だいすけの琉球国放浪記

2011/11/06(日)19:46

宮城島を歩く ~ 塩屋大橋跡 / 大宜味村宮城

大宜味村(15)

宮城島の58を行くと、新塩屋大橋を渡る手前に左に曲がる道がある。 旧58号線だ。 急なカーブには、車の速度抑制のための赤瓦色のアスファルトが敷かれている。 かつては、ドライブインとして繁盛もしたであろう古い喫茶店を過ぎると、柵が巡らされている。立ち入り禁止区域だ。 柵から眺めると、画像の通り、かつての国道は寸断され、いきなり海になっているのだ。 何かシュールな光景。関西人Hが、面白い物を見たとしきりに言ってくる。 何てくどい奴だ(笑) かつて、ここに塩屋大橋があった。 塩屋湾を渡った回数的に、僕には、この橋の方が馴染みが深い。 塩屋大橋は、昭和38年に完成。 大宜味から国頭に行く際、塩屋湾を大きく迂回せねばならなかった当時の山原の交通事情を一変させたと言って過言ではない。 だが、鉄橋だった故に寿命が早かった。33後の平成8年に架け替えの為にその役割を終えている。 新塩屋大橋が出来ても、塩屋大橋はそのまましばらくあった記憶がある。 鉄橋ゆえに橋の撤去の際には、橋げたから橋をそのまま一気に船に乗せていた。 その様子は、ニュースで見た。 塩屋の住民達は、船に乗り込み、その撤去作業を間近で感慨深く見ていたのが印象的だった。 泣いていたオバーもいた記憶もある。 橋の脇から海岸に降りてみた。 島の森が海岸近くまで迫っているため、浜部分は狭いが、風光明媚と言う言葉が似合うように感じる。 新塩屋大橋を渡り、塩屋部落側の跡地へ。 何だか解らないが、パラソル付きの丸テーブルに椅子。旧道そのものを公園化してしまったようだ。何か笑ってしまった。呆れたと言ってもいい。 宮城島側の方が、哀愁と言う名の男のロマンを感じて、断じていい。 同行のフランス人、ジョナサンは無邪気にパラソルの上に登って遊んでいた。 何やが?くぬひゃあ(笑)

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