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映画ドラマ・千一夜

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June 16, 2020
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評点 ★★★☆ ちょいと無理のある事件だけど・・・。描き方はまずまず。

病院坂の首縊りの家[東宝DVD名作セレクション]/石坂浩二[DVD]【返品種別A】
●1979年度 日本映画 東宝 監督:市川崑 脚本:日高真也 市川崑 原作:横溝正史
◇金田一耕助/石川浩二 私立探偵
◇法眼弥生/佐久間良子 法眼家の奥様 旧姓・五十嵐
◇法眼由香利/桜田淳子 弥生の娘
◇法眼琢也/菊池雄一 弥生の夫
◇山内小雪/桜田淳子 由香利によく似た娘 ジャズバンドボーカル
◇山内冬子/萩尾みどり 小雪の母親
◇山内敏夫/あおい輝彦 小雪の腹違いの兄
◇五十嵐千鶴/入江たか子
◇等々力警部/加藤武 捜査本部主任
◇阪堂刑事/岡本信人 捜査員
◇日夏黙太郎/草刈正雄 写真館のアルバイト
◇妙ちゃん/中井貴恵 推理作家の家に出入りする学生
◇加納巡査/大滝秀治 昔の事件を知る
◇本條徳兵衛/小沢栄太郎 写真館の主人
◇本條直吉/清水紘治 写真館の若主人
●あらすじ
 昭和26年、舞台は吉野市。推理作家の家を訪ねた金田一は、しばらくアメリカに旅行すると告げ、先生が勧める写真館にパスポート用の写真を撮りに行く。写真館を訪れた金田一に、その主人・徳兵衛が、殺されそうになったので調査して欲しいと依頼、また、金田一が写真を撮った日に、一人の女性が写真館を訪れ、結婚写真を撮りたいので或る場所に来て欲しいというと告げ、帰ってしまう。その場所「病院坂にある空き家」を訪れた写真館の若主人・直吉は、風鈴の飾られた奇妙な写真を撮るが、写真が出来上がってその家に出かけた時、その男の生首を発見する。
●感想
 横溝さんの作品はおどろおどろしいのが多いのですが、この作品もそんな雰囲気の作品かと思います。ただ、登場人物が多いのと、その関係が複雑、更には鍵となる女性が「瓜二つで入れ替わる」という、まあ、あり得ないようなことに立脚したストーリーで、その点で推理性が凄く高いとは言えず、傑作のようには感じませんでした。(人物関係を語るのに、日夏にかなり長く語らせるシーンがある) 今回は正直なところ、配役を見ただけで犯人はこの人と分かってしまい、ではどうなるんだ、みたいな見方をしてしまった。それじゃあ本当は遺憾、と思うんですよね。
 主役の石坂浩二さんですが、顔立ちが整いすぎて金田一探偵には少し向かないような・・・。もっと戦前に良く居た顔形の、顎が張ったような多少の異形の俳優さんのほうが物語に合うような気がします。(昔は固いご飯をしっかり噛んで食べていたので、日本人の顎は四角くてごっつかったのでは? と思うんです) 
 俳優で良かったのは桜田淳子さんですね。化粧の様も演技も頗る決まっていた。今回の登場人物の中では一番、と感じました。また、加藤武さん演じる等々力主任がいいですね。例の「わかった!」の決めゼリフ。(こういうのって、作品には大事です)
 映画でのストーリは、原作とは違っているそうです。ま、映画配信的にはそれもありと思いますが・・・、原作のまま遣っていただくのも良かったように思います。(ただ、登場人物がすこぶる多いので、映画化するには大変か・・・)
 登場する女優さん、俳優さんの名前を見ると、非常に懐かしい想いがします。ですが、時代は今、悲しき令和です。歳、取りました・・・。(昭和を愛する私としては、昭和が遠くなるのは非常に悲しい想いがするのです)





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Last updated  June 16, 2020 04:33:36 PM
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