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「踊るお父さん」の「踊る情報局!」

土曜の夜・・に思う事・・

毎日が物凄い速さで移行している・・・

実際は同じ24時間が過ぎているだけだろうが・・

朝、帰宅してシャワーを浴びる・・

タバコを吸って寝ようとしたのは7時半頃だった・・

床に就こうと寝室をあける・・

女房が目を覚ます・・

その隣では娘と息子がまだ寝息を立てている・・


俺は息子の横の布団に潜り込み、

毛布をかける・・・




・・・・・・

足に重み・・・・

女房の甲高い声・・・

「片付けなさい!って言っているでしょ!」

・・・・・・・・

「そっちの部屋はパパが寝てるんだから入っちゃ駄目!って

 言ってるでしょ!」

・・・・・・

俺の脚の上で息子が寝そべっている・・・

・・・・・・

ほんの刹那・・目を覚ます・・・


・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

もの静かな気配に目を覚ます・・・

あたりは薄暗い・・夕暮れ時・・・

時計を見る・・・

夕方の5時近くになっている・・・・

女房、子供の気配はない・・・


キッチンに行くと、ハンバーグとご飯がそれぞれ・・

ラップをかけて置いてある・・・

俺はレンジにご飯を突っ込みタイマーをかけた・・

・・・・・

タバコに火をつける・・・

目の前に車のパンフレットが置いてある・・

「NOAR・ノア」・・

今、乗っているRAV4は9年乗っている・・

車検に出すために点検してもらったら・・

2、30万は修理代にかかると言われ、念願だった

新車・ノアを購入することになった・・・

・・・・・・

嬉しそうに話していた女房がパンフレットを置いていったのは

もう24時間以上前の事だ・・・

電子レンジが鳴っている・・

俺はご飯を取り出し、ハンバーグの皿を突っ込んだ・・

タバコの火を消し風呂場に向かう・・・


寝癖で逆立った髪を熱いシャワーで濡らす・・

パジャマは着たままだ・・・・

バスタオルを取り出して濡れた髪を覆う・・


飯を食って、服を着替え、出勤する・・

六本木の漫画喫茶で1時間ほど、メールチェックをする・・

8時前に店に出勤・・・

いつもの流れ・・・・

変化に乏しい・・・

運気が低迷しているとは思わないが・・・

今ひとつ、テンションがあがらない・・・

子供と話したのはいつだ?・・

保育園に通う息子は毎日、送る時話はするが・・

小学校に通う娘と話をしたのは何日前だ?

・・・・・・・

本来なら「ぞっ」とするような時間の経過過程ですら

普通に思えてしまう自分がいる・・

やらねばならない事・・

やりたい事・・

やってあげたい事・・

その全ての歯車が噛み合うのはいつだろう・・


心の声が聞こえる・・

「時間をくれ!」

そんな声に耳をかさず雨の降り出した夜の街に出て行く・・

土曜の夜・・・

若い頃はワクワクしたこの夜が・・・

今は・・・「虚しさ」を感じる夜に変わっている・・

・・・・・・・・

今日も店で踊るだろう・・・

ステージの上で足を上げているだろう・・・

煌びやかなライトを浴び・・

スパンコールの衣装を着て・・

お客様から拍手をもらい・・


・・・・・・・・
・・・・・・・・

どっちが本物の俺だ・・・

現実と虚実?

いや・・どちらも現実だ・・・

俺は女房子供を背負って今日も踊るだけ・・

車のローンを抱えて踊るだけ・・・

そう・・俺は踊るお父さん・・・・

・・・・・・・・

魔性の土曜の夜がそこにある・・



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