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言葉には,それ自身にいろいろな意味がある場合があり,コミニュケーションをとるのに支障をきたすこともあります.
「精度」は,統計の教科書にはバラツキの尺度として定義され,再現性とも呼ばれ,正確さとは区別されています. しかし,JISでは,「基礎科学分野のJIS規格で規程される信頼性にかかわる用語」でまとめられているが,accuracyには,化学計測分野,物理計測分野,数理統計分野,適合性評価分野それぞれで,「精確さ」「精確さ(正確さ)」「精度」「精確さ・総合精度」「精確さ・精度」など異なる定義づけをしています.また,precisionは,化学計測分野では「精度」であるが,物理計測分野では,「精密さ・精密度」,数理統計分野では,「精度.精密度・精密さ」,そして,適合性評価分野では,「精度・精密さ」とされています. ということで,「精度」と使ったときに,化学計測や数理統計の分野ではprecisionを意味し,物理計測の分野ではaccuracy,適合性評価分野ではaccuracy+precisionの意味となることが分かりました. 分かっているつもりの単語がまったく異なる意味を持つ. 難しいものですね. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.05 08:22:01
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