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映画ドラマ・千一夜

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July 1, 2017
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カテゴリ:アニメ・人形劇
評点 ★★★☆~★★★★ 発想がユニークです! どこかの映画評では★★★★☆になっていた。目が疲れていたこともあってか物語には没入できず、私には「発想賞!」だったかなあ。映像技術は★★★★以上でした。

【ブルーレイ+DVD】インサイド・ヘッド MovieNEX
●2015年度 アメリカアニメ ディズニー 監督:ピート・ドクター ロニー・デル・カルメン 脚本:ピート・ドクター メグ・レフォーブ ジョシュ・クーリー 声の出演:エイミー・ポーラー フィリス・スミス リチャード・カインド
●あらすじ
 ライリーは、笑顔が素敵な元気いっぱいの11才の女の子。彼女の頭の中には5つの感情が存在する。ライリーを楽しい気持ちにすることが役割のヨロコビ、嫌いなものを拒絶する役割のムカムカ、腹が立った時に怒りを爆発させる役割のイカリ、危険からライリーを守る役割のビビリ。でもライリーを悲しませてしまうことしかできないカナシミの役割だけは謎に包まれている。そんな感情たちは、頭の中の司令部で、ライリーを幸せにするため日々奮闘していた。
 ライリー家族は、住み慣れた大好きなミネソタを離れ、見知らぬ街サンフランシスコへ引っ越してくる。けれど荷物が届かず、父さんは仕事のことに追われ、不安定になった彼女の心は、感情たちに思わぬ大事件を引き起こす。
●感想
 借りてきたバージョンは最初から日本語のバージョンで、絵の中の看板なども日本語で描かれていた。これにはビックリしました。声もすべて日本語でしたので視聴は楽でしたが、結構嵌っている日本語で違和感はあまりありませんでした。(サスペンス映画などをわざわざ英語版で見るのは、日本語吹き替えだと言葉がチャチというか、すごく変に感じる時が多いため)
 新聞の映画評で★数が多かったので見てみたのですが、確かに良い線を突いてますね。それと、司令部が脳のなかにあるために、目で視界を捉えている感じの描き方が上手い。また、思い出がボールになって蓄積されて行くアイデアは「秀逸!」に感じました。
 ですが、ライリーの感情が主体の物語なので、凄い悪役、を作る訳には行かないようで、その辺で物語に少しの制約があるようにも感じました。
 アメリカ人の心の動き、というのが、この映画ではよく反映されていますね。ヨロコビの動作とか考え方とか、イカリの動きなどなど、大変捉え方が上手い。また、カナシミのデザインも、さもありなん、の感じでレベルは非常に高いです。でも、やはりアメリカ人!を描いていることに変わりなく、日本人を対象にすると、だいぶ物語も変わるのでは?と思いました。
 物語は、ミネソタを心から愛する家族のお話で、なのになんでサンフランシスコ? まあ、その辺は何も説明はありませんが、ミネソタは湖が多くてのんびりした田舎で、それこそ古き良きアメリカを体現していて、主人公家族は「そのミネソタを離れなくて良い家族」なんですけどね・・・。その辺、背後説明はなかったなあ・・・。(わざわざライリーの心に、悲しみを作るための設定ですかなあ・・・)
 本当はサンフランシスコも、それなりに小さくて、彼らにも良い町と思いますが・・・。
●ともかく、絵は大変よく描けていて、(思い出)ボールをしまってある棚とか、家族の大事な特別の思い出の島とか友情の島とか、その絵も大変良かったと思います。
 そういう中で、鉄道(!)が出てくるのですが、電車ではなくて機関車が列車を引っ張る形の鉄道列車というのには、アメリカ人もヨーロッパ人も日本人も、何か郷愁みたいな感情があるのではないですかね? 妙に懐かしいというか、大好きなものに触れている感覚というか、そういうのがありますね。機関車トーマス君が、妙に子供に人気なのも分からんではありません。天才・宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」ではないけれど、どこか鉄道には悲しみとか喜びとか郷愁とか懐かしさとか、空や天に通じるような不思議な感情が生まれるのを、改めて感じました。(ナチスが鉄道を、非情にも悪用した以外は・・・)





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Last updated  July 1, 2017 07:22:25 AM
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