カテゴリ:歴史
前回北斎ネタについて、一回のブログでまとめ切れなかったのでもう一回書きます!(笑)
今回のテーマは「葛飾北斎と私」です!(笑) 私が北斎の絵を初めて見たのは中学2年生の時です。 「永谷園のお茶漬け」のオマケについていた「世界の名画」カードでその存在を知ったのが最初です。 昭和時代を生き抜いた人にとっては常識レベルですが、念のために説明しておきますと、昔(昭和50年代~平成元年ごろまで)永谷園のお茶漬け(6パック入りで200円くらいのやつ)を買うと、付録のカードがついていました。 ノリ的にはビックリマンチョコのシールみたいなものです。 (それすら例えが古いか・・・(笑)) まあ、ともあれそのカードでたまたま北斎の「神奈川沖波裏」の絵を見たのが最初の出会いで、「うわ、カッコイイ!」とその時に相当な衝撃を受けたのです! ちなみにその永谷園のカードは裏面の角が応募券になっており、その角を切り取って15枚集めて送ると、なんと抽選で毎週2400名様に「世界の名画カードセット」が当たることになっていました。 つまりバラでお茶漬けを買うと一枚づつしか入ってないし、葛飾北斎なのか竹久夢二なのかルノワールなのか何が入っているのかわかりません。 しかも裏面は先述の応募要項などが書いてあるのですが、「世界の名画カードセット」に当選すると北斎なら北斎だけの箱入りセットが送られてくるのです。(しかも裏面にその絵の解説つきで) ↑これが永谷園のお茶漬け当選品、葛飾北斎のカードセットだ! 「毎週2400人に当たる抽選ではずれる奴がおるんかい!?」と、いまだに疑問ですが(笑)が、とにかくお茶漬けを15袋も買わないと応募できないシステムが大変で、一時期お茶漬けを食べまくっていました。 「抽選」と言っておきながら抽選は楽勝で、逆に応募にこぎつけるハードルを高くする戦術は永谷園、なかなか見事でした。 少なくとも私はみごとに術中にはまりました・・・ ともあれ、それで北斎のセットを手にし、富嶽三十六景のいろんな絵を見ると・・・ どれも本当に素晴らしい絵ばかりで、これまた大変な感動を覚えたのを今でも思い出します。 とくに神奈川沖波裏の絵はよく模写もしましたし、高校生の時は学校の自分の机にこの絵を彫りこんでいました! 北斎の富嶽三十六景は大変見事な絵が多いのですが、中でも昔から私が好きなのは「御厩川岸より両国橋夕日見」です。↓ 一言で言うなら、美しい自然の色彩と構図の中で、人情味あふれる世俗的な船がゆっくり進む清濁混合の美のバランスがここに極まった、という感じですかね~。いや、見事。 その後、ほかの浮世絵版画の絵もいろいろと知るようになり、素晴らしい絵にたくさん触れてきたものの、やっぱり北斎の絵が頂点を極めているように思いますな! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/05/08 01:53:26 PM
コメント(0) | コメントを書く
[歴史] カテゴリの最新記事
|
|