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坂田 博昭

2022年01月26日
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カテゴリ:坂田 博昭
​​​​​​​​ 
 水曜日の担当は、坂田博昭です。
 
 オミクロンがすごすぎて…週末の佐賀も、昨日の高知も取材に出かけるのを見合わせました。窮屈すぎる世の中ですが…仕方がありません。
 
 気持ち的には、自分のためが7割、事後現地に何か起きたときに、自分のせいではないとしても何となくモヤモヤした気持ちになるだろうなぁと思うのが3割。
 人によっては「考えすぎだろ」と言う人もいるでしょうし、人によっては「この状況では当然」と言う人もいるでしょう。事ほどさように、いまの世の中こうしたことについての考え方は、人それぞれで思った以上の隔たりがあるので……何が正しいとも言えないですし、何が起きても誰かが正しかったとか誤っていたとかは、一概には言えないでしょう。
 
 高知の話は、出かけた皆さん方が様々なところに書かれるお話を、楽しみにすることにします。
 
 
 ただ……週末の佐賀・花吹雪賞(3歳・1800m)は、取材に行きたかったな……
 
 高知から遠征したアンティキティラが、直線で差し伸びて快勝!
(すみません、この話題こたつ記事です)



(この写真は、佐賀競馬広報から提供されました)
 
 レース後の多田羅誠也騎手のインタビューの模様は、​佐賀競馬オフィシャルのYoutube動画​でご覧下さい。

 アンティキティラは、ホッカイドウ競馬出身。
 5月の段階で、強敵相手の新馬戦(フレッシュチャレンジ)を勝ち、その後しばらく結果が出ないレースを続けながらもシーズン通して戦い、シーズンラストにはオープン特別とオープンのJRA認定(ウィナーズチャレンジ)を連勝して、高知に移籍しました。



 2021年5月12日
 門別でデビュー戦を勝ったときのアンティキティラ(外1番)

 当時騎乗していた山本咲希到騎手が……

「全くレースに集中していない。まだ覚えなければならないことがたくさんありすぎる。課題だらけ」

……と、実に厳しい表情で話したことが、馬自身が見せた終いの強烈な脚力とともに印象に残っていた馬でした。
 
 門別のシーズン終盤の連勝、そして高知の連勝の際には、外から見る限りは、騎手が促したところで反応してしっかり動き出して勝てている印象。デビューの頃と比べれば、気性面の成長も感じ取れる内容でした。

 今回のインタビューの映像を見ると、多田羅騎手も「気難しいところがある馬」と話していますね。馬の成長もさることながら、門別時代もいまの高知でも、馬の周りの人々がこの馬の力を引き出す技術と工夫を駆使してレースに臨んでいるのでしょう。
​​​ 
 まだまだこの馬の能力には、ヴェールに隠された部分があるのかも。
 次は3月1日・名古屋の若草賞、と、別府調教師から具体的にレース名も出たようなので、もしここに出てくるようなら改めてそのレース振りに注目していきたいです。
 
 
 さて、先週の名古屋のお話から、あと2つ。
 ここからは、ちゃんと取材した記事です(笑)。
 
 火曜日18日には、重賞の他にも3歳馬の特別戦(1400m)が行われました。
 勝ったのは、JRAからの転入初戦だったグレタ



 最後は少し詰められましたが、この1馬身差は楽勝の類い。
 
 JRAから転入初戦。秋の福島1150mで未勝利戦を勝った直後の転入だけに、動向も含めて注目される馬です。
 
 ​岡部誠騎手の話​
「短い距離を使われていたから、力んで走るところがありましたね。まだ馬の調子も全然だと聞いていますし、これからどういう風に変わっていくかじゃないでしょうか。」

 これから、どんな道を歩んでいくのでしょう。
 実績が実績だけに、次回の登場がとても楽しみです。
 
 
 20日木曜日には、古馬の重賞・マイル争覇(SP2)が行われました。
 



 出来れば逃げたい、前で運びたい馬が揃った組み合わせ。
 しかしながら、名古屋の1600m戦は毎度おなじみ、最初のコーナーまでの距離が短い。



 トミケンシャイリの今井貴大騎手が、先手を主張。
 ゴールドリング(橙帽青服)はその直後に控える形
 1番人気のタイキメサイア(橙帽桃服)は好位3番手
 もう1頭、人気になったキーグラウンドは、発馬直後のダッシュがつかず後方
 
 レース中盤でゴールドリングが早々と脱落したあと、トミケンシャイリに食い下がるタイキメサイアと、後方からぐいぐい脚を使って追い上げてきたキーグランドの3頭の競馬になりました。



 外から、キーグラウンド(黒帽)もよく詰めているんですが…



 最後まで脚色が衰えなかったトミケンシャイリが、4馬身差勝利



 先週の重賞は、2つとも今井貴大騎手でした。
 勝利騎手インタビューの模様は、​名古屋競馬オフィシャルYoutube映像​でご覧下さい。



 昨年10月、秋の鞍を勝って3歳3冠を達成したあと、園田・楠賞、笠松グランプリ、東海ゴールドカップと、苦戦が続いたトミケンシャイリ。ここでの復活Vは、改めてこの馬の力を示し、期待感も持たせる結果でした。

「やはりこの馬は、冬場は調子がよくないね。結果が出てホッとしました、」
 
……と、管理する竹下直人調教師も話していました。今後の進路については、馬の状態を見ながら、とのことで、明言はありませんでした。
 
 この馬、どうしても名古屋で勝とうと思うと逃げになるので、その印象が強いのですが……弥富の広いコース、絶対合うと思うんですよね。8月のペリドットオープンを差し切って勝ったように、脚が溜まれば終いに強烈にその脚を繰り出すことも出来る馬。春以降、新たな活躍シーンを見せてくれるのではないかと、期待しています。




「出遅れたけれど、その分終いにいい脚を使えたから、むしろ良かったかも知れません。今日はしっかり走ってくれて、レースには満足しています。」

……と、キーグラウンド宮下瞳騎手
 
 こちらも、忙しい流れに合わせて走るより、自分のペースを守って勝負所でしっかり脚を使わせた方が良さそう。もしかしたら、弥富に変わって良さが出るかも知れません。



 この夕暮れの風景が見られるのも、あとわずか。
 土古にあるこの名古屋競馬場のファイナルは、3月10日がダートグレード競走の名古屋大賞典。そして3月11日がラスト開催。
​​​​​ 
 そのあと、弥富に移ってのレースは、4月8日が初日です。






最終更新日  2022年01月26日 07時00分07秒


2022年01月19日
カテゴリ:坂田 博昭
​​​​​​​​​​​​​ 
 水曜日の担当は、坂田博昭です。
 
 今回は、名古屋からのリポートです。
(取材日:1月18日火曜日)
 


 開門前の様子
 良いお天気ですが…この直前まで雪が舞っていて、とにかく寒い!



 
 取材日の前日、1月17日月曜日
 2R キタノインスパイアで、戸部尚実騎手が通算3000勝達成!
 


(この写真は主催者広報提供)
 
 翌18日火曜日に、記念セレモニーが行われました。



 セレモニーでのインタビューの模様は、​名古屋競馬オフィシャルのYoutube動画​でご覧下さい。



 資料画像です
 昨年11月の東海菊花賞・ナムラマホーホで勝利

 58歳 デビューからまもなく39年

「怪我は本当に多くて…でも、治る怪我ばかりだったから、ここまでやって来ることが出来ました。がむしゃらに頑張るでもなく、平常心でコツコツやって来たのが良かったのかな。」

 彼の歩んできたみちのりが、うっすらと見えてくるような、そんな言葉でした。



 彼もまた、その存在、レジェンドの域に達しつつあります。
 師匠、兄弟弟子揃って、しっかりとしたときの流れを感じさせる記念写真になりました。
 
 
 今年は例年以上に、シーズンオフのある競馬場から各地に短期移籍で冬季移動する騎手が多くなりました。



 岩手から、菅原辰徳騎手 28歳 年が明けて13年目
 オミクロンにつき、マスクはしたままで。
 
 一昨日17日から騎乗を開始しました。
 その初日に早速1勝。

 騎手紹介式でのインタビューの模様は、​名古屋競馬オフィシャルYoutube映像​でご覧下さい。



​「佐賀・高知・笠松とシーズンオフには短期移籍してきたんですが、今回は4~5年ぶりですね。笠松に行ったときにも名古屋で乗る機会はなかったので、今回が初めて。2月中旬に岩手で調教が始まるまでの帰還で色々考えたら、名古屋しかないな、と思い、主催者にお願いして受け入れて頂きました。」​



 レース後の上がりのシーンをカメラで狙っていたところを見つかり、まんまと睨まれる(汗)

「名古屋は、水沢よりも1コーナーまでの距離が長いので、最初の先行争いが激しくて重要だという印象です。(滞在期間中の)具体的な目標、というより『社会勉強』だと思っているので、様々なことを吸収して、結果も残したいですね。」
 
 騎乗開始の初日から湧かせている彼の姿が、これからもっと存在感を増してくることでしょう。
 
 
 たまたま…もうひとり名古屋に来ていました。
 


 同じく岩手から、岩本怜騎手 20歳 年が明けて4年目
 先週の開催から、笠松へ短期移籍して騎乗しています。

「一昨年は佐賀、昨年は大井に短期移籍で行く予定だったのに、コロナで行けなくなって……今年は短期移籍で移動している人が多くて、もういっぱいだった競馬場もあったのですが、笠松で受け入れて頂きました。」



「(岩手での)昨シーズンが不振で……」と切り出す彼。
 
「色々考えて試している間に『軸がブレてた』んですよね。乗り方とか、鐙の長さとか。それでいま笠松では、これっていう形で乗って、良い感じです。前の開催で惜しいレースがあったのに勝てなかったので、とにかく次の開催で1つ勝ちたいですね。」



 来週火曜日には、高知の全日本新人王争覇戦への遠征も控えています。
 
「ひとり(浦和の赤津和希騎手)を除いて、みんな後輩なんですよね。ここは先輩の力を見せられるように頑張りたいです。その高知も含めて、とにかく色んな所で乗りたい。これは騎手をやめるまで変わらないと思います。違うところで乗る経験が、力になると思うんです。」



 レースのあと、何事か言葉を交わしつつ一緒に上がって来る
 左が​岩本零騎手​ 右が菅原辰徳騎手

 
 
 メインレースは、3歳馬の重賞・新春ペガサスカップ(1600m)でした。
 




 最初のコーナーまでが著しく短い、名古屋の1600m戦。
 先行争い激化を想定していたのですが……
 大外からレイジーウォリアーの行き脚が優って、あっさりとハナ。
 
 最初の正面では、このようにすんなりと隊列が決まって、レースはこのまま勝負所まで流れて行きました。



 まさに「すんなり」
 前の並びもかわるどころか、むしろレイジーウォリアーがアップテンペストを一方的に突き放していきました。



 7馬身差



 今井貴大騎手の勝利騎手インタビューの模様は、​名古屋競馬オフィシャルYoutube映像​でご覧下さい。

 今井騎手は、それまで乗っていた丸野勝虎騎手が戦列を離れている間の2戦、見事に代役の務めを果たしました。時期的にも、結果が求められる局面だっただけに、今日の勝利も含めて価値があります。
 
 

 


 今週の開催は、金曜日まで。
 明日20日木曜日も、古馬の重賞・マイル争覇(SP2)が行われます。




​​​​​​​​ 土古のこの競馬場でレースが行われるのも、このカレンダーにある日だけになりました。
 あっという間だな…きっと。






最終更新日  2022年01月19日 20時19分35秒
2022年01月12日
カテゴリ:坂田 博昭

​ 
 水曜日の担当は、坂田博昭です。
 
 今週は、佐賀競馬場のリポートです。
(取材日:1月11日)
 


 昼イチ。佐賀競馬場のイメージソング「It's a green dream」が流れる場内。
 九州に到着した朝は「気温2度」とか言われてびびっていましたが、お日様が出ている午後はポカポカとしていい陽気です。
 
 
 1Rが始まる前、いきなりこの方に行き会いました。



 北海道から短期移籍中 松井伸也騎手




 昨季は、川崎所属(門別デビュー馬)のコーラルツッキーで重賞のノースクイーンカップを勝ち、シーズン終盤には実績馬チャイヤプーン(名古屋の東海菊花賞に遠征して2着)との出会いがありました。
 
 今年は、福山から北海道に移ってきて10年目。
 いつ大きな波が来てもおかしくないだけに、新たなシーズンでの活躍が楽しみな人でもあります。
 



 3年前に短期移籍で佐賀で乗ったときには、スーパージンガで重賞の花吹雪賞を勝つ活躍。
 今回は、佐賀でどんな活躍を見せるでしょうか。

 
 3レース
 三小田幸人厩舎の2頭が、装鞍所に入ってきたときからすごく気になる。



 ​キリシマムテキ​

​​​​​​​​ このメンコ、初めてつけてレースに臨んだんだそうです。



 ピヨピヨピピピと、ミスターほとんどパーフェクト
 メンコがかわいい~~
 
 ​ピヨピヨピピピ​は、昨年門別でシーズンをほぼ通じて走ってから、この秋佐賀に移籍。
 この日のレースは惜しくも2着……。佐賀での勝利も時間の問題なのではないかと。
 
 ところで、このメンコ。厩舎のスタッフの方の証言によると……

「あのメンコ2枚あるんですよ。前走(的場文男レジェンドカップで)的場さんが乗ったときに、メンコの右頬のところにサインしてくれてたんですけれども……今日のはどうでしょうね?」

 見る限り、この日のメンコにサインらしきものはありません。
 次回のレースの時には、的場さんのサイン入りのメンコを着けてくるのか、それともそのメンコは「記念」ということでもうお蔵入りなのか…??
 
 次走のピヨピヨピピピは、メンコの右頬の部分にご注目ください(笑)。
 
 
 この人も、短期移籍でこの日から佐賀に参戦。



 岩手の小林凌騎手
 これから1ヶ月半ほどの佐賀滞在となります。



「短期移籍で乗るの、初めてなんですよ。牧場とかに行ってたことはあるんですけれども…所属の調教師にも『行った方がいい』と言われていたこともありますし、新しい勉強になるかなと思いました。佐賀は以前(騎手交流の)M&Kの時に何度か乗ったことがあるだけなんですけれども、昔よく来ていた競馬場ということもあって決めました。」



 ん?聞き逃しそうになったんですが……
 昔よく来ていた??

「母方の実家が福岡で、ここ、近いじゃないですか。中学生の頃、よく祖父に連れてきてもらっていたんですよね。」
 
 小学生の時にはもう競馬の仕事を志していたとのことですから、その子供の頃に佐賀に来たというのも、競馬自体に興味があってきていたそうです。
 
「締め切りの時の音楽とか、建物や周囲の風景、何もかもがその当時と全然変わらなくて……なんだかすごく馴染んでます(笑)」



「目標は、佐賀にいる間に10勝。頑張ります!!」
 
 競馬がない間、佐賀のレースも岩手で楽しめるのかな?
 是非ご声援くださいね!
 
 
 
 この日のメインレースは、今年新設された全国交流の重賞・第1回ゴールドスプリント(1300m)でした。
 
 レースの話に入る前に、パドックで引き続き「メンコミュージアム」
 


 ドラゴンゲート



 このメンコ、ミスカゴシマです。
 石川慎将騎手の色だから、彼のイメージのメンコっていうことですかね…???
 ミスカゴシマなのに、怖そう……(汗)
 
 
 佐賀には1400mの重賞はあっても、1300mという重賞はこのレースだけ。先手を取りたい馬も多くエントリーし、加えて内から4馬幅ぐらいあけたところを皆が走りたいような馬場状態で位置取りが重要な鍵になることから、戦前から激戦が予想されていました。
 


 スタート直後。
 注目された先手はロトヴィグラス(緑帽)があっさり奪い、外からドラゴンゲート(橙帽)とダノンジャスティス(桃帽一番外)がついていく形。
 ステラモナークは「さすがにこのメンバーではみんな速すぎて」(レース後の下原騎手)先団の後ろ。
 
 ミスカゴシマ(内目赤帽)も行ききれず。ダノングッド(最内黒帽)もこのあと1コーナーを回るところでもう外を狙って一旦広報へ。
 
 このあと、驚いたのがロトヴィグラス。全然脚色が衰えず、3コーナーではむしろ後続を突き放して大きな見せ場を作りました。
 しかし…後ろから上がって来たダノングッドの脚色が違いすぎました。直線に入っても勢いの差は歴然。
 



 
 内枠をひいてしまい、難しいレースになるかと予想されていましたが……
 終わってみれば4馬身差の圧勝。
 これで名古屋から笠松、そして年が明けて佐賀と重賞3連勝。



 レースのあとの帰り際、多田羅誠也騎手に少しだけ話が聞けました。
 
「強くなったと言うより、名古屋を勝った後、前回の笠松あたりから本当に馬の状態がいいんです。体調が良すぎて、調教の時にもうるさくなって苦労するぐらいで……。今日もいい走りをしてくれました。」



 この口取りの前も、間も、ダノングッドの元気なこと…(苦笑)。
 10歳でも、ますます盛ん、といったところでしょうか。
 
 次は、黒船……なのかな??
 
 


 佐賀の次の重賞は、1月23日(日)に2歳馬の花吹雪翔。
 それが終われば…その次は、2月8日の佐賀記念ですね。
 
 世の中の状況も状況で……
 次は、いつ来られるかな……?
 
 
 来週は、名古屋の話題になる予定です。​​​​







最終更新日  2022年01月14日 10時13分10秒
2022年01月05日
カテゴリ:坂田 博昭
​​​​​​​​​ 
 水曜日の担当は、坂田博昭です。
 
 明けましておめでとうございます。
 2022年が、皆様にとって素敵な一年になるよう、お祈り申し上げます。
 
 
 今日は、昨日の名古屋競馬場のリポート。
 新年最初の重賞・名古屋記念が行われました。
 


 冬の青空は、とても澄んで見えます。
 風は寒いけど……
 
 
 この人に、久しぶりにお目にかかることが出来ました。



 木之前葵騎手
 9月末の落馬事故で負傷し、3ヶ月間戦列を離れていました。
 
 1月1日から始まる開催から復帰。
 その1R、今年名古屋競馬の最初のレースで見事!復帰戦Vを飾りました。



(主催者広報提供 外5番が勝ったジャスミンシャワー)

「(落馬事故がスタート直後だったので)また転ぶんじゃないかと怖さもありました。でもレースに行ったら展開も向いて、あれ、勝っちゃった~っていう感じでした。馬も自分も休み明けで、勝てて良かったなぁって。」
 


 アイーン ……ではなく
 昨年9月29日の落馬事故で鎖骨の折れた部分。
 肩と言うより、首の下の肩へ繋がる部分の骨ですね。
 プレートでガッチリ固定して、治癒を待ったそうです。

​「こんなに大きな怪我で、長くレースを離れたのは初めてです。3ヶ月のうち、2ヶ月はまるまる休みました。競馬も見てましたね。色んなことを考えましたよ。人の競馬を見ていて、いままで自分がどんな風に仕事をしてきたかとか……休んでいる間に、客観的に自分自身を見つめることが出来たように思います。​勝ちたい、勝ちたい、ばかりが先に立つ自分に気づいて…いまは心持ちは大分違うと思いますね。​」​



「12月に入ってから、馬の世話とかの仕事から、リハビリも兼ねてスタートしたんです。馬の手入れなんかが改めて楽しくて、馬かわいくて……」「やっぱり、私、馬好きだなって、ずっと馬に乗っていたいなって、そう思ったんです。」
 


「やっぱり、私、馬好きだなって、ずっと馬に乗っていたいなって、そう思ったんです。」

 衒いなく、そう話す彼女。

 昨年は、年の初めから所属厩舎を変わって心機一転の年でした。
 とてもいい意味でそれまでとはだいぶ違う雰囲気でレースに臨んでいる彼女の姿を、旗からずっと見ていました。その姿は、昨年の念頭に話していたとおり「それまでへの感謝」と「仕事への(新たな)モチベーション」の現れだったのでしょう。
 
 そして…年の終盤は、思わぬ形で戦線離脱。
 ただそのレースに乗っていない最後の3ヶ月で、その年最も大きな「収穫」を、彼女は得たのかも知れません。
 


 この日、7Rのアオイラブリーで勝って、今年2勝目
 
「馬のリズムを大切にして、乗っていきたいです。でもその中でも、積極的なレースを。」

 まずは怪我なく。
 その上で、更なる活躍から、目が離せない2022年になりそうです。



 
 次の話題。
 年末、12月30日の笠松・ラブミーチャン記念で競走除外となったこの馬。
 


 アマクミナイデヨ
 写真は、11月30日名古屋転入初戦を勝った時のもの
 
 管理する今津博之調教師の話が聞けました。

「体調は大きな問題はなく、今日(4日)から調教を再開しています。間に合えば1月16日火曜日の新春ペガサスカップ(1600m)、間に合わなければ1月30日日曜日の中京(ダート1200m)も視野に入れながら調整します。ただこれだけの馬なので、無理はせず馬の状態と相談しながらの次走になりますね。」

 心配されていたアマクミナイデヨのファンの皆さん、ひとまずご安心下さい。
 
 先日、この馬の写真をTwitterにアップしたところ、お母さんのバカニシナイデヨからずっとファンだという方からもリアクションを頂きました。
 バカニシナイデヨも重賞にも何度も出ていた活躍馬で、私もかつて門別で本場実況を担当していたときに、彼女が勝ったレースを実況していました。人気的にはばかにされてましたが(笑)、上級条件のレースで末を伸ばして競り勝つ、なかなかの勝ち方でした。
 
 お母さんが中距離で活躍できていたように、娘のアマクミナイデヨも名古屋では調教から折り合いながら走れる雰囲気を出しており、距離が延びての活躍も期待できるかも知れません。
 
 うーん、距離を延ばして先々に向けての足固めをして欲しい気もしますし、一方で中京の1200m戦でJRAの馬たち相手の速度勝負も見てみたい気もしますし。
 いずれにせよ、その動向にご注目下さい。
 
 
 さて、この日のメインレース。





 これがスタートして最初のゴール板前。
 先行争いは内から、エイシンエンジョイ、メイソンジュニア、ゴールドリング、タイガーアチーヴの4頭で折り合うことなく激戦。
 直後にいる白の帽子桃色の勝負服が、1番人気のナムラマホーホ。
 
 先行集団は案の定サバイバルバトルとなり、生き残ったエイシンエンジョイに、3コーナー辺りから詰めていったナムラマホーホが襲いかかって、直線は完全に2頭の一騎打ちに。





 ゴール
 写真判定になりましたが……



 ナムラマホーホの岡部誠騎手「え?写真判定なの??」と、上がって来た段階で勝利を確信。
 「完全に前に出ているんだけど、そこで止まってしまって…行き出せば反応はきちんとする馬なんだけどね」と、この馬の力量の確かさと難しさを、レース後同時に語っていました。
 
 エイシンエンジョイも、陣営は「行き脚がつくのに時間がかかるので、どうしてもああいう形になってしまうけれども、自分の形で競馬は出来て、頑張ってくれたと思います。」(管理する笹野博司調教師)​​​​と、納得の表情でした。
 


 岡部誠騎手の勝利騎手インタビューの模様は、​名古屋競馬オフィシャルYoutube映像​でご覧下さい。

 管理する藤ヶ崎一人調教師

「自分としては、長めの距離がいい馬なんじゃないかと思っています。調教の時には常にパートナーを置きながらになるなどまだ難しいところのある馬で、そこをケアしていきながらですね。」
 
 次走は未定ということでしたが、地元戦で長めの距離と言うことになれば、次走は2月4日の梅見月杯(1900m)が有力候補になるでしょうか。



 世の中の状況も、穏やかならぬものがありますが…
 特に状況が激変しなければ、週末は佐賀に出かけてこようと思っています。






最終更新日  2022年01月09日 11時23分16秒
2021年12月29日
カテゴリ:坂田 博昭

 
 水曜日の担当は、坂田博昭です。
 
 今日、12月29日はばんえいダービーの帯広競馬場に出かけ、いま深夜に札幌まで戻ってきました。
 


 馬たちを追いかけながら観戦するお客様方の姿。



 今回は制作側の裏方役で、出演はなし。
 1月2日の帯広記念当日は、出演させて頂きます。
 
 
 2021年、長い1年でした。色々ありました。
 いやむしろ…競馬の世界では「何もなかった」のかも知れません。
 
 人によって、立場によって、そして状況によって……感じた時の長さや起きた出来事は、それぞれ違うと思います。
 それが、コロナ禍とコロナのあとの世界なんだと思います。
 
 取材に出かけるモチベーションも、このブログで見聞きしたことに触れて下さる読者の方々の存在だけが頼りでした。ここまでご覧下さった皆様に、心から感謝申し上げます。
 
 
 明日。年の最後に有り難いお話しをいただき、お客様方と一緒に過ごす機会を頂戴しました。


(北海道の場外発売所・Aiba石狩のイベント情報です)


 明日12月30日。Aiba石狩で皆様方のお越しをお待ち申し上げます。
 このPOPにも書いておきましたが…

​ 「みんなで集まって、盛り上がろうぜ!!」​
 
 みなさま、良い年をお迎え下さい。
 
 
 年が明けたらすぐに、名古屋に行こうと思っています。
 来週はそのリポートで。







最終更新日  2021年12月30日 02時02分16秒
2021年12月22日
カテゴリ:坂田 博昭
​​​​ 
 水曜日の担当は、坂田博昭です。
 
 交流重賞の名古屋グランプリ(Jpn2)は明日12月23日ですが…
 名古屋競馬場に、本日前乗り(笑)。
 ということで、今週は名古屋競馬の話題です。
 
 一昨日、12月20日月曜日の4レースで、加藤聡一騎手通算500勝を達成しました。



(この写真は主催者広報からご提供頂きました)
 
 今日22日に、場内でこの通算500勝達成のセレモニーが行われました。



 年内に、当面の目標を達成した形。
 セレモニーでは「素直に嬉しい」と話していました。



 今日22日も、7Rをタイガーブルズアイに騎乗して勝利。
 これで、今年の名古屋競馬場での勝利数が99になりました。
 
 「あと1つ!」
 自場での年間100勝は、今年最後の数字的目標。
 残り2日で達成して、更なるステップアップにつなげていくことでしょう。



 先週は、笠松の準重賞をイイネイイネイイネで勝利。
 年の終わりに、存在感が増してきました。
 来年は、どんな活躍の道を歩んでいくだろうか。
 
 
 一方、こちらは怪我から復帰を果たしました。
 


 マスクでわかりづらいですが…
 浅野皓大(あさのこうだい)騎手
 
 調教中に立ち上がった馬から落ちて、手首を骨折。
 3ヶ月もの間戦列を離れました。

「落ちたとき、丁度手を突いたところがコンクリートで、ポッキリ折れてしまいました。粉砕骨折していたらもっと長く罹ったかも知れませんが、単純な骨折で幸いでした。もう痛みはないですし、(折れた骨の部分を支えていた)ボルトも外れましたので、すっかり大丈夫です!」



 今年は、戦列を離れる期間が長くなった彼。
 ここまでの騎乗数は、昨年の半分となりました。
 デビューしてまるまる2年。いまはとにかく、騎乗馬を獲得すること。そして、ひとつでも上の着順を獲得してアピールすること。これに尽きるのではないでしょうか。



「とにかく…まず1つ勝ちたいですね。」
 
 やはり、勝利が何よりの薬になることでしょう。
 これまで以上に「果敢な」騎乗振りを、期待したいです。
 
 
 現役最高齢、17歳牝馬の​ヒカルアヤノヒメ​が、今日の10Rで通算300回目のレースを走りました。
 




 主戦の尾崎章生騎手とともに。



 レースは、近歴着外馬ばかりの選抜戦だったとはいえ、ダッシュよく飛び出して1コーナーでは4番手。その後の粘りは書きましたが、元気が失われていないところを見せてくれました。、



 レースのあとも、無事に帰還。
 砂を被った馬体が、この馬なりの激戦を物語る。

 競馬というスポーツのありよう、だと思うんですよね。
 スポーツだからこそ、そのときの勝負で強いことだけでなく、例えばこのヒカルアヤノヒメのように「長く続ける」と言うことにも価値がある。
 
 馬券ばかりに傾倒してしまっているいまの競馬に向けての、ひとつのアンチテーゼ。
 こういうことの価値が広く人々に受け入れられるかどうかが、人々が彼女の姿から何かを感じ取れるかどうか、ということこそ、競馬という物事が続いていくためのカギなんだと思っています。

 17歳。そう遠くない日に、彼女も引退するときが来ます。
 そのとき、私たちが何を感じ、どういうことが人々に伝わっていくのか。
 改めてそういうことに思いを致しつつ、彼女がレースで走る姿を見ておりました。
 
 

 明日の名古屋競馬場は、ダートグレード競走の名古屋グランプリ。
 競馬場の弥富移転を控え、2500mで行われる最後のこのレースになります。



 明日は、「強い者が勝つ」競馬の面白さを、みんなで堪能しましょう!
​​​






最終更新日  2021年12月22日 23時44分24秒
2021年12月15日
カテゴリ:坂田 博昭

 
 水曜日の担当は、坂田博昭です。
 
 先月、九州に取材で出かけた際に、この場所にも足を運びました。
 (取材日:11月12日)
 


 通り沿いに、今でも残る「荒尾けいば」の看板



 旧荒尾競馬場跡
 荒尾競馬が2011年末で廃止になったあとは、場外発売所(BAOO荒尾)として運営されています。
 


 かつてのままの入場口
 先に申し上げておきますが…ここから先、殆どがかつての荒尾競馬場そのものの風景が残っています。



 私が前回荒尾競馬場を訪れたのは、まだ競馬が開催されていた2011年

​​ 東日本大震災が起きた6日後。
 10年ぶりの訪問。
 しかも、荒尾競馬は2011年の暮れの開催を最後に、廃止されています。
 
 建屋の風景が、全く当時のそのまま残されていたことに、少なからず驚きを覚えました。





 荒尾名物 パドックの真ん中にそびえる大楠の木も、残っていました。



 パドックの騎手服紹介板もそのまま
 
 スタンドの中では、馬券が売られています。



 この風景が、10年前と全く同じ。
 この日は、川崎競馬と佐賀競馬の馬券が売られていました。



 スタンドの反対側、かつて馬が走るコースがあった側に出ることも出来ます。



 もう、このまままた競馬やれや!っていう感じのたたずまい。
 しかし…かつてコースがあった側に目を向けると……



 コースはもうありません。
 更地になり、一部は駐車場として整備され、その他の場所も現在造成中。
 
 10年前にスタンドから同じ方向を撮った写真がみつかりました。



 10年前。まだコースを馬が走っていた頃の荒尾競馬場
 海の向こうの雲仙岳の姿は勿論、今も昔も変わりない。

 ちなみに、その10年前に馬たちが走っていた頃の競馬場の風景



 2011年3月17日の荒尾競馬場



 同じく2011年3月17日
 
 
 スタンドの脇から、この向こう側のコースがなくなってしまった方面に行くことが出来ます。
 


 スタンド脇の通路。
 この通路の傍らに、小さな石碑を見つけました。
 


 石碑の脇の立て札。もう文字が殆ど剥げ落ちてはっきりとは見えないのですが…よく見るとこのように書いてあります。
 
「この記念碑は、荒尾競馬場創設の発起人である平川彦一氏・三村藤太氏・宮崎震作氏の三氏により、昭和三年の第一回荒尾競馬の施行から荒尾市と熊本兼の主催として施行されるまでの沿革を記すと共に、荒尾競馬創設三十八周年を記念して昭和四十一年五月二十日に建立されたものです。」
 


 石碑には、このように刻まれていました。
 (一部大変かすれているので、読み間違いもあるかも)

「大正十五年八月一日 宮内出目海水浴場ニテ三村宮崎平川競馬場設立打合セ 中島昭寛代議士 祐野鶴平氏ト會見 設立願ヲ八月五日縣ニ提出ス 畜産組合聯合會長三善信房氏介入 昭和三年三月二、三、四日第一回競馬施行 地元有志三十名倶楽部組織ヲ行ヒ聯合會ト合同挙行 観衆三萬余 盛會ナリ 九年八月縣畜産組合聯合會單獨開催トナリ 平川彦一地元代表トシテ監督依願セラル 十二年七月馬匹組合聯合會ニ改組廿三年五月法律改正 熊本縣廳 荒尾市役所主催トナリ??邦彦参与シ現在ニ至る 其ノ間三十八年也 之ヲ紀念シテ昭和四十一年五月廿日之ヲ建設ス」

 この場所で初めて競馬が行われた昭和3年3月2~4日の開催で、観衆が3万人あまり。1日あたり1万人としても、大変な盛況だったと想起されます。
 
 確かに、この場所に「競馬があった」ことの証……



 駐車場側から見た、スタンド全景
 
 駐車場の奥、海に近い方角に、新たな建物が建設中
 


 実は、競馬場廃止から10年経って、ようやくこの競馬場跡地を中心とした再開発の計画が動き出しているようです。それに伴って、ここまでご覧頂いた旧荒尾競馬場の施設は全て撤去され、現在運営している場外発売所・BAOO荒尾も来年6月には新たに建設されるこちらに移転することになっています。
 
 特にお願いして、工事現場を見せて頂きました。
 


 年明け1月にはまず建屋の外観が完成して、仮囲いが取れる予定だとのこと。
 平屋建てですが、屋根部分の一部には、有明海を望むことが出来るテラスも設置されると聞いています。
 


 BAOO荒尾リニューアルを知らせるポスター
 


 確かに、この場所にはかつて競馬場があって、馬が走り、人々が集っていた。
 その「痕跡」を改めて目の当たりにして…
 
 なんて言うかな……
 競馬って、何だろうって。何のためにあるんだろうって。
 
 そんなことに思いを致さずにはいられませんでした。
 
 その競馬の「痕跡」も、もうまもなくこの世から消えてなくなります。







最終更新日  2021年12月15日 15時16分45秒
2021年12月08日
カテゴリ:坂田 博昭
​​​​​ 
 水曜日の担当は、坂田博昭です。
 
 先週末の12月5日日曜日、佐賀競馬場にお邪魔してきました。
 


「Green Dream」さがけいば
 とはいえさすがに季節は冬で、向正面の木々の緑も一部はオレンジ色に染まっていました。



 やっぱり…九州に来ると、北海道や本州とは、空の色が違うなーって感じます。
 同じ青空でも、青の種類が違う。光の色そのものが違う。
 空気は冷たくなっても、空の色と日差しの暖かさは、まさに九州のそれでした。
 
 
 この人の話を聞かないとな!
 


 門別から短期移籍で佐賀に来ている、若杉朝飛(あさと)騎手 19歳
 11月24日に浦和で行われた、ヤングジョッキーズシリーズのトライアルラウンドで見事勝利をあげ、大逆転でファイナルラウンド進出を決めました。

 門別で、苦労して苦労して、半年で1勝しかあげられなかったのに、このように「肝心なところ」で勝てるとは、見ているこちらもびっくり。
 
​「前の馬がどんどん行って、位置が少しずつ下がったんですけど、ああこれは前が随分行っているんだなと思いましたし、焦ったり慌てたりということもなかったですね。あとは、どこを突いていこうかとか余計なことを考えずに、とにかく馬の力を全部出すことだけに集中していました。」​
 
 レースを振り返って、こんな風に話す若杉騎手。
 


「いまの自分は、一度にたくさんのことを考えてやろうとしても、無理だとわかっています。だから、とにかくいまできることをやろうと。いまはそんな風に考えながら乗っています。」
 
 そう衒いなく語る若杉騎手。
 少し環境を変えて取り組む間に、少しずつ見えてくる「自分」というものを感じているようでもありました。



 取材の前日、12月4日には、8Rをリュウジンで勝利
 自身の通算3勝目を挙げました。
(写真はイメージです。そのレースの写真ではありません)



 佐賀での騎乗が年末まで、と思っていたら、その翌日に大井、そして中山。
 最後まで駆け抜けたとき、彼にとってのこの2021年っていう年が、どんな風に感じられるのでしょうか。
 
 そこで感じた思いを携えて春を迎えた彼と、また門別で会えるのが楽しみです。
 
 
 この方が、どんどんと勝利を重ねています。
 


 山口勲騎手 51歳
 この日も1R(写真)と8Rで2勝
​​​ 


 先週末の開催が終わって、地方競馬通算勝利数が4995になりました。あと5つで、ものすごい区切りを迎えることになります。(他にJRAで1勝)
 
 主催者広報さんが、Twitter上で「ほとパーメーター」っていうのをやっています。山口勲騎手の様々な表情が窺える勝利の写真とともにカウントダウンが進行中。「#ほとパーメーター」で検索してみて下さい。
 しかし…「ほとパー」って……うまいことキーワード嵌まってる(笑)。




 4コーナーの攻防
 ここまでに脚を温存し、チャンスある位置を取れているかどうかが勝負の分かれ目
 
 
 さて、この日12月5日のメインレースは、古馬の1400mの重賞・佐賀ウインターチャンピオンが行われました。



 先行争いのあとの最初の1コーナー
 ロトヴィグラスが先手を主張してハナ
 少し後ろにチェキラ(内)とスーパースナッズ
 その後ろの3列目の内が1番人気のミスカゴシマ(白帽)
 テイエムノサッタやノーフィアーが外に並んで好位はひとかたまり。
 
 うちを空けなければならないコースで、1番枠を引いてしまった1番人気のミスカゴシマは、2コーナーを回りきるところまではこのような感じで内に押し込められる格好。ちょっとマズいのかな…と思わせるシーンもありましたが、向正面で外に出す僅かなチャンスを、馬も人も見逃しませんでした。
 


 最後の直線。に蹴出しを図るミスカゴシマ(内から3頭目)に
 後方待機のタガノキトピロが、襲いかかりましたが…



 最後は、ミスカゴシマが半馬身凌ぎきって勝利



 ゴール後、普通は向正面で減速したら1コーナーの方に戻って来るのですが、このときはそのまま4コーナーの方から正面のお客さん方の前を通って「ウイニングラン」

 地元の記者の方からは「石川慎将騎手、いつもじゃないんだけどやるんだよね~」と教えてくれました。しまった…知らなかった……。
 
 石川慎将騎手のレース後のインタビューの模様は、​佐賀競馬公式のYoutube動画​でご覧下さい。



 平山宏秀調教師(写真中央)の話

「1番枠は心配だったけれど、うまく乗ってくれました。最後は詰め寄られたように見えるかも知れないけれど、寄って来られたらまた自分で出て行くタイプの馬なので、来てくれたのはむしろ良かったと思います。これだけの馬、勝ててホッとしています。」
 
 石川慎将騎手の話にもあるように…文字通り佐賀競馬を代表する馬として活躍を続けるミスカゴシマ。自場だけでなく他場への遠征も積極的に挑戦して存在をアピールしています。



 この日のパドックでのミスカゴシマ
 
「いつも自場ばかりで走っていたら、相手も同じでレースの『形』が変わらないから…遠征にも出かけて他場の馬とも戦うことで、馬は強くなると思うんです。」
 
 平山調教師は、常々そんな風に話しています。
 それを実現できる強さがあるのが、ミスカゴシマの魅力と言えるでしょう。
​​

「この馬は、厩務員がすごく手をかけてやってくれてます。朝の運動だけでなく、昼にも2時間ぐらいマシンに入って運動させるぐらい。日頃から他の馬の5~6倍は運動しているんですよ。この馬にはまだ強くなる余地があると思っています。」
 
…と平山調教師。ミスカゴシマの強さを裏付ける話でした。
 
 佐賀競馬の年末の大一番・中島記念(12月26日)のファン投票では、堂々の1位に推されたミスカゴシマ。気になる次走なんですが…
 
「ファン投票1位という期待に応えたい気持ちもあるのですが…強い遠征馬もやってくる年明けのゴールドスプリント(1月10日 1着賞金500万円)に挑戦させたいと思います。」
 
 ゴールドスプリントでは、佐賀地元勢の代表として、遠征勢を迎え撃ちます。
 


 さて…
 来週はどこの競馬場の話にしましょうかねぇ……






最終更新日  2021年12月08日 10時00分08秒
2021年12月01日
カテゴリ:坂田 博昭

 
 水曜日の担当は、坂田博昭です。
  
  先週は、11月18~19日の名古屋の話題をお伝えしたのですが…

 そのあと、笠松に出かけたり……




 11月24日笠松グランプリ当日
  最終レースの風景

 
  「ばんスタ」のお仕事に呼んでもらって、帯広にお邪魔したり…




 イルミ輝く帯広競馬場
   
 
  あちらこちら巡っているうちに…





 名古屋競馬場に戻ってきました(汗)
  
  先週お伝えした東海菊花賞が、前の開催の最終日。
  笠松の開催を挟んで、昨日11月30日が、今週の開催の初日。
  2歳の重賞・ゴールドウイング賞(SP1)の取材に出かけました。
  
  名古屋も、大分寒くなってきましたが…皆さん元気。
  

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

 名古屋のレジェンド・丹羽克輝騎手62歳
 11月の最初の週の開催は、なんとリーディングでした。
 今年ここまで56勝。昨年が37勝ですから、今季の奮闘を数字が裏付けていますね。
 
​「からだが、えらい……」​
 
 顔を合わせるたびにそんな風に冗談で言う彼。
 しかし、レースの方では連戦、ファイト溢れるプレーを見せています。



 真ん中6番が、丹羽克輝騎手
 
 この日は勝利がありませんでしたが、敗れたレースで上がって来て馬の感想を述べた後

「この馬の力で、最高のレースは出来た。」

…と、そのレースごとに「ベストを尽くす」ことにおいて、ブレはありません。
 先日はカツゲキキトキトでの勝利もあったように、「馬を動かす」彼のプレーぶりから、目が離せません。
 
 


 こちらもベテラン、戸部尚実騎手 58歳
 
 先々週の東海菊花賞のときの勝利騎手インタビューのお礼をこちらが述べると、その話を振り返ってこう補足してくれました。
 
「今年、(重賞の)SP1を、5つも勝ててるんだよね…先週の馬(ナムラマホーホ)も、その前の名港盃と自分が重賞の時にタイミング良く乗って勝っているし、急遽頼まれて乗った大井の馬(ノーブルサターンの梅見月杯)でも勝てたしね。」

 流れの良さを感じている様子でした。
 ちなみに、あとの2つはブンブンマルでのスプリングカップと中京ペガスターC。



 この日も、10Rのセイペイシェンスで鮮やかな勝利



 昨日のレースが終わった段階で、通算3000勝まであと12。
 年内の達成もありそうです。
 いい流れのまま、年末まで駆け抜けていけるよう、期待しつつ注目しています。
 
 


 加藤聡一騎手 ​26歳​

​​​​​​​​ 実は前開催で、少し長く話が出来ました。でも、話したその日がやや奮わない成績だったので、もっといい流れの時に取り上げようと見送って今回。昨日11月30日は6R7Rで2勝の活躍でした。
 笠松にも積極的に攻め馬を手伝いに行き、レースでも騎乗依頼を受けて活躍。先週の笠松開催でも開催4勝の活躍。
 
「自分なりには、これから騎手としてどういうことに取り組んで行くべきか、いまは凄く考えていますよ。」
 


 ただ毎日攻め馬に乗って、名古屋と笠松で頼まれたレースに乗る日々を、漫然と過ごしていていいのか。こういうことは、彼だけではなく、どんな仕事を生業にしているひとでも考えることでしょう。いまの彼は、多分そういうことを考えるべき時だし、出来ることがあれば取り組んでいいときだし、思ったときがそういうことの好機なのかも知れません。



「まずは、年内に通算500勝。しっかり決めたいですね!」

 その区切りまで、昨日の競馬が終わった時点であと9。
 その道しるべを過ぎたその向こうに、彼は何を見据えて歩いていくのだろうか。
 すごく気になるし、見届けたい。
 いま、そんなふうに思わせる、とてもいい「お年頃」の彼です。
 
 
 さて、ここからは馬の話。
 昨日の4レースで、現役最高齢馬のヒカルアヤノヒメ(17歳牝)が、またひとつ戦歴を重ねました。通算298戦目。
 


 ちょっとゴトゴトとした歩き方ではありますが、とても元気



 どうしても寒くなると調子が落ちる傾向がある馬。いま、少し毛が伸びてきた印象はありますが、まだまだ姿を見ると活気が感じられます。



 内側がヒカルアヤノヒメ



 無事に、そして元気に帰ってきました。
 
「何とか、(4月に移転したあと)弥富でレースを走らせたいんだよね…」
 
…とは、管理する井上哲調教師
 それまで元気に頑張って欲しいものです。
 クラス的には、JRAから来た3歳馬とかと戦わなければならず相当苦しいところですが、今回も姿を見ることが出来てほっこりとした気持ちを味わうことが出来ました。
 
 
 8R 名古屋に大物がやってきました。
 この日のオープンの特別(1400m)が転入初戦。



 アマクミナイデヨ・2歳牝 今津博之厩舎
 門別でデビューし、フレッシュチャレンジ(JRA認定新馬)とオープンで2連勝したあと、重賞のフルールカップで3着。この実績をひっさげてくれば、注目しないわけにはいきません。
 


 直線半ばで、概ね勝利確定





 戦前から​「負けられんでしょう」​と語っていた大畑雅章騎手
 無事に緒戦を終えて、喜びと安堵が合い混じった表情で帰還。

「3コーナーでちょっと気合いをつけたら、すーっと加速していった。ギアはもっと何段も上がると思うし、まだまだこれからの馬。」
 
 管理する今津博之調教師
 
「ものすごく期待している馬、ではありますが…調教でも、今のレースでも、妙に折り合うところがあったり、まだ緩いところもあるので、本当にこれからどう成長していくか、というところだと思います。距離も、今のところは短い方がと感じているので。」
 
 一応、年末の笠松・ライデンリーダー記念。
 今のところの目標は、来年春の全国交流の若草賞だそうです。

 
 
 さて、この日のメインレース。
 ゴールドウイング賞は、名古屋年内唯一の2歳馬重賞で、距離は1600m





 3コーナーからスタートして、最初のスタンド前
 大方の予想通りミトノオオイ(3番)内目の枠から先手主張。
 ただ、7枠のパピタ(9番)とレイジーウォリアーがピタッとついてくる。
 1番人気のエムエスムーンは、超不利な大外枠からの発進。立ち回りで行為の内目の位置は取った者の、「ガッツリかかってしまって…」(村上弘樹騎手)このあと力を発揮できず。
 
 勝負所で隊列が一気に縮まってきて、直線では大混戦の攻防になりました。



 外からまくり上がって来たのが、シノジマニヨラサイ(一番外の黄帽)
 エムエスムーン(桃帽黄服)は外に持ち出したものの伸びず
 やって来るのはその後ろにいる笠松のドミニク(桃帽赤袖服)



 外から2頭が伸びて…



 ドミニクが僅かに先着
 シノジマニヨラサイが大健闘でしたが惜しくも2着
 その後ろ、内にいるレイジーウォリアーが3着



 風貌からして相変わらず「勝負師」の雰囲気を醸す、向山牧騎手
 この日も、いい仕事をしました。



 向山牧騎手の勝利騎手インタビューの模様は、​名古屋競馬オフィシャルYoutube映像​でご覧下さい。

 管理する後藤正義調教師(写真一番左)のところには、同じオーナーの所有馬で現在3戦3勝のシルバがいます。2戦目で対戦したところでオーナーと「使い分けていこう」という話になっているとのこと。いまの時点での距離適性で、年末のライデンリーダー記念はシルバ。ドミニクの次走は少し距離のあるところを窺って、ということになりそうです。
 年明け1月18日に名古屋で行われる1600m戦・新春ペガサスカップあたりに登場するかも知れません。
 
 最後に、調騎会をまとめる後藤正義調教師に、聞きました。
 
「とにかく競馬が再開されて良かった。まだまだ苦しい状況は続いているけれど、こうやって今回のように、一つひとつ結果を積み重ねていけば、いずれ理解されるときが来ると思いますから。自分たちに出来ることはそれだけです。」
 


 次週はまた、どこかの場所の取材リポートをお届けしますね。
 どこかな…??(笑)
​​​​​​​​​​​​







最終更新日  2021年12月02日 13時35分48秒
2021年11月24日
カテゴリ:坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。
 
 先週の名古屋競馬場は、本当に様々な出来事がありました。
 
 宮下瞳騎手の国内通算1000勝達成
 ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド
 重賞の東海菊花賞
 それぞれの合間に、レースを巡る様々なこと…
 
 
 宮下瞳騎手の通算1000勝は、本当に多くのメディアで取り上げられていました。達成した18日木曜日だけでなく、記念セレモニーが行われた翌日も、多くの報道関係者が訪れてその様子を取材していきました。
 


 11月18日 2R リアルスピード



 一番右、宮下瞳さんの「1」のポーズはわかるが…
 厩務員さんの「2」のポーズはなんだろう(謎)
 一番左が、所属の竹口勝利調教師
 その右が、馬を管理する藤ヶ崎一人調教師
 
 あまり伝えられていなかったことをひとつ。
 この日の記者会見で、将来について聞かれた彼女。こんなことも話していました。
 
​「調教師もやってみたい」​
 
 周囲には、そのようなことを話す機会はあったそうですが、私はそれなりに長らく取材したり、トークショーをやらせて頂いたこともありましたが、「調教師」って具体的に聞いたのは初めてでした。
 
 折しも、翌日には高知の別府真衣騎手が調教師試験に合格と発表されました。浦和の平山真希調教師は、騎手を引退した後すでに10年にもわたって活躍しています。
 
 そういうことについても、女性を特別に取り上げる時代の終わりは、近づいているのかも知れませんね。
 


 11月19日に行われた、記念セレモニーの様子。
 多くのお客様方の祝福を受けていました。
 
 ん……??
 よく見ると、レースで見かけなかったふたりの姿が…
 


 怪我で欠場中のふたり。セレモニーには駆けつけていました。
 左・今井貴大騎手(レース中の事故で負傷)
 右・村上弘樹騎手(調教中に負傷)
 
 今井騎手は背中を負傷。次週(すなわち今日)の笠松でトミケンシャイリが出るのに合わせて復帰の予定と話していました。(その言葉通り、今日復帰しました。)
 
 村上弘樹騎手は、首を痛めたとのこと。もう1ヶ月休んでいますが、来週の名古屋開催から復帰の予定。「ゴールドウイング賞には乗らないと」とは、本人の話。やはり同様に、期待するお手馬の存在が、復帰への大きなモチベーションになっている様子でした。
 


 竹口勝利調教師から花束を受け取る
 写真左後方は、兄弟子の宇都英樹調教師
 
 何にしても…
 一つの、とても大きなイベントでした。
 
 
 18日木曜日の、ヤングジョッキーズトライアルラウンド。
 リポートは地全協のHPなどでも伝えられているので、ここでは外伝を。
 
 


 朝一番、同期ツーショット。
 
 左が、昨年のこのシリーズでは大活躍した、細川智史騎手。
 今年もファイナルラウンド出場をかけて、この日が勝負駆け。
 
 右、笠松の深澤杏花騎手は、今年前半の笠松開催自粛の影響で、ヤングジョッキーズシリーズに出場できませんでした。「出たかったのに…」と残念そうな表情を見せていました。
 同期・細川騎手には「是非ファイナルに乗って欲しい」とエール。
 
 


 丁度、宮下瞳騎手1000勝達成の日と重なり、ヤングジョッキーズシリーズに乗りに来ていた女性騎手にも記者の方から「是非話が聞きたい」というオーダーが出ていました。
 
 右が、高知の濱尚美騎手 左は深澤杏花騎手。




 宮下瞳騎手の活躍について「自分には想像もつかない」と話すふたり。
 深澤騎手は同じレースに乗っていて、「後ろからだったけど、聞こえてきた実況で(宮下騎手が)勝ったとわかって、すごい!と思って見ていました。」と。
 


 レースでも、色んなことがありましたが…
 勝ったのはこの二人。



 金沢の金子千央騎手と、魚住謙心騎手
 二人揃ってファイナル進出決定とは凄い!
 
 ​インタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像​でご覧下さい。
 



 明けて翌日
 11月19日金曜日には、古馬1900mの重賞・東海菊花賞(SP1)が行われました。
 




 向正面から、馬場を1周半するコース。
 序盤から、各馬の駆け引きが際立つ流れになりました。


 最初のホームストレッチ
 
 主張して先手を取ったタイガーアチーヴが引っ張る流れに、ナムラヘラクレス、シーアフェアリー、兵庫のコスモバレットらがついて行く展開。人気の北海道・チャイヤプーン(2頭並ぶ黄帽の外側)も、この集団の直後につけて大きな第1集団を形成。
 
 第2集団は3馬身ぐらいあいて、ナムラマホーホ(写真右後方の緑帽)以下が続きました。
 
 勝負所で、チャイヤプーンが絶好の手応えで前に攻め込んでいったときには、正直「この馬」と思いましたよ…後方の集団からはナムラマホーホが飛び出して前にとりつき、これも確かにいい脚ではありました。



 一旦抜け出すチャイヤプーンだったんですが…



 追い出されたら、やはり内にもたれて走るのもやめて減速。
 松井伸也騎手の姿に、この馬を操ることの難しさが窺い知れます。
 彼をして…ですから。



 そこを、ナムラマホーホ
 しっかり伸びて、ゴール前差し切り
 


 「勝ちに来たのに…残念……」と松井伸也騎手。「道中もったままでいるときにはスムーズに走るのに、いざ追い出すとああなってしまう。」と、改めて状況を説明しました。
 
 臨場した村上正和調教師も「これは騎手のせいではないので…勝ちたかったが仕方ない。」と、無念の表情。自信を持っての遠征だっただけに、「来年の大目標は道営記念」というその行く先に向けての課題が、改めてはっきりと見えた一戦でした。
 
 
 一方、勝ったナムラマホーホ





 会心の勝利だったか、戸部尚実騎手も引き上げてきてこの笑顔



 戸部騎手の勝利騎手インタビューの模様は、​名古屋競馬オフィシャルYoutube映像​でご覧下さい。



 次週も、名古屋の話題で。
 次の重賞は、11月30日火曜日に、2歳馬の重賞・ゴールドウイング賞です。






最終更新日  2021年12月01日 10時39分34秒
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