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カテゴリ:SF・ファンタジー
評点 ★★★ 何ともB級な映画! 随所素人っぽい演出なのに、どこか、「なるほどこう来たか」」と賛成している自分がいました。学芸会も、ときどき面白い時って、ありますよね。
※アフィリエイトではヒットせず、映像は無しです。 ●2017年度 アメリカ映画 監督:クリスチャン・セスマ 出演:コリン・メリック ロバート・キャラダイン マイク・ハットン メアリー・クリスティーナ・ブラウン ジョン・マック ●あらすじ かつて日本にオダ・ノブナガが生きていた頃、彼は富士山の溶岩中で作られたという石”ジュブツ”を発見し、黒巫女ユカイの力を借りてその驚異的なチカラを開放、天下統一を成し遂げた。だが、不死を期待した彼の望みは敵わず、石は死と破壊のみを齎した。以降、その石は行方不明となった。 女忍者カナは、その石の力を封印すべく代々任務を与えられ修行してきたノブナガの末裔だった。2018年、巫女であるユカイが牢獄を脱出する。 FBI捜査官であるニックとマックは、サンフランシスコでの密貿易の現場を押さえようと張り込む。その現場にいたのが、他ならぬニックの情報屋カナだった。カナは密輸入されたらしい石を抑えようとしていたのだったが、その石は巫女の手に渡り、フランシスコに惨状を齎す。IT億万長者のベアードがその石を手に入れ、世界征服を目指そうとしているのだった。 ********* 多少ネタバレします ********* ●感想 想定からして何ともB級の気配ですが、FBI捜査官であるニックとマックの会話も、のっけからB級という感じです。この辺が不思議なんですね。各所各所がそういうB級的感じで物語が進みます。 役者さんは真面目にやっているし、物語もかなり真剣な感じで進められるのだけれど、例えば、ニックとマックが現場に突入するとき、「応援は来ない、時間がないんだ」と、低予算で人数少な目で撮影する理由が述べられるとか、二人で10人以上のイタリア系密輸商人の銃撃をこなしてしまうとか(全然隠れていないのに弾も当たらないんです)、どうも微妙に笑える場面が続く。エレベータにニックが一人で乗り込み、そこに数人の敵が襲うのですが、あっさり数秒で片付く場面などもしかり。 そういう中では、空に暗雲が立ち込め、そこから炎的電撃が地上に降ってきて、建物や道路を破壊する石のチカラによるシーンは、CGながらそれなりに出来ていて見られました(これも見方によっては、取って付けたような印象ですが)。また、日本趣味なのか、カタナを振り回すギャング団が、鬼の面を被っているとか、その辺にもそれらしい工夫があって、なかなか考えているなあ、と感心する工夫はありました。 全体的に、昭和30年代にテレビでいっぱい遣っていたSFドラマ的な雰囲気の感じで、それらをいっぱい見てきたオジサン世代には、どうか懐かしい! というような気配がする映画でしたね。それにしても、何故映画の題名が「2018」だったのかが分かりませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 12, 2018 07:30:43 AM
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