カテゴリ:カテゴリ未分類
今朝、京都の京都市動物園で、飼育員が、ホッキョクグマを餌場からオリの中のグラウンドに出そうとしたところ、頭や両手をかまれるなどの重傷を負い、市内の病院に運ばれたそうだ。
このホッキョクグマは、体長約2.5メートル、体重約280キロの30歳になるオスだそうで、飼育員は午前9時の開園に合わせてこのホッキョクグマを誘導していて、押さえ込まれたらしい。 駆け付けた同僚らがほうきなどで威嚇したが、飼育員はさらに引きずられ、オリの中のプールに放り込まれたという。 ホッキョクグマが、そういう行動をした原因はよく分からないが、その動物園の飼育マニュアルでは、飼育係は扉を隔ててクマの世話をすることになっているそうで、園長は「あってはならない事故だ。なぜ起こったか分からない」とコメントしていた。 ホッキョクグマは、その色から「シロクマ」と呼ばれて、昔から某社のエアコンのイメージキャラクターなどになって、可愛らしいイメージがあるが、実際は最大の陸生肉食獣で、熊の中でも最も大きいのだそうだ。 昨年は、日本各地で熊騒動があったけれども、ホッキョクグマもやはり熊の仲間だと思い知らされるような事故であった。 話は変わるが、このホッキョクグマが、2100年までに絶滅の恐れがあるというのだ。 北極地方を取り巻く米国、カナダ、ロシア、アイスランド、ノルウェーなど8か国の政府と科学者約300人が協力し、2000年から実施した調査で、地球温暖化の影響で、今のままでは北極地方の平均気温は、2100年までに摂氏4~7度上昇し、これは国連による従来の報告の2倍の速度にあたり、最悪の場合、夏季には北極の氷は消滅し、野生のホッキョクグマやアザラシなどは絶滅の危機に瀕するという。 また、氷河が解けることにより、今世紀末には海面が10センチ上昇することが予想されるという。 そうなると、ホッキョクグマも動物園でしか見られなくなるというわけだが・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.01.05 23:12:56
|