真夏に読む殺人ミステリー

     読書は、大好きなのですが、最近は、なかなか本が読めません。      ですが、１年に１日だけ、たっぷりと本が読める日があります。      毎年８月１５日の寒川神社で行われる薪能の日。      この日は、午前中から、薪能が開演される午後５時半まで、席取りのため並ぶので、この間にたっぷりと本が読めます。             　　 　　今年は、西村京太郎の十津川警部シリーズを読んでみました。     全国のローカルな線で起こった殺人事件。     読んでいたら、旅行した気分になれました。             　　　ＪＲ北海道・北の果ての殺意　 　　根室本線の快速列車「ノサップ」、根室から釧路行きの最終列車で起こった脱線事故。 　　それが殺人につながります。 　　根室本線の快速と言っても、この線は単線で、しかも、列車は１編成。乗客は１２人だけ。ローカル色たっぷり。 　　　ＪＲ東日本・北への列車は殺意を乗せて 　　宮城県岩沼市のマンションで起きた爆発事故。 　　これは、東北新幹線「やまびこ」を使っての殺人でした。 　　爆死した単身赴任のサラリーマンは、受験期の２人の子供を抱え、帰京代も節約、日用必需品や洗濯物などは、奥さんと協力して、荷物だけ新幹線の網棚に乗せて送るという(これなら、双方ともに駅内への入場料だけですみます)ということやっていて、これを利用されてしまったのでした。 　　新幹線で荷物だけ運ぶなんて面白いですね。 　　ＪＲ東海・イベント列車を狙え      品川発の「お座敷列車　江戸」の中で起こる殺人事件。 　　女性にだまされて、エリートコースから転落したのに、また、同じ女性に騙されてあやうく殺人犯になってしまうところだった優しい？男性の事件簿。    　　ＪＲ西日本・日曜日には走らない 　　　兵庫駅から工場地帯の和田岬まで、通勤客しか運ばない２．７キロの和田岬支線という特殊な路線の列車内で起こる殺人事件。 　ＪＲ四国・愛と復讐の徳島線 　　孫が生まれるはずだった息子夫婦を火事で失ってしまった悲しい男性の復讐劇。 　　　　ＪＲ九州・神話の国の殺人 　　これそ、まさしく列車トリック殺人。 　　高千穂は、是非、行ってみたいです。　　     【楽天ブックスならいつでも送料無料】JR周遊殺人事件 [ 西村京太郎 ] 価格：810円（税込、送料込）