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2006年02月13日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
『ヨム・ヨム』Yom Yom
「ミュンヘン」に出演のイスラエル人俳優モシェ・イブギ主演(1998年)105分 配給:未定
監督:アモス・ギタイ キャスト:モシェ・イヴギ、ハナ・マロン、ユスフ・アブワルダ
Yom Yom 写真集.JPG
アラブ人の父とユダヤ人の母を持つ中年男の危機を通して、人間存在の矛盾のなかに共存への可能性の契機を探る。イスラエル映画界のスター、モシェ・イヴギ、ラングの『M』にも出演していた演劇界の大御所、ハンナ・マロンに、アモス・ギタイ監督作品の常連役者たちがからむアンサンブル。世界に先駆け「イスラエル三部作」(『メモランダム』(95年)『ヨム・ヨム』(98年)『カドッシュ』)のハイファ篇。


ストーリー
モシェ(主人公)は両親のパン屋で働くさえない中年男性。最近は体調不良で離婚寸前。 若いアラブ人の愛人がいるが、友人の古物商と同時愛人関係にある。(本人は知らない)ダメ男の典型の主人公が、妻との問題、愛人との逢瀬体調問題、主治医への想い?両親などなど、日常的な問題に右往左往する様がほのぼのと描かれている。アラブ人の祖父の遺産の土地を狙ってくる不動産屋、市内監視業務?の妹、古物商の友人、と癖のある登場人物など。


モシェは、モラトリアムにあるイスラエル移民第二世代。彼はアラブとユダヤの混血。彼自身が本来あるべき民族の共存を具現化している。しかし、現実はその「共存」は厳しい。 オスマントルコ時代、さらにそれ以前、イスラムが治めていた時代には、平和な共存が行われていた。ヨーロッパ列強はオスマントルコを「ナショナリズム」を用いて崩壊に導き、第二次世界大戦後、自身のユダヤ問題をパレスチナ問題にすりかえて、アラブ・ユダヤの共存を決定的な崩壊に導いてしまった。(ヨーロッパのユダヤ人をパレスチナへと一掃したかった)
個人レベルでは共存可能でも、国家の介入することで不可能となる「共存」。


父親が、彼に妻との思い出を語るシーンで。裏庭の古いソファに二人座り、モシェに、民族の違いを超えて結ばれた自分たちを語る。父は、限りない優しさがあふれている。 父親役の俳優、ユスフ・アブ・ワルダと 母親役のハンナ・マロンがすばらしい。 

主人公モシェ役のモシェ・イヴギも、周りに流されるままの主人公を上手く演じている。 イスラエル映画界のスターだということだが、初めて知りました。


この映画の舞台となっているハイファは監督の故郷。



アモス・ギタイアモス・ギダイ監督

インタビュー


「ミュンヘン」に出演のイスラエル人俳優モシェ・イブギを調べていたら、「カンヌ映画祭」出品の「フリー・ゾーン」(英題)ナタリー・ポートマン主演作 アモス・ギダイ監督にたどりつきました。 「Yom Yom」の駄目中年男モシェ・イブギは「ミュンヘン」では伝説的なモサド:マイク・ハラリ役で出演しています。「ミュンヘンのキャスティング

スピバーグ監督の「ミュンヘン」は パレスチナ問題の大事件「ミュンヘン事件」に焦点を当てて、破壊的なテロリストを主人公に、サスペンス・タッチでしたね。

ギダイ監督は、フランスに亡命したイスラエル人。彼自身第4次中東戦争に参戦し、自身の体験を映画化したいと(『キプールの記憶』)いうところから、映画監督の道へ。


「アモス・ギタイ映画祭2001」のように、日本でも近年知られてきた監督のようですね。けれど ほとんど DVD化作品が無いみたいです。彼の作品はコミカルタッチでも、あんまり笑えなず退屈のようです。でも、確固としたギダイ・ワールド(思想)は見る人に伝わるようなんですね。見て見たいな~。


「Yom Yom」は、コミカルタッチなはなしのようです。駄目中年男主人公、、ット聞くと見て見たいという気持ちが湧いてきちゃいます(笑)それでいて、イスラエル アラブ問題も盛り込まれているというんですから、興味を惹かれます。ギタイ監督のように、パレスチナ、ユダヤ双方の言葉をきちっと世に問いかける作品を作り続けてくれる人の存在はとても貴重ですね。



近年国内で名を知られたイスラエル映画は

アモス・ギタイ『キプールの記憶』
ミシェル・クレイフィ『ガレリアの婚礼』
エイアル・シヴァン『スペシャリスト:自覚なき殺戮者』
etc





1998年末の「アモス・ギタイ映画祭」以来、イスラエル人映画作家はノンストップ活動。 イスラエル映画として25年ぶりにカンヌ映画祭のメイン・コンペティションに選ばれた『カドッシュ』(99年)に続き、『キプールの記憶』(2000年)が2年連続でカンヌに招待。また、今年のヴェネツィア映画祭では、『エデン』と『ラシュミア谷の人々―この二十年』という、劇映画とドキュメンタリーの新作を同時に発表した。

日本でも、99年の東京国際映画祭において、世界に先駆け「イスラエル三部作」(『メモランダム』(95年)『ヨム・ヨム』(98年)『カドッシュ』)の一挙上映が実現。そして、いよいよ今秋『キプールの記憶』において、日本初の劇場公開を迎えようとしている。

ギタイは「必然的に歴史を背負わざるを得ない個人を表現する」という映画作家を志した当初の使命を、ますます明確にしつつある。それは、イスラエルという国の「もっともらしさ」に、一つひとつ刺し傷を作ることによって、そこに回復への力を呼び込み、その力を国家や民族、宗教という概念を越えた共同性への契機とすることにほかならない。その作業はまた、映像を作り、流通させ、見せるという一連のプロセスの「もっともらしさ」がなだれをうって崩れつつある現在において、あえて語りつづけることの意味を根源的に問うことでもある。(資料より)






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最終更新日  2006年02月14日 09時42分16秒


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