「考える日本史」本郷和人著。
歴史は、知っているだけではなく、「考える」ことが面白い。
信、血、恨、法、貧、戦、拠、知、三、異、
この一文字をそれぞれのテーマに、
歴史を探って考える~。
考えることも面白いですが、結構知らないエピソードも満載の本です。
本の最後の文章が印象に残りました。
~まったく新しい「異なるもの」との出会いは、もはやない。
そうすると、平安時代のような中だるみの社会が始まるのではないか。
そうした気がしないでもないのです。~
これは、歴史的な文物に関してかかれた文章ではあるかと思いますが。
確かに、ものすごい古文書の発見などは、もうないのかもしれませんが、
世の中の出来事はすごい。
この本が出版されたのは、2018年。
この時に、今年2020年の出来事が想像できたでしょうか。
本当に、歴史は、何が起こるかわからないですね。