インドの大きなお金の数え方
インドのインフラ案件の資料を見ていると、日本で言う数十億円、数百億円規模の案件に"Crore"という単位を使っていて、その都度、辞書などで確認するのですが、いまいち明確な理解が得られていませんでした。インドのお金の表記では、よく、こういう妙なコンマの使い方に出くわします。3,25,84,729.25まず、カンマが3桁区切りになっていません。それから終わりの方に小数点があります。これらがどういう数を示しているのか、理解に苦しみます。今しがた、Wikipediaで、そのわかりやすい解説を見つけ、ようやくとすべてがクリアーになりました。まず、インドでは、大きなお金を表す単位に"Lakh"と"Crore"があり、前者は10万Rupees、後者は1,000万Rupeesを表します。その下の単位はRupeeです。さらに1Rupeeは100Paiseに分かれます。3,25,84,729.25の上から"3,"は3Croresを、"25,"は25Lakhsを、"84,729"は84,729Rupieesを、".25"は25Paiseを表します。日本語的に読むと3クロール25ラクー8万4,729ルピー25パイサとなります。西洋式に記せば、32,584,729.25ルピーですね。わかりやすく理解するには、Croreの数字(カンマが右から3つめの先にある数字)を「1000万単位」で読み替えて、以降の数字を順繰りにカウントしていけばよいでしょう。上のインドルピーは日本円で約6,000万円です。