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俺の気分とは対照的な、雲ひとつない爽快な晴天。
ジャケットの下はタンクトップ一枚だが、それでも暑すぎる程の夏日だ。 今日は仕事まで多少時間があった。 何かに誘われるように、俺が昔住んでいた沼袋にやってきた。 彼女との思い出が詰まった町だ。 彼女と初めて同棲をしたマンション。 二人と猫一匹が狭い部屋で仲良く暮らしてた。 陽当たりの良さは、あの頃と少しも変わらない。 彼女と初めてキスをした公園のベンチ。 彼女が19年間守り抜いたファーストキスをいただいた場所だ。 相変わらずペンキが剥げて、さびれていた。 この町は変わらないなぁ・・・ すべてを昨日のことのように思い出す。 ・・・てゆうか、俺、こんなとこで何やってんだろ? 彼女の欠片でも探しに来たのか? 本当に病気だな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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