がちゃのダンジョン  映画&本

2009/05/31(日)09:39

ジェフリ-・ディ-ヴァ- 『スリ-ピング・ド-ル』

海外文学(128)

ドンデン返し満載の新シリーズ開幕! どんな嘘をも見抜く尋問官キャサリン・ダンス。尋問術を駆使し、脱獄した殺人鬼を追う! 『リンカーン・ライム』シリーズ ストーリー: キャサリン・ダンス―カリフォルニア州捜査局捜査官。人間の所作や表情を読み解く「キネシクス」分析の天才。いかなる嘘も、彼女の眼を逃れることはできない。ある一家を惨殺したカルト指導者ダニエル・ペルが、脱獄、逃走した!捜索チームの指揮をとるのはキャサリン・ダンス捜査官。だが、狡知な頭脳を持つペルは大胆に周到に裏をかき、捜査の手を逃れつづける。鍵を握るのは惨殺事件の唯一の生き残りの少女テレサ。事件について何か秘密を隠しているらしきテレサの心を開かせることができるのは、尋問の天才ダンスしかいない…。ハイスピードで展開される逃亡と追跡。嘘を見破る天才ダンスvs他人をコントロールする天才ペルの頭脳戦。「言葉」を武器に悪と戦うキャサリン・ダンスの活躍を描くジェフリー・ディーヴァーの最新作。ドンデン返しの魔術師の超絶技巧がまたも冴えわたる。 感想: ディーヴァーといえば、リンカーン・ライムシリーズが何と言っても、有名だし面白い。 前作『ウォッチメイカー』のゲスト出演、ライムの捜査を助けたキャサリン・ダンスが、本書で主役。同じ女性でも、リンカーンのパートナーのサックスとは、違ったタフさを感じる。 キャサリン・ダンスには、ライムやサックスの背負った重荷は感じられない。主婦で二児の母という顔も合わせ持つ為か、一般人的感覚があるようで共感しやすい。 今後、キャサリン・ダンスを主人公にした作品は新たなシリーズとなるそう、次回は彼女がどんな強敵を相手に活躍するのか楽しみ。 ジェフリー・ディーバー著作本 感想 ■ リンカーン・ライム・シリーズ 『ボーン・コレクター』 (1997/1999邦訳): 『コフィン・ダンサー』 1998/2000邦訳) 『エンプティ・チェア 』(2000/2001邦訳) 『石の猿』 (2002/2003邦訳): 『魔術師』 (2003/2004邦訳): 『12番目のカード』 (2005/2006邦訳) 『ウォッチメイカー』(2006/2007邦訳) The Broken Window (2008) 『スリ-ピング・ド-ル』       

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