビュー​


「ホッとしました…はい。
ホントに…ありがとう。いやあ、ホントにね、苦しい日程でなかなか状態も上がってこなくてね、ボクもちょっと弱音を吐く感じでレースに挑んじゃったんでね、こんだけ頑張ってくれたアマゾネスにちょっと失礼感じになっちゃったんですけど。ホントに結果出せてよかったです。


他の有力馬たちも万全の仕上げでね、挑んできてるのがわかるくらいの迫力のある馬たちがいっぱいいたのでね、ちょっとホントに不安になりましたけど、最後はアマゾネスの地力に頼って祈るような気持ちで追ってました。


レース前のプランとしては、ファストフラッシュだけを目標にというボクのイメージだったんですが、ホントにスムーズにピッタリマークできたので他の馬に負けるなら仕方ないくらいの気持ちで乗ってましたけど、その判断が正しかったようで、後ろを離していたのでね、しっかり倒せてよかったと思います。


馬の呼吸と相手の馬のリズムと、タイミングはしっかりとはかりながらでしたけど、最後また盛り返してきてたので、ホントに苦しかったです。
逃げ馬よりね、外一頭ぶん長く走ってますから、すごい脚で差してくれたと思います。


ついに、百万石賞獲りました!
ここまでくるのにホントに大変な日程で、馬に大変な思いをさせたんですけど、しっかり結果を出してファンの皆さまの声援にこたえることができたので、これからもぜひ応援よろしくお願いします」





逃げたファストフラッシュをピッタリ二番手でマークできたことについて、加藤師は、


「逃げ馬との間に何かに入られるのがイヤだったから、スタートからアクセル踏んで行ったんだよ」


と話し、吉原騎手は、


「3〜4角で、いつものアマゾネスだったらもっと馬なりで並んで抜いていけるんだけど、ファストフラッシュもいつも以上に手応えよく逃げてたから、こっちもグイグイ追っていかないと並んでいけなかった」


ライバルの好走にも言及しつつ、苦戦をものにした喜びを語りました。




(逃げて2着のファストフラッシュ。距離面で不安をささやかれましたが、見事な走りでした)





この春、新星のごとく現れた同じ4歳牝馬・ネオアマゾネスにこそ遅れをとったものの、他のレースでは牡馬相手にも完勝を続けたハクサンアマゾネス。


金沢の女帝、その走りに陰りなし。
強さは見せた。今度は本来の力を、より強い相手に見せてほしい。


そう思わせた、百万石賞でのハクサンアマゾネスのパフォーマンスでした。







(徽軫賞時のハクサンアマゾネス)








(今回の百万石賞のハクサンアマゾネス)








なお、今シーズン初め、吉原騎手はハクサンアマゾネスについて、


「JBCレディスクラシックに出たいのでね…夏の読売レディス杯がちょうど1500メートルですから、そこでいい走りを見せて秋に向かいたい」


と話していましたが、はたしてこのあとのローテーションはどうなるでしょうか?
まずはゆっくりと、たまった疲れを癒やして、次は元気いっぱいな姿を見せてほしいと思います。






最終更新日  2021年06月21日 20時13分41秒
2021年06月07日
カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。4カード目にしてとうとう負け越してしまった(プロ野球交流戦の中日の話)。


さて、昨日、子ども(小学5年生)の野球の試合を観に行きまして、お手伝いとしてスコアラーをつとめました。


皆さんは、野球のスコアというモノを見たことがありますか?


そこである競技がおこなわれている。
その試合の様子を、あとから振り返ることができるように記録する。


その記録方法はイロイロですが、例えば野球の場合は、こんなふう。







チーム名や個人名を消してありますが、とある公式戦のスコア本物です。スコアラーも、わたしのようなナンチャッテではなく、本物です。



読み方をご存知の方は、コレでけっこうこの試合がどんなふうに進み、途中何が起きて最終的にどうなったかというのが、だいたいわかります。


この試合の場合ですと、試合序盤はけっこうな投手戦だったものが、突如片方の打線が火を吹き、守備側の乱れもあって大量得点、一気に試合が決まってしまったのだなあ、と、読むひとが読めばわかるわけです。


野球のスコアブックというのは、かなり事細かに記録されているものだと、自分で書きながら、またこういうモノを見直してみて、感心します。




ちなみに、わたしは知りませんでしたが調べてみると、サッカーやバスケットボールにもこの手のスコア(記録)というものは存在します。





サッカーのスコア(例)。
わりとビジュアルに訴える感じでしょうか。






バスケットボールのスコア(例)。
解説もついているモノをお借りしましたので、カンのいい方ならコレだけでスコアをつけられるようになるかも。




そうして、競馬はというと。









競馬のスコア、という言い方はおかしいですが、競技としての競馬を記録しているモノとしては、こうした成績標示は皆さんおなじみではないかと思います。




レースに何が出走し、誰が騎乗し、道中どういう順で走って最終的に着順はどうだった、ということがわかります。タイムや着差もわかります。


もちろん競馬というモノの性質上、ここに各賭式の投票数がくっついてきますし、払戻金もついてきて、ようやく競馬のレースの記録ということになるわけですが、馬券的なことを考慮せず、レース単体をどう記録しているかというと、この画像のように記録しているわけです。




ところでこの競馬のレース記録、記録として見てみて、どうでしょうか?
スタートからゴールまで、何が起きたかどんなレースだったか、十全にわかる記録になっているでしょうか?



なかなかそうとも言えないと思いませんか?



このレースを実際に見たことがあり、かつ覚えている方には、コレで十分かもしれません。
また、忘れてしまっていても、コレを見ることで思い出すきっかけになるかもしれません。


が、このレースを見たことのないひとにとっては、どうでしょうか?


ふ〜ん、そういうレースだったのか!


と十分に納得できるでしょうか?





競馬よりずっと細かく、一球ごとに記入されている野球のスコア(記録)を見ても、同じことが言えます。


この試合、こんなふうだったんだな、と思えるのは、やはり試合をちゃんと見たひとだけ。
試合を覚えているひとにとっては、そうそうそう!このときこうなったんだよな!というのがわかる。
忘れてしまっていても、記録を見ることで、おお!そうだった!この打球は確かさ…という具合に思い出せる。


けどそうでないひとにとっては、例えば上の試合の一回の裏、外野フライ3本で三者凡退なのですが、その外野フライがどんな当たりだったかはわからない。
ライナーでなくフライとしてあるからには、ものすごく鋭い当たりではなかったかもしれないが、ホームラン性の当たりを外野手がもぎ取ったのか、平凡な定位置へのフライだったのかまでは、読み取れない。


つまり、それなりに精密に、あるいは競技によっては比較的アッサリと、後々に残すためにつけられた記録やスコアというモノは、試合やレースそのものがどんなものだったかを、十分には伝えてくれない。それが当たり前なんですよ。



上の野球の試合だと、途中まで投手戦だったように記録されてるけど、けっこう初回から先攻チームの投手はフラフラしてていい当たり連発だったのを、野手が好プレイ連発でしのいでいたのかもしれないのです。でもそこまでは読み取れない。




上にあげた競馬のレース。
2018年の石川ダービーです。


この記録だけ見ると、8番サノノツルギが逃げて、人気のノブイチは後方から、勝ったアルファーティハは真ん中より後ろにいたのが早めに動いて正面スタンド前で先頭にかわり、そのまま半分逃げ切りみたいなカタチになったのだな、という具合に読むわけです。



が、どうしてどうして。
このレースはそんなカンタンな話じゃありませんでした。



実はこの2018年の金沢競馬場の馬場は非常に特殊でして、内ラチ沿いだけが高速馬場、内から2頭目3頭目は論外なくらい重たい。もっと外もかなり深くて厳しい。どうしても誰でも、どうにかして内ラチ沿いを走りたい、内ラチ沿いを逃げられたらその時点でほぼ勝ち決定!みたいな状況だったのです。


その状況で2番枠を引いた実績馬ノブイチ、もうコレはこの馬が逃げて、あとの馬はノブイチが逃げる内ラチ沿いをくっついてくるしかない、外から抜こうにも体力を消耗するだけだろう、というのでノブイチ断然人気。


それがゲートを出てみると、ノブイチが行けない。
鞍上に岡部誠騎手を配したサノノツルギが絶好の逃げとなり、他の各馬もみ〜んな内ラチ沿い、逃げ馬について走るようなカタチになった、ペースが落ちた…ところで、外枠からどうにも内に入れられずにいたアルファーティハが一気の仕掛けで各馬を抜き去っていきなり先頭の内ラチ沿いを奪うという豪快な「奇襲」に出て、それが見事に成功した。


「すごいな〜!そこで勝負に出るか〜!」という感想を、直に見たひとは皆さん抱いた、そういうレースでした。



というのが、このレースをごく乱暴にまとめたものになります。
が、これだけの情報も、上の記録だけでは伝わらないですね?






記録を残す。
そのレースが、試合が、どのような順で展開したのか、何が起きたのかを記号や数字で書き留める。
後で見て思い出せるように。
見なかったひとにも様子が知れるように。


客観の作業だと言えます。



しかし、それだけでは足りない。


では、何がそれを補うか、というと。



記事、なんでしょうね。



観戦した誰かが、その試合を、そのレースを描写する。
文章で表現する。
それがあって初めて、試合やレースを生きたものとして振り返ることができるようになるのです。


ところがですね。


数多くの試合やレースを全部が全部、観戦記事として残すのは大変です。
ほとんど無理と言っていい。
観戦記事を書くのって、ものすごくエネルギーが必要なのですよ。


それに。


正直、観戦記事というのは書き手のスキルによって大きくクオリティが変わってきます。


主観の作業だからです。



上の2018年石川ダービーを乱暴にまとめた観戦記事(というか、思い出し記事)などは、極めて質の低いモノです。もっと格調高く、いや、格調も文学性もなくてもいいけれども、もっと事の本質を鋭く観察し、正しく描写できる記者=記事を書くひとがいるでしょう。


が、それは記者の主観をもとにした記述になるのです。




その記事が格調高ければ高いほど、面白ければ面白いほど、読者が真実と思い込むということはあるでしょうけども、それは記者の主観であって客観的事実を述べていないかもしれない。


記事とは記録ほどの客観性を期待してはならないものだということを、読者は心得ておくべきかもしれません。


そして記事を書く立場にあるひとは(…わたしもその端くれにあるのですが)、そのことを自覚しなくてはならないのだと思います。





てなことを、子どもの野球(…大敗でした)を見ながら、スコアラーをつとめながら考えておりました。


いや、あんまり一方的な展開になったもんだから、ちょっと現実逃避したんですな。ホント、勝負事ってのは勝てないと気持ちが萎えるもので。






最終更新日  2021年06月07日 18時45分51秒
2021年05月24日
カテゴリ:大川 充夫

ミツオーです。首筋日焼けしました。





さて、あらかじめ申し上げておきますと、わたくしは笠松競馬を応援する立場です。

いろいろ書きますが、そしていくらか恨みがましい言い方はするかもしれませんが、笠松の再開を待つ気持ちがあってこそだとお許しください。






今日は5月24日。

予定では、わたくし今週水曜日から3日間、笠松競馬の実況を担当するハズでした。が、笠松競馬場は現在、開催自粛中。レースはおこなわれません。





このように、「笠松担当のハズだったんだけど…予定変更になっちゃった」というのも何度目になることか。







笠松競馬で起きた事象を振り返ってみます。





事の起こりは…と言うより、ことが明るみに出たのは昨年6月。19日まで開催されていた笠松競馬、開催最終日翌日の20日、現役調教師・騎手が警察の家宅捜索を受け、一部でいち早く、現役騎手らが捜査対象になっているという非公式な情報が流れました。





・2020年 6月20日 警察による家宅捜索





このとき、笠松競馬は馬場改修のため、次の開催が8月10日からと、2ヶ月ちかく開催間隔があくというタイミングでした。このためか、前々から競馬法違反を疑っていた主催者が被害届を出したとか内部告発をしたとか、そうした噂も同時に流れました。




わたしが聞いた話によると、このときの警察による捜査について、岐阜県地方競馬組合(=主催者)も寝耳に水で情報をあわてて収集したということでしたから、主催者からの被害届云々は単なる憶測だったようです。





昨年6月に捜査対象となった調教師・騎手合計4名は、免許を更新せず引退。

免許を更新しなかったのか、できなかったのか、そこは不明です。とにかく、8月10日に初日を迎えた次の開催時には、すでに引退扱いとなっていました。






・2020年 8月1日 捜査対象となった4名免許更新せず引退







自分が騎乗するレースの馬券を買っていたという競馬法違反事例が判明したことを受け、主催者は当時捜査対象となっていなかった全関係者から、同様の違反をしていないか・目にしたり聞いたりしたことはないか、聞き取り調査を秋までに実施。聞き取りに応じた全員が、関与を否定したとのこと。…身も蓋もない言い方をすれば、そりゃ「やってない!」って言うでしょうな。証拠つきつけられてるわけじゃなし。






・2020年 〜秋 組合による聞き取り調査 全員関与否定






この間、笠松競馬は予定通り開催してきました。

コロナ禍で無観客だったり入場制限がかかったりしましたが、不祥事による開催変更に至ることはなかった。





年明け、1月19日、笠松競馬厩舎関係者が名古屋国税局から所得税申告漏れを指摘された旨の報道があり、この報道を受け、急遽この日からの笠松競馬開催が取りやめ(自粛)となりました。






・2021年 1月19日 不祥事報道を受けて開催自粛(以後開催自粛が続く)






笠松競馬の今回の不祥事について、騎手や調教師が馬券を買っていた、しかも自分が騎乗するレースの馬券を買っていたという件を、許せないとお思いの方は大勢あると思います。わたし自身もそれは同じです。




以前この日替わりライターブログで、廃止直前の栃木県競馬騎手が家計を維持するためにアルバイトをしていた、という話をご紹介しました。そして、栃木よりさらに厳しい賞金・手当事情になっていた笠松競馬について、栃木の元騎手の、「それは無理だよ、絶対そこの騎手はアルバイトしてる」という言葉もご紹介しました。




公表された調査・捜査結果が事実ならば、笠松競馬の当該の騎手や調教師は、とんだアルバイトをしていたことになります。何やってるんだよ。




生活が厳しいのならホテルの清掃でも寿司チェーン店員でもアルバイトをすればいい。実際、それをやってた騎手が存在するんだよ。


命をかけた騎手という職業に見合う報酬が得られないというのなら、その旨を声を大にして訴えるなり交渉なりすればよかった。




どうしてそんなことになってしまったんだか、残念としか言いようがありません。




ですが、わたしが残念に思うのはそれだけではありません。

笠松競馬が「報道を受けて」開催自粛に踏み切ったという点も、非常に残念。





報道を見ていきなり自粛するというのは短絡的に過ぎやしませんか?事実関係を自ら確認したというのならともかく、「新聞に書かれた!自粛する!」という反応は、軽率と言って悪ければ、脊髄反射的。




そして何より、組合自らその不祥事を摘発することができなかったことが極めて残念。昨夏の不祥事発覚を受けて実施した「聞き取り調査」とやらがまるで機能していなかったということですよ。どういうやり方したのか知りませんが、外部から指摘されるまで、「もう違法行為をした者はいない」と信じ込んでいたわけでしょう?お粗末ですよ。自分の力で徹底調査はできなかったのでしょうか?





このあと、不適切事案検討委員会(いわゆる第三者委員会)による調査がおこなわれました。これは短期間で終わるものではなく、中間報告のようなものの一切出ないまま、







・2021年 1月21日 2月1〜5日の開催自粛決定



・2021年 2月2日 2月15〜19日の開催自粛決定



・2021年 2月16日 3月1〜5日の開催自粛決定



・2021年 2月26日 3月16〜19日の開催自粛決定



・2021年 3月12日 4月いっぱい開催自粛決定






という具合に、逐次的に、小出しに、「次の開催おこないません」と公式に発表される、という状況が続きました(そしてそれは今でも続いています)。






年度があらたまり、ようやく待ちに待った報告書が出ました。






・2021年 4月1日 笠松競馬不適切事案検討委員会報告書公開






内容はかなり衝撃的…でした。いろんな意味で。



次いで、報告書を受けて関係者の処分発表されました。これまた衝撃的でした。






・2021年 4月21日 不適切事案処分発表(会見)






報告書も処分内容も、皆さまご覧になったことと思います。







4月1日以降、競馬法第1章第1条の2に明記されている、総務大臣による「競馬を行うことができる市町村」の指定がはずれた状態となり、現在、笠松競馬は開催する資格を有していません。





あらためて指定してもらえるよう働きかけているのだろうと思うのですが、年度替わり以降も小出しに「次開催は自粛します」という発表がなされ、1月から現段階までに取りやめとなった開催は、41日。これは今日現在「6月11日まで自粛」と、主催者から発表されたものの合計です。




が、先日おこなわれた岐阜県知事の会見では、「スムーズにいったシナリオで、再開は7月からということになるだろう」との見解がしめされており、6月末の今年度第4回開催4日間もこれにプラスされるだろうと思われます。ということは、45日間。





笠松競馬の予定年間開催日数は、95日間です。

すでに半分、開催できなかったことになります。









昨年夏以降、笠松競馬の件が報道されるたび、話題に上がるごとに、




「こんな競馬場は廃止すべき」



「たとえ再開してもここの馬券は買わない」




というご意見を目にします。





わたしは笠松競馬に立ち直ってほしい、健全なかたちで再開してほしいと願っている者ですから、こうしたご意見を見るのは本当に辛いのです。

見なければいいのでしょうが、ついつい「みんなのコメント」欄を見てしまうのですよ。そして、予想はしていても、




「廃止」



「買わない」




と主張するひとがあると、胸が痛み、胃が痛む。








ですが、「こんな競馬場の馬券は買わない」と主張するひとの気持ちは、よくわかります。

笠松競馬関係者(厩舎関係者ではない)の中にも、




「自分ならこの競馬場の馬券は買わないからな…。再開してもかなり厳しいだろう」




と言うひともあるんです。

自分なら…と考えてみれば、確かにそうかもしれない。他にも競馬場はたくさんあるし、なにも「競馬関与禁止4名 関与停止8名」などという競馬場を選んで買わなくてもいいような気がします。






しかし、わたしは笠松競馬を応援したい。





それはわたしが笠松競馬にたずさわっている者の一人だからですし、廃止になった競馬場にいた人間として、もう競馬場の廃止を見たくないと願っている者だからでもあります。廃止になるにしたって、こんなことでなくなるのは酷すぎる。





笠松競馬の開催再開がいつになるのか、まだわかりません。

知事の見解を頼りにすれば、夏のうちには、それが7月なのか8月なのかわかりませんが、再開の運びとなるのかもしれません。









笠松競馬が再出発したとして。





そのときには、全国の競馬ファンの皆さんには、笠松競馬を厳しい目で見ていただきたいのです。




その上で、「これなら応援してやってもよい」と思えるようになったら。




ぜひ笠松競馬の馬券を買っていただきたいのです。

買ってください、と、頭を下げるしかできません。

お願いします、と頭を下げたいと思います。




無条件で買ってくださいとは言いません。繰り返しますが、まずは厳しく見てください。どうか、見るのもイヤ、とおっしゃらずに。監視してやる!くらいの気持ちで、ぜひご覧いただきたいのです。




そうして、許せるようになったら、買ってください。









先だって、今年のヤングジョッキーズシリーズ出場騎手と参戦ステージが発表されました。

その一覧表には、笠松競馬所属騎手の名前はありませんでした。トライアルラウンドの開催場としても笠松の名前はありませんでした。




悲しいことに、事情の説明もありませんでした。




笠松競馬所属騎手は、現役として残った騎手も9人が戒告の処分を受けました。が、ルーキーの長江慶悟騎手は処分対象となっていません。デビューしたてで、不祥事・不正に気づく暇もなかったということなのでしょう。




長江騎手とそのご家族はどんな思いなんでしょうか。






長江騎手は潔白な関係者として、最も大きな被害を受けている一人でしょう。他にもたくさんの笠松競馬にたずさわってきた人々が、苦しい日々を過ごしています。






彼らの苦しみに終止符を打つには、笠松競馬が再開し、ファンの皆さまに許され、認められる日が訪れるしかないのです。








一日も早く、笠松競馬が再開し、健全な競馬場として再生したところを多くの皆さんに認められ、関係者が胸を張って「笠松競馬で仕事をしています」と言える日が来ますように。




それが、現在のわたしの願いです。

 






最終更新日  2021年05月24日 19時28分39秒
2021年05月10日
カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。大量にクリーニング店へ持っていかなくては。



さて、ゴールデンウィーク、皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか?
いろいろ難しいことが多く、お家で全国の競馬観戦に終始した、という方もあったのでは?



わたくしはこのゴールデンウィークは、5日まで金沢競馬実況担当でした。



今年の金沢ゴールデンウィーク開催は、2日(日曜日)〜5日(水曜日)まで休日ばかり4日間連続開催でおこなわれました。



牝馬重賞が2つ実施され、2日の3歳金沢デビュー馬限定・ノトキリシマ賞はサブノタマヒメが圧倒的な支持にこたえて圧勝、4日の4歳以上・徽軫賞は人気2頭の一騎打ちの末、ネオアマゾネスが、それぞれ勝利をおさめました。


手綱をとったのは、いずれも栗原大河騎手。






(第3回徽軫賞ゴール 今回レース写真はクシマデザインさまにご提供いただきました)










(「3日間で2つ重賞を勝つなんて、想像もしてませんでしたよ」という栗原大河騎手)




このゴールデンウィーク開催は、栗原騎手がひときわ鮮やかな活躍を見せた金沢競馬でした。



2週前、この日替わりライターブログで、金沢競馬で近々「アマゾネス対決」が見られるかも?という話をご紹介しました。
『アマゾネス1強!からダブルアマゾネスへ?』


金沢で無敵と言っていいほどの強さを見せてきたハクサンアマゾネスに、この春、高知からの移籍緒戦を圧勝し注目を集めるネオアマゾネスが挑戦状を叩きつけた格好で…というようなことを書きました。




その「アマゾネス対決」が、4日の徽軫賞で実現したのです。



人気は、1番人気がハクサンアマゾネス、2番人気にネオアマゾネス。
3番人気以降はかなり離れ、皆さん「ダブルアマゾネス」の対決への期待が大きかったようです。







(パドックのハクサンアマゾネス)






(同じくネオアマゾネス)





レースは、前走も「逃げてこその馬だと思うので」と先手を主張して逃げ切った(とはいえ圧勝でしたが)ネオアマゾネスが、この日も好ダッシュを見せてハナ。


ハクサンアマゾネスは中団やや後ろから徐々にポジションを上げ、向こう正面では好位。ここから前を追い上げるレース運びとなりました。


残り600メートルを切ったあたりからハクサンアマゾネスが一気に先頭にせまり、直線では3番手以下を大きく突き放し、逃げるネオアマゾネス・追ってくるハクサンアマゾネスの一騎打ちムード。


外へ切り替えたハクサンアマゾネスが一旦はネオアマゾネスに迫るか?というシーンもありましたが、逃げ足鈍らずゴール前でまた突き放すスタミナもあったネオアマゾネスが、ハクサンアマゾネスに3馬身差をつけ、自身初めての重賞を制覇しました。






(第3回徽軫賞直線 ネオアマゾネスがハクサンアマゾネスをゴール前でまた突き放す)




第3回徽軫賞 優勝ネオアマゾネス ​栗原大河騎手​


「(ネオアマゾネス、強かった)
そうですね、ホントに素晴らしい走りを見せてくれました。

(期待通りでしたか?)
ハクサンアマゾネスにどれだけ立ち向かえるのか、ちょっと疑問だったんですけど、これでハクサンアマゾネスを負かしたので、スゴい自信になります。

(JBCイヤー金沢に新星。意識しますね?)
そうですね、ホントに…そうですね、はい。そうですね、はい。

(逃げるのは決めていた?)
そうですね。それ一択しかありませんでした。

(ハクサンアマゾネスは中団後ろ。道中わかってましたか?)
詳しい位置はわかってなかったんですけど、来たら動こうというふうには考えていました。

(ハクサンアマゾネスが追ってきた)
そうですね、最後まで頑張ってくれという気持ちで追っていました。
ホントによく頑張ってくれたと思います。

(ネオアマゾネスのいいところ)
走っているときの重心がスゴい低くて、走る姿勢もスゴいかっこよくて、ホントに走る馬だなって乗っててわかります。

JBC出場目指して、大切に大切に乗って行きますので、応援よろしくお願いします」




(ネオアマゾネス オーナーさんと関係者の皆さんの大きな歓声にこたえて重賞制覇)





2着ハクサンアマゾネス  ​吉原寛人騎手​


「(直線外に出した)
脚使ったときに内に、こう、入りきりたかったんやけど、そこは行けなかった。そこの一瞬に勝負賭けたかったんやけど、結局入りきれんかったから。

(スタート)出れば行きたいと思ってたんだけど、そんなにアテにできる馬じゃないんで、出なかったらゆっくり構えて行こうと思っていて、ああいう競馬もしたかったんで。想定の範囲ですね。

結果的に(相手)強かったというのと、ああいう競馬できたのが何よりよかったかなと。
ちょっとこのあと距離が長くなるんで、折り合いもついたし、今後にはつながるかなと思います。

今回ちょっとね、しっかりと作らなかったんで。これから連戦になってくるので。ホントはアレいなかったらラクに勝ってたんだけど、追いきり代わりって感じで使いたかったんだけど、逆に今回、あの馬に負けたくないって言ってビッチリ作っちゃうと、今後にどんどん影響いっちゃうんで、まあまあ自然体のカタチで流れで行こうってことで。

あんまり馬はピリッとしなかったです、正直。それでもナントカなるかなと思ったんですけど、ちょっと想像以上に一枚上だったなというところです。

向こうはメイチの仕上げで叩き2戦目でちょうどいい感じでしたけど、こっちは冬の連戦の疲れもあって攻められなかったんで、そういうこともあったんで、負けはしましたけど、どこかでまたリベンジしたいなと、いい勝負できたなと思ってます。

いいと思いますよ。(役者もそろってきて)そうそうそう。ダブルアマゾネスで。
負けて悔しいですけど、悲観はしてないです」



栗原騎手は、ネオアマゾネスについて、

「今回は調教でも乗ってるほうがしんどいくらいの行きっぷりで、追切もスゴくよかった。
レースに行くと、かかってしまうところが全くなくて、スッとハミ抜けて、直線またハミ噛んでくれて気持ちよさそうに走るんです。
操縦性がよくて、スピードだけでなくスタミナも兼ね備えてる馬だと思いますよ」

とベタ褒め。
もう少し距離が伸びても強い走りができるだろうと話していました。


陣営としては、距離900メートルの日本海スプリントに行くかも?というプランも持っているようです。しかし、ネオアマゾネスの持ち味を活かすにはワンターンより1周競馬のほうがいいようにも思いますが、どうでしょうか。




とにかく、「ダブルアマゾネス」「アマゾネス対決」として注目を集めた、女帝ハクサンアマゾネスVS新星ネオアマゾネスの第1ラウンドは、新星に軍配が上がりました。


これで、金沢競馬の勢力図は大きな見直しが必要となったわけですが、吉原騎手の言葉にもあったように、馬のデキや臨戦過程と今後を勘案すれば、ハクサンアマゾネスが王座を追われることになったとまでは言い切れません。


一方、女帝ハクサンアマゾネスに土をつけた新星ネオアマゾネスが、金沢競馬トップクラスの力量を有することを証明し、金沢ファン・関係者の期待を大いに集める存在となったことは間違いない。


女帝ハクサンアマゾネスが新星に敗れた第3回徽軫賞は、金沢競馬的には一つの「事件」でした。それもかなりいい意味で。


両者の力が十分に発揮できる舞台であらためて対決し、その時はたしてどのような内容・結果となるか。「ダブルアマゾネス」の次なる対戦が楽しみでなりません。




金沢競馬に新しく「ダブルアマゾネス時代」が到来したのかどうか。
これからもぜひご注目ください。






(前回使った写真と同じようですが、今回は白山がくっきり見えています。パトロールタワー右奥に見える真っ白な山です)







最終更新日  2021年05月10日 13時56分35秒
2021年04月26日
カテゴリ:大川 充夫

ミツオーです。今年も大型連休が大型連休らしくないってことになるわけですか?




さて、今年のJBCは金沢競馬場と門別競馬場でおこなわれます。

昨年に続いての2場開催となるJBC2021は11月3日(祝・水)、



金沢競馬場にて、



JBCレディスクラシック

JBCスプリント

JBCクラシック





門別競馬場にて、



JBC2歳優駿





が、それぞれ実施されます。








金沢競馬場にとっては、2013年(平成25年)以来8年ぶりとなるJBC開催です。







(金沢競馬場 正門入ってすぐ)





(美しい山々の姿も)






全国各地の競馬場で実施されてきた(そしてこれからも実施されていく)JBC競走。




せっかくダート競馬の祭典を開催するのですから、地元の馬にもがんばってもらいたい。できることなら地元の馬が勝ってほしい、というのは、各主催・各地の関係者の願いでしょう。いや、ここに地元ファンのみなさんも加えたっていい。



地元の馬に好走してほしい。

そう思うのが人情ってもんです。



が、ことはG1(Jpn I)ですからな。

そうカンタンじゃない。




だいたい、過去20回におよぶJBCの歴史上、地方所属馬の優勝は、




フジノウェーブ(07年スプリント)

ブルドッグボス(19年スプリント)

サブノジュニア(20年スプリント)

ララベル(17年レディスクラシック)

ラッキードリーム(20年2歳優駿)




以上5頭、G1に限れば4頭だけ。

非常に高いハードルであり分厚い壁であるJBC、そうやすやすと「地元馬の優勝を…」とは言えないモノであるのは承知しています。





交流重賞で勝ち負けできそうな実力馬が所属し、無事に秋をむかえ、当のJBCに挑戦してくれなくては、「地元馬がんばれ」も何もないわけです。





昨年の大井、一昨年の浦和では、見事その期待に応える馬が出ました。





では今年の金沢ではどうでしょうか?





正直、金沢の場合、ダートグレードで好戦するには、地元重賞で圧倒的な強さを見せていることが条件です。それがG1となれば余計にそうでしょう。




そういう馬が今の金沢にいるかというと…。






現段階で大きな期待を集めているのはこの馬。





(ハクサンアマゾネスの写真はクシマデザインさまにご提供いただきました)



ハクサンアマゾネス 牝4歳

昨春、3歳でデビューし無敗のまま4戦目にして石川ダービー制覇。

冬のあいだ南関東に短期移籍し、浦和のA2下2着、エンプレス杯7着のあと金沢にもどり、前走1400メートルの重賞を圧勝、重賞6勝目をあげています。



自身、2000メートル以上の重賞も制していますが、陣営によると距離適性は「マイルくらいまででは?」とのことで、浦和の2000メートル戦で勝ち負けできたのは、能力の高さあってこそではないかと。




南関東では長い距離のレースを使われましたが(その前に金沢で暮れの大一番・中日杯=距離2000メートルを勝っている。石川ダービーだって2000メートルですよ)、今後、強い相手と戦うには、やや距離を短くとっていくことになりそうです。




そのハクサンアマゾネスについて、主戦の吉原寛人騎手のコメントがこちら。




「南関東で2000メートル以上のレースを2回使ってきたので、あえて1400メートルのレースを使いました。JBCレディスクラシックが1500メートルということを意識しました。

せっかく地元金沢でおこなわれることですし、なんとか地元代表としていい形で出られるようにという思いはあります。


今回、1400メートル戦を使ってみるまではどんなものかと思っていましたが、走ってみたら思った以上にいい走りを見せてくれたので、読売レディス杯を勝って、いい形でJBCに臨めればいいなと思います」




金沢にもどって緒戦となった「JBCイヤー記念」を好時計で圧勝したハクサンアマゾネス。吉原騎手のコメントにあった「読売レディス杯」は、8月10日、距離1500メートルでおこなわれます。…となると、その前にもちろんいくつかレースを使うことになるでしょう。




(JBCイヤー記念では後続を寄せつけず、好時計で圧勝)




現在のところ、最も早くハクサンアマゾネスが登場する可能性が高いのが、5月4日におこなわれる重賞「徽軫賞」(ことじしょう=4歳上牝馬 1500メートル)です。


ここでも圧勝劇が見られるのかどうか、ぜひ注目を…というところなのですが、先日、このハクサンアマゾネス陣営が少なからず意識する馬が、金沢への移籍緒戦で派手なパフォーマンスを見せました。






ネオアマゾネス。




(ネオアマゾネスの写真はMakiさまにご提供いただきました)



こちらも4歳牝馬。JRA3戦未勝利で高知に移籍し、下級条件ですが6勝をあげました。3連勝中の身で金沢へ移籍したため、戦績だけで目をひいた馬ではあったのですが、移籍緒戦を見てさらに注目が集まりました。



4月18日のA級2組、1400メートル戦。

押して先手を主張したネオアマゾネスは、後続に2秒2差をつけて圧勝。2着のサクラエンパイアも金沢ではオープン級の活躍馬でしたから、この大差勝ちは衝撃的でした。



時計こそ、4月11日にハクサンアマゾネスの出した1分27秒0に対して1分28秒1ですが、砂を補充するなどの馬場差があったことなどを考慮すれば、1秒以上の実力差があるとは決めつけないほうがよさそうです。



少なくとも、JBCイヤー記念2着のファストフラッシュの時計とは0秒3差。ファストフラッシュは昨日(4月25日)の重賞を勝っていますから、ネオアマゾネスは金沢重賞クラスの実力を持っていると言っていいでしょう。









問題は、ネオアマゾネスがハクサンアマゾネスと互角またはそれ以上の力を有するのかどうか、ということなのですが…。



当然のことながら、ネオアマゾネスとハクサンアマゾネスの直接対決が見られれば、それに越したことはないわけです。





…どうでもよろしいが、ハクサンアマゾネスとネオアマゾネスと何度も書いていると、あるいは言っていると、ワケわからなくなる。



アマゾネスが2頭。

金沢代表馬は奇しくも2頭とも…と言うためには、ネオアマゾネスがハクサンアマゾネスと並んで活躍することが条件になるわけですが。





というわけで、ネオアマゾネス陣営のコメントもご紹介します。





管理する菅原欣也調教師



「高知には牝馬のいいレースがないというので、金沢に来たんだよ。連勝してると言っても高知のC級でのものだったから、はたしてどのくらい金沢のA級で走れるかと思って見てたけど、強かったな。


金沢にはハクサンアマゾネスがいるからなあ。同じアマゾネスで2頭で金沢を盛り上げられればいいけど、アレは相当強いから。でも向こう(ハクサンアマゾネス陣営)もこっちのレースを見て、すごいのが来たって言ってたらしいよ。


レースを使ってからも馬は変わりなく元気。このあとは5月4日の徽軫賞(ことじしょう)で重賞に挑戦する予定です」







騎乗した栗原大河騎手



「牝馬重賞をねらいに連れてきてもらったということで、ホントに楽しみな馬ですね。ボクは高知のレベルが高いの知ってますし、レースを見る限りいい走りしてましたから、サクラエンパイアが強いのはわかってたのでアレとの兼ね合いだなと思っていました。


(実際走ってみて)めちゃくちゃ強かったですね〜。追い切りも、コレ大丈夫だなって思ったんですけど、あらためてスゴいなと。

たぶん逃げてこその馬なので。一応、番手でも勝ってはいるんですけど、無理くりでも行かせて、それでしっかり勝てたのでよかったと思っています。


ハクサンアマゾネスさまがいらっしゃるんでね。どこまで食らいつけるかですね。

馬主さんからは、『金沢所属馬としてJBC出られるようにがんばります』って言いな!って言われてるんで、言っておきます。


絶対王者がいるので、どこまで食らいついていけるか、がんばります。

ダブルアマゾネスで出られたらいいですけどね」




なるほど、ダブルアマゾネスですか。



(栗原騎手もガッツポーズのネオアマゾネスの圧勝)



確認しておきますが、現段階で金沢競馬は「ハクサンアマゾネス1強」です。栗原騎手も「ハクサンアマゾネスさま」とまで言うほどの、強烈な強さを見せつけています。わたくしなどは職業柄、馬の名前を省略して書いたり言ったりはしないのですが、「アマゾネス」と言えばそれは「ハクサンアマゾネス」のことです。今は。





(アマゾネスと言えば、ハクサンアマゾネス)



金沢競馬がこのまま「アマゾネス1強」で行くのか「ダブルアマゾネス」となるのか、直接対決があるのならばぜひともご注目いただきたいのです。





絶対王者、「さま」とまでライバル陣営に呼ばしめる強さをほこるハクサンアマゾネスに、直接対決となれば、真正面から挑戦状を叩きつける形になるネオアマゾネス。徽軫賞にハクサンアマゾネスが出走してくれば、その対決が実現する可能性大なのです。

 



アマゾネス対決があるかもしれない第3回徽軫賞(くどいようですが、「ことじしょう」と読みます)は、5月4日です。




この徽軫賞のおこなわれる第3回金沢競馬は5月2日〜5日までの4日間連続開催。

2日には3歳牝馬重賞のノトキリシマ賞もおこなわれます。




ぜひたくさんご参加ください。




(素晴らしい眺めですが、くっきり見える雪山は白山ではありません。写真では薄ぼんやりと写っている、奥の方にある山がそうなんですが…見えますでしょうか?)







最終更新日  2021年04月26日 17時36分45秒
2021年04月12日
カテゴリ:大川 充夫

ミツオーです。ネットで買ったモノの送り先を、間違って実家にしてしまいました。よかった、他所様じゃなくて。




さて、新年度、みなさま順調にお過ごしでしょうか。春本番、競馬界も大いに盛り上がっています。




まあ年度がわりというのはイロイロと変更・変化があるものでして、かく言うわたくしも、なんと今年度、「地方競馬アンバサダー」というものに就任いたしました。…全国で50人ほどいるうちの一人なんですけども。


「一緒に、次の感動へ。」https://www.keiba.go.jp/special-2021/


アンバサダーっつったらアナタ、大使ですよ、大使。

マグマ大使もよく知らないわたしとしては、この地位(というか称号というか)をどう受け止めていいのやら戸惑うばかりですが、何、やるべきことは決まっておりまして、要するに地方競馬の宣伝を、主にSNSでする役です。



自分にできることには限りがありますが、せいぜい頑張りたいと思います。






冬の休催期間を終えてシーズンインした金沢競馬も、今週が今年3回目の開催です。



1月から3月半ばまで冬季休催期間となる金沢競馬では、年間リーディング争いや年度代表馬の選定などを、すべて「年度」でおこなってきました。




金沢でジョッキーに、12月の最終開催時に



「リーディング、トップですね?」



などと話しても、



「まだ3月が残ってるし」



と返ってくることが常でした。





それが今年度から、正確には今春から、「暦年」で区切りとすることに変更されました。

というわけで、昨年(度)の金沢リーディングは、4月〜12月の勝ち星で決められたという、移行時期ならではの変則事象が起きています。



しかし、特に冬休みのある金沢競馬では、毎年3月の開催を迎えるときにこそ「待ちに待った開幕!」という思いが強いのです。それはファンの皆さんも、われわれ関係者も同じ。


冬休み明け緒戦が「年度内」=去年の続きで、数週間後の4月が「開幕」と言われても、今ひとつ同意しづらいというか、違和感があるというか。


ですから、今回の変更は、大いに歓迎です。心情的に非常にしっくりくる。




県の直営たる金沢競馬でこの「年度区切り」→「暦年区切り」への変更、きっと思い切りを要したことと思います。変更を決定した担当の方に、拍手をおくりたいと思います。







その金沢競馬所属の甲賀弘隆騎手に、お話を聞きました。




ちなみに、昨年春からのコロナ禍によって、弊社では騎手や調教師など、厩舎関係者に接近しての取材を基本的に自粛してきました。金沢競馬においても、普段は検量室付近で諸々の話を聞いているのですが、これをほぼ断念。特殊な状況をのぞいては、騎手の話を聞くことも取りやめていました。



今年、シーズン開始にともない、石川県競馬事業局(金沢競馬主催者)の許可を得て、接近しての取材を再開したところです。もちろん、マスク着用で、無駄な接近はせず距離を保っての取材です。





(撮影のときだけマスクをはずしました、という証拠写真=左手にマスク)





甲賀騎手は、1995年生まれ。

2014年デビュー。初めは船橋競馬所属でした。



この春、4人目として征吾騎手がデビューする塚本4兄弟の長男です。もちろん甲賀騎手自身も塚本姓でしたが、ご親戚の家を継ぐという事情があったとかで、昨年から甲賀姓での騎乗となっています。



その甲賀弘隆騎手、デビュー8年目に入ったところですが、これまでの7年間は、思うように勝ち星が伸びず、昨年まで通算63勝。



この春、金沢競馬が開幕するとポンポンと勝ち星をかさね、今年ここまで6勝をあげています。









好調ですね?と聞いてみると、



「そうですね。ここまでは。実は乗り方変えてみたんですよね」



具体的に話せますか?



「はい。重心の位置を変えてみました。

ボク、これまでは他のひとより重心が後ろにあったんですよ。


レース映像なんかを見て、たくさん勝ってる…たとえば吉原さんの乗り方を研究したら、重心の位置がボクより前にあるんですね。

それでマネしたというか、試しに前に重心かけてみたということです。


木馬で練習して、攻め馬でだんだん慣らして、レースの乗り方もそっちに切り替えました」



そうして乗り方を変えてすぐに結果が出ているのは、自信になるのでは?



「そうですね。やっぱり競馬って頭使わなきゃいけないな、研究って大事だなって思いましたね」



そしてさらに、



「フィジカル面も変えていこうと思ってますよ。特に足腰ですけど、トレーニングして強化中です。競馬ってフィジカルトレーニングも大切だなって思いますね」



とも。

実際には冬休み中からの改良ではあるのでしょうが、この春、その成果が早速出ていることで、いかにも開幕からの変身のように見えている、甲賀騎手の騎乗ぶり。



「あんまり言ってこのあと勝てなくなると、偉そうなこと言って…とか言われちゃうかな?でも自信にはなっています」



(騎乗馬に飛び上がる甲賀騎手。珍しい瞬間が撮れたので採用)



そして、塚本4兄弟での直接対決がかなうといいですね、と振ってみると、



「はい!でもなかなか難しいと思うのでね。

ヤングジョッキーを金沢でしてもらって全員来てくれるか、ボクがどこかへ乗りに行くか、う〜ん、それでも全員は難しいですかね。でもいつか一緒に乗れるといいですね」



そうですねえ。確かに現状、岩手・金沢・名古屋・高知にそれぞれ所属している4兄弟が全員どこかに集結して騎乗するシチュエーションというのは…交流重賞で遠征した場合くらいしか思いつきませんが、だからこそ、ぜひとも実現してもらいたいですし、見てみたい。









とにかく自身好調ということもあって、いつも以上に笑顔が明るい甲賀弘隆騎手でした。






春は新しく何かを始める季節。

何かを変える季節。





わたしは…とりあえず年単位でサボっていたピアノの練習を再開しました。弾けるようになるのは、だいぶん先のような気がしますけども。頑張って続けなくては。




皆さんも、春、新年度で始めた何かが、長く続きますように。

 






最終更新日  2021年04月12日 18時19分01秒
2021年03月29日
カテゴリ:大川 充夫

ミツオーです。開幕シリーズ1勝1敗1分けならよくやったと喜ぶべきなんだろうか。



さて、すっかり春本番となりました。…というよりも、今日(3月29日)は初夏の陽気。最高気温は25度との予報もあり、朝から少し汗ばむほど気温が上がっています。



例年よりかなり早かった今年の桜は…



(ウチの近所=さいたま市)




(ウチの近所)




(南浦和駅付近の公園)




(上とは別の公園)



まさに満開。


ただしコレが、日曜日の雨と強風、さらに今日の暖かさで、すでに散り始めています。



今週、水曜日(31日)には桜花賞がおこなわれる浦和競馬場の桜も、その桜花賞当日までもつかどうか、ちょっと微妙な感じです。



(浦和競馬場の桜)




(同じ桜 別角度)




(浦和競馬場正門付近の桜)






南関東牝馬三冠(四冠)戦線の緒戦となる桜花賞、すでに枠順が出ています。



グランダムジャパン2021対象競走でもある桜花賞、愛知からニジイロが参戦。

このニジイロとスマイルミュ以外の9頭は、前哨戦のユングフラウ賞出走馬たちがそろいました。


この中で、ユングフラウ賞で接戦を演じた上位3頭、ウワサノシブコ(ユングフラウ賞1着)・グロリオーソ(同3着)・ケラススヴィア(同2着)は内枠、1番から順に入りました。



ユングフラウ賞の再戦のようなレースになるのかどうか、3歳牝馬の第一冠目・桜花賞は、あさって31日(水曜日)、16時35分発走です。





その31日、最終レース終了後、浦和所属の繁田健一騎手の引退式がおこなわれます。



浦和競馬場内には、このように繁田騎手引退を知らせるのぼりが。


(風にあおられるのぼりを撮影するのに苦戦していたら、通りがかりの職員さんが持ってくださいました。ありがとうございました)



繁田騎手は1998年デビュー。

3月29日開始時点で地方競馬通算1498勝(中央2勝)としており、大きな区切りの1500勝まであと2つとせまっています。


残り3日間の騎乗で区切り到達なるかどうか、ぜひご注目ください。


なお、繁田騎手の引退式の模様は、収録の上、公開することになっています。





桜花散りゆくなかおこなわれる今回の浦和競馬は、週半ばで年度の切り替わりがあり、水曜日までの3日間と新年度第1回開催として木曜・金曜の2日間、合計5日間連続のシリーズです。



感染症流行の状況はなかなか好転せず、今しばらくは大勢で集まることなどは控えなくてはならないでしょう。



しかし皆さんに競馬場でお会いできる日が近づいていると信じて、毎日元気出していこうと思います。

 





(昨年4月にここで使った写真を今一度。奈良津堤=笠松競馬場至近の桜。今年はこの桜を見ることもできませんでした。こちらもいい知らせが近く聞かれるものと信じて)






最終更新日  2021年03月29日 13時29分43秒
2021年03月15日
カテゴリ:大川 充夫

ミツオーです。冷えてないビールを買いましたが、存外イケることが判明しました。



さて、2021年の金沢競馬が開幕しました!


JBCイヤーとなる今年の金沢競馬、冬季休催中にリニューアルされた箇所がいくつかあり、今回その新しくなった部分を見るのを楽しみにして、開幕シリーズに臨みました。



まずは、内馬場にある大型映像装置です。






この写真にある瓦屋根の構造物のうち、向かって右側がその大型映像装置(いわゆるビジョン。愛称はまだない)。


比較できる古い写真が手元にないのですが、新しくなったビジョンは先代のモノよりいくらか幅が広くなったそうで、ご覧のとおり、左端にレース着順が表示されるタイプとなりました。



これにともない、写真左側の瓦屋根構造物=これまで使われてきた着順表示板はその役目を終え、まもなく取り壊されるとのこと。




新ビジョンはもちろんクリアな画質がうれしいのですが、このように写真に撮っても、その画面の様子がキッチリ写るんですな。アレですよ、ナントカいうアレ、アレになったからですよ。走査線がどうとかでこうとかで、っていうアレ(すみません、バカで)。





続いてひと目で変貌ぶりがわかるのが、パドックです。




(新しくなったパドック)




(更新前のパドック)



このようにラバーをはり替えましたが、特に変わったのが中心部分。

パドックで馬が歩く周回コースの内側です。



以前は芝生でしたが、新装なったパドックでは騎手の言葉によると人工芝だそうで、新しいだけあって見た目にも緑色が鮮やかです。






そして、何と言っても大きな、そして興味のある更新は、馬場です。




本馬場の砂を全面的に入れ替えました。








↑変更前

↓変更後








…。

ええと、これじゃ何がどう変わったかワカランですな。





では、この写真ではどうでしょうか。








外側がレースで使用する本コース、内側が調教で使用するコース。今回砂を入れ替えたのは本コースのみです。




今回の開幕シリーズ初日(14日)が不良馬場→重馬場。2日目(15日)が稍重というコンディションで、多少、水分を含んだ状態なのですが、砂が新しくなった本コースのほうが白く見えますし、湿って色が濃くなった部分を見ると、古い砂(調教コース)は黒っぽく、新しい砂では茶色っぽくなっているのがおわかりいただけると思います。





この砂の入れ替えについては、騎手に話を聞くと、




「痛くなくなった」




という声がとにかく多い。



金沢競馬場の砂は旧来、特に雨で湿ったりするとかたまりのようになり、レース中に前の馬に蹴り上げられて飛んで顔や身体に当たり、それが非常に痛かったのだそうです。




「板ゴーグルを前は4枚使ってましたけど、今は2枚でよくなりました」




「前は弾丸でしたからね」




など、とにかく「痛くなくなった」ことを歓迎する声が誰からも聞かれました。




肝心の、レースや馬の走りにどのような影響が出るかですが、これは答える騎手によって様々。



基本的に、乾いた状態ではクッション性が良くなったことは間違いないようですが、湿ったときの締まり具合がどうなのか、内外の良し悪しはどうなのか、まだまだ手探りの状態のようです。



レースを見ての印象としては、好時計、差し馬が届きにくい、という感じですがこれもまた変わってくるかもしれません。





いずれにせよ、今回の砂の入れ替えにより、金沢競馬の馬場は昨年までとは大きく変わると思っていいと思います。



乗る側も、馬券を買う側も、時間をかけて攻略していくことになります。







開幕にあたって、金沢競馬所属騎手数人に話を聞くことができましたので、ご紹介しておきます。






藤田弘治騎手







(昨年の金沢リーディング。年間98勝は)ちょっと少ないなと思っていて、リーディングとれたのはよかったですけど、いつでも去年の自分に勝ちたいっていう考えがあるので、その面で足りないなと思っています。

120くらい勝ったことがあったので、今年はそれを超えられたらなあと思いますね。

大きいところも、ボクそういうのとるの少ないので、もっととっていかなきゃなと思っています。

コロナの関係で、お客さんの入場制限もまだ少ししているんですけど、JBCまでにたくさんの人に入ってもらえるようになってくれればと思います。そうなったら、ぜひみなさん足を運んでいただいて、金沢競馬で楽しんでいただけたらと思います。応援よろしくお願いします。







平瀬城久騎手





(ケガから復帰)身体の反応はね、まだ今ひとつですけど、これから徐々にギアをあげていければなと。そのへんは馬の力を借りて、挽回していきますよ。






田知弘久騎手


(田知騎手と堀場裕充騎手)


軽いねえ、馬場。(初日の後半レースで)急に時計出過ぎじゃない?

それまでは普通といえば普通の時計だったんだけど、急にじゃない?

内・外は、最初差があるかなと思ったけど、そうでもないかも。内々か、少し外目がいいかな?






栗原大河騎手





(2日目第10レースでサブノタマヒメに騎乗)すごく乗りやすい馬だと思います。強い馬特有の雰囲気を持っていて、おとなしいというか、ドッシリかまえているなと思います。

冬の間、攻め馬に乗っていたので今年の初めだけ任せてもらいました。

しっかり自分の役割を果たして、畑中騎手にバトンタッチできれば。

一年間ケガなく乗れればなと。

JBCイヤーですごく注目されると思いますし、そこで全国のファンのみなさんにアピールできたらなと思います。




(重賞2勝馬サブノタマヒメと春初戦を見事勝利に導いた栗原騎手)




柴田勇真騎手


南関東での期間限定騎乗については、今年は(前回と違い)ケガなく期間を全うできたのと一つ勝てたことが良かったと思います。

多頭数のレース、金沢にはない16頭というレースも経験して、馬をコントロールすることの大切さを改めて認識しました。


金沢開幕ですが、まずはPCR検査の結果がしっかり陰性とわかるまでは乗れませんので、開幕シリーズは騎乗しません。その間に、昨年のケガで手術したときに入れたボルトを抜いてもらいます。抜いてすぐ乗っていいと言われています。


昨年は重賞も勝たせてもらって成績もキャリアハイ。一年だけだったなと言われないように、今年もいい成績があげられるよう、JBCでも騎乗できるように、JBCイヤーを盛り上げられるようにがんばります!







金沢競馬では、昨年実施した入場制限を続行しています。

金沢競馬「ハッピーポイントカード」の会員の方のみ入場できます。入場の際はカードの提示が必要ですので、かならずお持ちください。



また、場内の滞留人数は1300人までとなっています。





2013年以来8年ぶり2回目となる金沢競馬場でのJBC。

そのJBCに向け、重賞レースの実施時期や条件にも変更があり、4月に入ると注目レースが目白押しとなってきます。




開幕したばかりですが、春シーズンから夏、そして秋のJBCまで、あっという間に進んでいきそうな今年の金沢競馬、どうぞご注目ください!

 






最終更新日  2021年03月15日 16時11分07秒
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