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カテゴリ:韓国歴史ドラマ
評点 ★★★★+~★★★★☆ 構成=90 音楽=90 驚き度=84
【グッドスマイル】風の国 第一章〈ノーカット完全版〉 DVD-BOX(DVD) ◆25%OFF! ●2008年度 韓国ドラマ KBS2 全36話 原作:キム・ジン 演出:カン・イルス 脚本:チョン・ジノク、パク・チヌ 出演: ◇ムヒュル(無恤):ソン・イルグク 子役:パク・コンテ 戦争の神と言われた高句麗の第3代の王。親と兄弟、そして自分の子供をも殺す運命という神託により、幼くして殺される筈だったが逃がされ、王子であるということを知らずに、壁画師として育つ。 ◇ヨン:チェ・ジョンウォン テソ王の甥=タクロクの娘で、扶余の王女。民の生活や彼らの心の傷に共感できる温かい心の持ち主。医師としての人生の方を愛し、高句麗のスパイと誤解され拷問をうけたムヒュルを看病する。 ◇ユリ(類利、瑠璃、琉璃):チョン・ジニョン チュモン(朱蒙)の意を受け継ぎ、高句麗の強化のため生涯を捧げた高句麗2代目の王。 チュモン第1王妃との嫡子として誕生。父王と長く生き別れて暮らすが、身分証明として持たされた折れた剣(朝鮮の三種の神器の一つ)をもって即位後の父と再会する。初期高句麗国内の混乱と、扶余という強国の威嚇の中、彼の人生は常に自分の幸せと高句麗の利益の狭間で揺れ動いた。 ◇トジン:パク・コニョン 扶余の暗殺部隊最強の「フギョン(黒影)」になっているが、元は扶余の王子でヨンと親族関係。黒影となったムヒュルと出会い、友人となる。 ◇ヘミョン(解明):イ・ジョンウォン 高句麗の言葉で、「鳴り響く」という意味。ムヒュルの兄である王子。ユリの長男が死んだために太子となる。ムヒュルまでがユリ王の皇后の子で、ヘミョン、セリュは同腹の兄姉。 ◇セリュ:イム・ジョンウン 子役:チョン・ダビン ユリ王の娘で王女。ムヒュルの姉で後に頼もしい味方となる。武芸が得意で男勝りな性格。王命でキサン族の族長に嫁いでいたが、若後家となり王室に戻る。 ◇ミユ:キム・ヘリ ヨジンの母。ムヒュルの生みの母の死後、ユリ王の妃となる。 ◇ヨジン(如津):キム・ヘソン ユリ王の四男で、ミユ夫人の息子。剣術よりも装身具作りに興味があり、無欲で優しい。 ◇クェユ(怪由):パク・サンウク ヘミョンに仕える高句麗の参軍(チャムグン)。体力には誰にも負けない。ヘミョンに頼まれ、ムヒュルを鍛える。 ◇クチュ(句鄒):キム・ミョンス 高句麗の大輔(テボ)、ユリ王侍従。 ◇サンガ(相加):キム・ビョンギ 沸流(ピリュ)部の大加(テガ)で、高句麗を構成する諸加(チェガ)会議の最長老。松譲(ソンヤン)の息子。 ◇ペグク:チョン・ソンモ 高句麗の右輔(ウボ)で、サンガの養子。ユリ王の信頼が厚く、ヘミョンに替わりチョルボン城主になった事もある。しかし本人はチュモンに奪われたピリュ部の復権をもくろみ、ミユ王妃につけ入り、ヨジンの命を己が欲のため利用しようとする。 ◇マファン:キム・サンホ 国内(クンネ)城の奴隷商人。高句麗や扶余の内情に詳しい情報通で、半ば軍事商人でもある。したたかだが憎めない性格で、必要に応じてヘミョンやユリ王、サンガに取り入る。 ◇チュバルソ(鄒勃素):キム・ジェウク チンピラ一味の首領で、密貿易や賭博に明け暮れていたが、ムヒュルとの和解後、ヘアプの下で高句麗に仕官する。 ◇ソファ(昭花):イ・イラ 高句麗の皇后だったが、ムヒュルを生んだ後他界。歴史上では「朱蒙」にも登場した松譲(ソンヤン)の娘である。 ◇アンスン:キム・スンウク(声:澤田将考) ミユの弟。姉の縁故で城主に立身、ペグクを利用してムヒュルを殺そうとやっきになる。 ◇コンチャン:キム・ウォニョ マファンの部下。 ◇ヨンビ(延丕):チェ・ウンギョ 高句麗の将軍(チャングン)。 ◇ミョンジン:キム・ギュチョル サンガの執事。 ◇ヨナ:イ・シヨン ヨジンの侍女。ヨジンと相思相愛の相手で、心優しい美人の娘。 ◇イジ:キム・ジョンファ ムヒュルの正室。史実では、第5代ヘウ(解優)王の生母。 ◇ヘアプ:オ・ユナ 身分は低いが、知恵と強い意志を持つ壁画家。かつては王室内に身を置き、ヘミョンと思い合っていたが、王室を出た際の経緯や、身分の違いの為、想いを伝えることができなかった。のち、ムヒュルをたすけて情報総監になる。 ◇マロ(麻盧):チャン・テソン 子役:クォン・オミン キリム洞窟の壁画工、ムヒュルの侍従で幼馴染。気の置けない友人で、常にムヒュルの側にい続け、数奇な運命を共にする。 ◇テソ(帯素):ハン・ジニ 高句麗征服を狙う冷徹な扶余の王。当時としては、珍しく長命した王。 ◇サグ:パク・チョンハク 扶余の財部?衣(チェブジョイ)。剣は屈強で学問から政治外交にまで精通し、目的を果たすためには手段を選ばない冷酷な策略家。 ◇タクロク:ソン・ビョンホ テソの甥でヨンの父。扶余の外使者(ウェサジャ)。 ◇メングァン:キム・ミンチャン 黒影時代の知己の1人だが、実はサグの手下。 ●あらすじ 建国後数十年を経た高句麗はユリ王の時代になっていたが、団結力が失われ、他国から侵略を受ける情勢にあった。ある日、ユリ王に三番目の王子が誕生するが、大神官は「この子は将来、父と母、兄、それにわが子を殺し、高句麗を滅ぼす不吉な子である」と予言する。わが子を自分の手で殺すことができなかったユリ王は、見せ掛けの儀式を行って、平民として暮らさせるよう、その子を長男ヘミョンに託す。不遇の第三王子は、熱い血と動く心臓がないという意味のムヒュルと名付けられ、壁画師として育てられることに・・・。 ************ 多少ネタバレします *************** ●感想 主演がソン・イルグクということで朱蒙の二番煎じ的な感じがあって、しばらく敬遠していたのですが、「星をとって」で家政婦を演じていたチェ・ジョンウォンがヒロインとして出ていることもあって、見始めました。結果、結構面白かった。 ●このドラマ、初めから最後まで、直球勝負! という感じのドラマです。ムヒュルがこれでもかこれでもか、という厳しい立場に追い込まれ、それがすぐに逆転して勝利を収める。確かに痛快な面はあるのですが、どうもそのパターンの繰り返しで、ちょっと飽きるところがあるのも事実だし、何しろ休む間もなく次々と展開するので、緊張しっぱなしで見ていて、結構疲れます。俳優陣は上手くて演技は十分合格なのですが、見る側はちょっとしんどい。間に、ちょっとした息抜きがあると良かったかな? ●俳優としては、適材が適所に配置されている感があり、ムヒュルとヨン以外にも、護衛隊長となるマロや、ムヒュルのライバルであるドジンや、プヨのチェブジョイ、ユリ王なども、レベルの高い演技です。 女優さんでは、侍女を演じるイ・シヨンさんが美人で可愛くて、白眉かなあ、とか思いました。あのくらい綺麗だと、言うことないですね。 ●物語ですが、メインの筋立てにはかなり無理があります。高句麗の一番の勢力でもあるピリュ部がプヨと組んで反乱するのであれば、あっさり高句麗は壊滅/滅亡だったろうし、大王が王妃の陰謀に気づかない、なんていう状態は、実際にはあり得ないと思うんですよね…。 史実として、プヨの姫様がムヒュルの次后として子を産むのは十分ありえることで理解できますが、今回のような恋愛ストーリーは、ちょっと作為的かな? ●まあ、でも、一気に見られる点では、なかなか迫力のある良い作品でした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 2, 2018 08:04:48 PM
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