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テーマ:ミステリはお好き?(1496)
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経験豊富な同僚が44マグナムをくわえて、引き金を引いた!?猟区管理官の鑑ともいえる男に何があったのか。後任としてジャクソンに赴任したジョーの前には、未知なる大自然が危険と美しさを湛えて広がっていた。家族とホームタウンを愛する男が新天地での犯罪に挑む、MWA賞受賞作家の好評シリーズ第4弾。 今回ジョー・ピケットにチャンスが巡って来ました。出世コースである花形地区に代理として臨時赴任する事になりました。ワイオミング州ジャクソンホールーーグランド・ティートン国立公園、イエローストーン国立公園の入口に当たるアメリカでも有数の観光地。そこはセレブが集まる最先端リゾートであり、何処よりも広大で荒々しい自然を擁しています。そして現代西部が直面する様々な問題のルツボ、過激な動物保護運動、極端なロハス志向の住宅開発、違法な狩猟、ジョーはその渦中に投げ込まれながら、タフだった同僚を追いつめて死に至らしめたものはなんだったか、探ろうとします。家に残された家族を謎の電話が執拗に悩ませます。 慣れ親しんだ小さな町を離れたジョーを待受けていたのは、非協力的な地元の保安官、伝説的なアウトフィッター、強引で高慢な開発業者、彼を誘惑する美しい人妻、そして愛する家族との別離のような溝。雄大な山岳地帯を舞台に、著者は、独創的かつクラシックな男の冒険譚を繰り広げてくれました。ジョー・ピケットが人気なのは、”アメリカの良心”と呼ばれる精神を彼が体現してるからなのかもしれませんね。 ジョーをおびやかす、老練な実力者たちビッグ3が印象深かったです。 ドン・エニス・・・・・・・・傲慢な開発業者、セレブな住宅地建設を計画 スモーク・ヴァン・ホーン 地元の古顔、伝説的なアウトフィッターのボス O・R・”バド”・バーナム 引退した元保安官、ジョーを恨んでる この中でも、スモークの複雑で厳しい自然を知り尽くした威厳と哀愁の漂おう男との対立の行方は息詰まるものがありました。 そして、一作目からの因縁深かった元保安官との対立も一応の決着の形がつきます。 元保安官の着地点は、ちょっとびっくりでした。 シリーズはすでに10作品、毎年執筆刊行されているそうですね。 翻訳はシリーズ中4作品。続編が待ち遠しいです。 今年2011年7月にも刊行か? ジョーや彼の家族の様子が早く知りたいです。 C・J・ボックス <猟区管理官> ジョー・ピケット・シリーズ 『沈黙の森』 『凍れる森』 『神の獲物』 『震える山』 ノン・シリーズ 『ブルー・ヘヴン』 MWA賞受賞 『さよならまでの三週間』 【ミレニアム】シリーズ 【海洋冒険】 ダーク・ピットシリーズ 【検視官】 ケイト・スカーペッタシリーズ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月06日 12時41分16秒
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