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カテゴリ:アニメ・人形劇
総合点:89 お勧め度:★★★★+
(ストーリー展開)=9 (独自性)=9 (インプレッション)=8.5 エンディング=9 ●1999年 アメリカ・アニメ 監督:ブラッド・バード 製作:アリソン・アバト デス・マカナフ 原作:テッド・ヒューズ 原案:ブラッド・バード 脚本:ティム・マッキャンリース 音楽:マイケル・ケイメン 声: ジェニファー・アニストン(Annie Hughes) ハリー・コニック・ジュニア(Dean McCoppin) ヴィン・ディーゼル(The Iron Giant) クリストファー・マクドナルド(Kent Mansley) ジョン・マホーニー(General Rogard)イーライ・マリエンタール(少年ホーガース) ●1957年はアメリカにはショックな年でした。ソ連の人工衛星スプートニクがアメリカに先駆けて大成功した! この時代が本編の舞台です。 ある嵐の夜のこと、空から巨大なロボットが降ってくる。メイン州で母のアニーと暮らしている9歳の少年・ホーガースは、森の中でこの巨大ロボットと出会う。金属を好物として食べるロボットは、今のところ身体的な動作はするが、記憶にあたる機能の部分が不完全で、自分が何者かが分からない。無邪気なホーガースはロボットが知りたがるままに言葉や世間の慣習を教え、すっかりいい友達になってしまった。一方、二人の近所に住む男・ディーンは廃品回収の傍ら、芸術アートの製作に精を出している独り者だ。ホーガースは彼と気が合って友達になり、彼の廃車置き場を隠れ場にして、ロボットとも友達になって楽しいときを過ぎす。 ところが、ロボットが動いて送電線を壊すという事件が起こり、その調査のため町を訪れたエージェントのケントは、そのロボットが米国の敵の秘密兵器だと思い込んで軍隊を呼んでしまう・・・。 ■絵がかなり良く描けていて、1950年代を感じさせます。あの時代はSFものの勃興期で、独自のデザインの飛行体やロボットや機械や装置が描かれ、しかも精密過ぎず妙に素朴な味がある! このアニメでもロボットであるアイアン・ジャイアントのデザインにそれが受け継がれます。また、アニーやディーン、それにケントの姿も、いかにもその当時のアメリカという感じが旨く出ている。絵を見ているだけでも、かなりのワクワク感がありました。 ストーリーは比較的単純だけれど、最後の終わり方が旨い。核ミサイルと対峙したアイアン・ジャイアントが、これからどうなるかを、僅かな時間の間に余韻残して終わる。こういう終わり方は好きですねえ! という訳で、このアニメはかなりお勧め、です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 10, 2007 07:14:24 PM
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