テーマ:★☆沖縄☆★(2838)
カテゴリ:那覇市
画像は、現公設市場の建設前の用地だ。1967年頃か? 細長い区画が、多数並んでいるが、これは現市場内の店舗割だ。 奥の区画が、現海産物コーナーで、手前が現食肉製品コーナーだと判る。 60年代のガーブ川周辺は、混沌からの脱出がテーマみたいになっていて、自然発生的なガーブ川の水上店舗と、それを何とかしたい那覇市の闘いみたいなものになっていた。 現在の市場本通りとむつみ橋通りの間の商店群は、市によって建ってられた細長いビルに入っている。これが、昔の水上店舗の成れの果てだ。 この水上ビルは、太平通りでも見ることが出来る。 画像は、水上ビル建設前のガーブ川改修工事の為に立ち退き準備をしている店舗だ。 これだけを見れば、多分に同情的になるのだが、こういった店舗群の裏に真実がある。 水上店舗と言われた商店街の裏の画像。 どれだけ、非衛生的かつ危険な状態なのかが、解るだろう。 まあ、僕はこういうスラム的な街のが、好きなのだが(苦笑)。 そう言う動きの中で、水上店舗の店主達は、1960年に自らの権利を守る為に「ガーブ川商店街組合」を結成している。 この組合は、現存しており、例えば夏の甲子園大会で市場前に街頭テレビを設置して、県代表を応援しよう!みたいな企画は、この組合が運営しているのだ。 この組合の結成式に当時の那覇市長が、出席したらしい。 その市長の挨拶が面白い。ガーブ川の七不思議を語ったのだが、以下、列挙してみる。 ガーブ川の七不思議 1:戦前は、田畑にもならなかったガーブ川一帯が、なぜか那覇市の中心商店街になった。 2:ガーブ川の水面上にいつの間にか、店舗が出来た。 3:川は公有水面のはずなのに、ガーブ川には地主がいる。 4:那覇市にとって重要な商店街のはずなのに、洪水対策などが一切されていない。 5:水上店舗が不法建築で、地主が撤去すればいいのに市に撤去してくれと言われる。 6:ガーブ川の悪臭は大問題なのに、そこに住む人はちっとも臭くない。 7:川の氾濫の原因が水上店舗なのに地主は、何もしない。 以上なのだが、市長の本音と皮肉が混じった挨拶で、面白い。 市長の「いったーや!ちゃーするばーがー!?(お前ら!結局どうしたいんだああ!!)」 と言った怒りと嘆きを含んだ呆れ顔が、目に浮かぶようだ(笑) にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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現在は亡きダイナハ周辺がこんなんだったた゛なんて。
貴重な画像をありがとうございました。 それはそうとそちらは本土ご出身なのですか? 移住して四半世紀が過ぎましたね。 あだち充「タッチ」が全盛期だった頃です。 私が繁多川で在住していたときのアパートは1988年設立でした。 (2011.12.06 18:52:11)
1960年代の公設市場の場所って
写真の様だったんですね。 記憶をたどってみるが覚えているようで覚えていない。 貴重な写真見せていただきました。 (2012.06.22 18:01:51) |