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テーマ:ミステリはお好き?(1424)
カテゴリ:海外文学
先に文庫化されていた同じ著者の『奇術師』のほうが、サービス満点、エンタテインメント性に富み、分かりやすい。『奇術師』から先に読んだほうが、入りやすいかも。 療養所で治療中の気分がくさくさしている、主人公のもとへ、恋人だったらしい、一人の女性が訪ねてくる。彼女は、彼に自分の記憶が無いことにショックを受ける。主人公は彼女にある敵意を感じるが、彼女が大事な存在だったのなら良いな、、とも思うのだ。彼女は謎の言葉「あの<雲>を覚えていない?」という言葉を残し、帰る。その後、主人公は彼女とのフランスでの出会いの記憶を取り戻すのだが、彼女は自分はフランスに言ったことは一度も無いという。、そして、彼女の前の彼の存在にいつもいらだつのだ。 何故、彼女は前の彼とあっさり別れようとしないのだ? 彼女は「それは簡単なことではない。彼は<魅する力>(グラマラス)があるからだ。」という謎の言葉を再三言う。 ラストは なんだか、ちょっと、、どう解釈して良いのやら。。煙に巻かれたような終わり方だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月29日 19時51分05秒
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