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映画ドラマ・千一夜

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September 20, 2011
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カテゴリ:韓国歴史ドラマ
評点 ★★★★☆ 演技=94 演出=96 脚本=92 音楽=94 完成度=95 

【22%OFF!】【送料無料】千秋太后[チョンチュテフ] DVD-BOX(1)(DVD)
●2009年度 韓国ドラマ 全78話 演出:シン・チャンソク、ファン・イニョク
脚本:ソン・ヨンモ、イ・サンミン、カン・ヨンラン
出演:役名が先
◇ファンボ・ス(皇甫壽)/のちの千秋太后:チェ・シラ 子役:キム・ソウン
 高麗国創業者である太祖の孫娘で、高麗5代王景宗の第3皇后。また、高麗6代王=成宗の妹。幼い頃から活発で弓の名手、大高麗という理想のために、自分の血縁と政敵にならなければならなくなる運命だが、契丹の侵略という戦乱の時代を力強く生き抜いた人物。統率力があり、本編の主人公。
◇キム・チヤン(金致陽):キム・ソックン 子役:ナム・ユヒョン
 景宗の死後、千秋太后の恋人となる男。新羅王族の子孫で新羅の復興を夢見、高麗で権力者となりつつある千秋太后に近付く。女真人たちが住んでいた地域の片隅、新羅の復興を夢見ている主戦派たちの部落で育つ。
◇カン・ジョ(康兆):チェ・ジェソン
 ファンボ・スが明福宮に住む姫の頃から、彼女のそばに仕える男。カンジョの祖父は渤海の名武将で、父親は定安國の名武将だった。定安國に反乱が起き、父は殺され、彼は定安國を脱出して高麗まで来たが、彼ら渤海の流民たちは収容所に閉じこめられ、苦しい生活を余儀なくされていた。そういう運命の渤海の人々を、ファンボ・スが救い出すことになる。
◇カン・ガムチャン(姜邯賛):イ・ドックァ(李徳華)
 高麗の名臣、太祖王健を助けて功を立てた三韓碧山功臣グンジンの息子。光宗の豪族首切り政策に巻き込まれて家が沒落、17歳の時から世の中を放浪しながら暮していたが、苦難を乗り越え、のちに高麗を救う大将軍となる。慶州院君ワン・ウクの親友。
◇ワン・ウク(王郁)=慶州院君:キム・ホジン
 太祖の八番目の息子で、母親は新羅ギョンスン王の叔父=キム・オクリョムの娘であるシンソン王太后金氏。景宗末期に次期王候補にあげられた人物。
 権勢欲がなく、ひたすら旅を愛して自由に生きる。だが、世の中を見る眼が高く、学問が好きで厚徳な人柄。景宗の死後、婚家に戻ったファンボ・ソルに会い、彼女を愛するようになる。
◇ファンボ・ソル(皇甫雪)=ホンジョン王后:シネ 子役:パク・ウンビン
 千秋太后と成宗の妹で、のちに第8代王となる顯宗の母。景宗の第4妃になるが、後にワンウクとの間に顯宗を生む。清く明るい性格で、幼い頃から姉であるファンボ・スや兄である成宗に愛される。幼い頃、渤海の流民事件で出会ったアンジョン・ウクに片思いするが、その思いは景宗に嫁げという家の命令で遂げられなかった。
◇ソンジョン(成宗):キム・ミョンス
 ファンボ・スの実の兄。戦争を嫌い、国内の政治に勤めて聖君となるが、軍の整備を怠り、契丹の侵入を許す。ファンボ・スを愛するが、同時にその統率力を恐れている。
◇シンジョン(神静)皇太后:パン・ヒョジョン
 ファンボ・スらの祖母。
◇ヨヌン(延興)宮主(文和王后):ムン・ジョンヒ 子役:キム・ミンジ
 ソンジョンの王妃。ファンボ・スとことごとく対抗する。 
◇ワン・ソン(穆宗):イ・イソン 子役:パク・チビン
 ファンボ・スの息子。第7第高麗の王(皇帝)。
◇ソン姫(宣正王后):イ・イネ 子役:ハン・ボベ
 ソンジョンの第一妃の娘。のち、皇后となる。
◇ワン・スン(大良院君、顕宗)キム・ジフン
 ファンボ・ソルの息子。幼い頃は寺に預けられるが、のち、皇帝に。ファンボ・スの甥。
◇ジョン姫(元貞王后)
 ソンジョンの娘。
◇ソ・ヒ(徐熙):イム・ヒョク
 高麗の賢臣。
◇キム・ウォンスン(金元崇):キム・ビョンギ
 ヨヌン(延興)宮主の父。生来の商人。
◇蕭太后:シム・ヘジン
 契丹の皇帝の母親で、実質の女帝。
◇テ・ドス:チェ・ドンジュン
 渤海王子の子孫。高麗の将軍として活躍する。
◇キム・フン:パク・チョルホ
 高麗の将軍、のち大将軍。
◇ユバン:イ・ウォンバル
 高麗の将軍。
◇ヤンギュ:ホン・イルグォン
 契丹と勇敢に戦った名将。
◇聖宗:チャン・ドンシク 聖宗子役:オ・ゴンウ
?国6代皇帝
◇ソ・ソンニョン:チ・デハン
 契丹の将帥。東京留守。
◇ソ・ペアブ:チョン・フンチェ
 契丹の大将軍、東京留守。
◇カユルジョクリョル:キム・ミョングク
 契丹の将
◇ヤユルブンノ:キム・ソンヒョン
契丹で最も強い将軍。
◇サイルラ:イ・ジェヨン
 女真族の族長の孫。キム・チヤンを主君と仰ぐ。
◇チャン・ヒャンビ:ホン・インヨン
 カン・ジョの許嫁の妹。千秋太后の護衛となる。カン・ジョを慕う。
◇サ・ガムン:キム・ヒョンミン
 女真族の族長の孫、サイルラの兄。キム・チヤンの一の腹心。
◇コヒョン:チョン・ジン
 内官。
◇チェソム:イ・ギヨル
高麗の高官。新羅派の首領。
●あらすじ
 900年代の終わりごろ、大国であった渤海を滅亡させ、勢いづいていた契丹勢力は、宋との大戦を前に、背後を抑えようと高麗に侵入した。当時高麗は、契丹族を軽視し、宋と親交を結んでいたが、自称80万の大軍を引き連れてきた契丹は「降伏か、あるいは昔の高句麗の土地を与えてくれるよう」要求した。土地を与えようとする成宗と、決死抗戦を叫ぶ千秋太后は政治的葛藤に悩む。千秋太后は「北側では兵士たちが血を流して戦っているのに、殿下は土地を与えて逃げるつもりか」と青筋を立て、王を諌める。
 一方「我が国で民が血を流すことは許されない。国よりも我が民1人の血がもっと大切だ」と語る成宗。高麗への各々の理想を胸に秘めながら、政治的見解が違う成宗と妹千秋太后に、大きな波乱が待っていた。
***** 多少ネタバレします ******
●感想
 正直なところ、非常に面白くて、78話まで一気に見てしまいました。高麗国創業者である太祖の孫で、のち、波乱の人生を送る活発な女性を主人公に、高麗人、渤海人、女真人、契丹人、新羅の後裔、高麗の王室/大臣、忠臣や奸臣、敵国の皇帝や太后、枢密院史など、登場人物がきわめて多彩。しかも、それぞれが皆適役で嵌っており、脚本の良さもあって、ストーリーは毎回、次はどうなるかと期待させる進行で、非常に楽しめました。
 WIKIPEDIAによると千秋太后は、高麗史や韓国では、夫である皇帝亡き後、別の男と通じて子を産み、その親(キム・チヤン)が子を皇帝に擁立しようとした、という事件を持って「妖婦」扱いされていた、という記述があります。けれども、番組中でも語られるように、この時代はのちの韓国の封建時代と違って、女性も自分の主張を堂々と述べ、再婚も許されていた時代であった旨の解説などがあり、むしろ、このドラマでの主人公の真っ直ぐな性格の描き方や、後半での妖婦呼ばわりされながらも必死に国難と戦う姿勢の千秋太后像の方が、真実に近いのかもしれないなあ、と思ったりしました。
 建国間もない時代に、国内の権力争い/政争を抱え、しかも儒教か仏教で揺れ、隣国契丹の侵入や国内での女真族の略奪行為など、波乱の時代の中にあって、自らの息子を皇帝に持ち、摂政として国難に対峙し、キム・チヤン事件後、それを理由に失脚しながらも、それ以降21年もの間、時代を無事に生き続けただけでも、つくづく凄い女性、人間像と言わねばならないように思いました。
 幼少の頃の逸話が面白く、契丹進攻の描き方も分りやすい。のちに、第8代皇帝=ヒョンジョン皇帝の時代になっても物語は面白く、そして、最後の終わり方も上手かった。見終わって、久々の満足感がありました。
●なぜ、韓国ドラマが面白いのか・・・。
 この年になると、日本ドラマは、どんなドラマでも、もう一度は心を通過してしまっていて、見ている途中から終わりがしれてしまう・・・。歴史ものも史実を追うことになると、ドラマよりは詳しい事情を小説等で読んでしまっている。僕ら日本人にとってみると、隣国とはいえ、韓国の歴史はほとんど知らない事情があり、どの時代の逸話でも、未知の、異国情緒とでもいうべき憧れが、そこにはあるように思います。せいぜいが身内のみで戦っているような日本の歴史とは違って、大陸からのものすごい勢力の進攻や、それに必死に対抗しようとする国民意識がある。物語の背後の歴史の流れ/大きさにも惹かれます。
 今のスタイルに近い韓国ドラマが作られ始めた頃の「龍の涙」や「イム・コッチョン」などは、まだあまり演出がこなれていない印象がありますが、2005年辺りになると演出もこなれてきて、戦闘シーンも迫力十分、役者の感情の出し方も上手いの一言、となります。このドラマでも、非常にレベルが高いなあ、と感じました。歴史ドラマでは、お勧めの一作です。
●役者は皆、素晴らしかったですが、おじ様としては、若い頃のソルを演じた娘が、妙に可愛かったですね・・・。





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Last updated  December 2, 2018 08:04:10 PM
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