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カテゴリ:サスペンス・アクション
総合点:89 ★★★★+
(構想)=9 (シナリオ・せりふ)=9 (おどろおどろしさ)=9.3 ●1976年度 日本映画 監督:市川崑 製作:角川春樹 市川喜一 製作補:藤田光男 原作:横溝正史 脚本:長田紀生 浅田英一 岩下輝幸 日高真也 市川崑 撮影:長谷川清 美術: 阿久根巌 出演:石坂浩二(金田一耕助) 高峰三枝子(犬神松子) 三条美紀(犬神竹子) 草笛光子(犬神梅子) あおい輝彦(犬神佐清/青沼静馬) 地井武男(犬神佐武) 川口晶(犬神小夜子) 川口恒(犬神佐智) 金田龍之介(犬神寅之助) 小林昭二(犬神幸吉) 島田陽子(野々宮珠世) 坂口良子(那須ホテルの女中・はる) 小沢栄太郎(古館恭三弁護士) 岸田今日子(琴の師匠) 三国連太郎(犬神佐兵衛) ●那須湖畔の屋敷で、信州財界の大物・犬神佐兵衛が莫大な遺産を残してこの世を去る。佐兵衛には妻がなく、それぞれ母親の違う娘が3人いたが、彼女らは遺言状のことばかり気にしていた。探偵である金田一耕助は、犬神家の顧問弁護士を務める古舘恭三の助手・若林豊一郎から手紙を受け取り、「近頃、犬神家に容易ならざる事態が起こりそうなので調査して欲しい」と依頼を受ける。が、耕助が会う直前、若林は何者かによって毒殺されてしまう。 耕助の立ち会いのもと、古舘弁護士により遺言状が公開される。その遺言状には、「相続人は佐兵衛の3人の娘のそれぞれの息子である佐清、佐武、佐智のうち、佐兵衛の恩人・野々宮大弐の孫娘・珠世と結婚した者」と記されていた。彼らはそれぞれ珠世を得ようと画策する。 **************************************** ●日本のサスペンス劇としては非常に有名な作品です。市川昆監督のこの作品は、「日本ミステリー映画の金字塔」とも称されるとのこと。 ●日本の探偵で最も有名なのは、やはり金田一耕助でしょう。この映画では石坂浩二さんがその役を演じ、頭に被った三角ハット、古びた着物姿、髪がぼうぼうで「ふけ」を掻く。けれど、推理力は抜群!のこの変な探偵像を見事に演じています。 物語自体がなんともおどろおどろしいし、佐清が白い包帯で包まれて登場するのもミステリアス・・・。ともかくこれは見るしかないでしょう。 こういう映画は、他の人では描けない何らかの特徴、ってのが非常に大事で、その「言葉での表現に窮する奇妙な出来栄え」が、なんとも魅力な作品です。謎解きも旨い! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 1, 2008 05:54:46 AM
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