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テーマ:ミステリはお好き?(1496)
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溜め池近くの植え込みから、ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見された。警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子は、これが単独の殺人事件で終わらないことに気づく。捜査で浮上した謎の言葉「ストロベリーナイト」が意味するものは?クセ者揃いの刑事たちとともに悪戦苦闘の末、辿り着いたのは、あまりにも衝撃的な事実だった。人気シリーズ、待望の文庫化始動。 フジテレビ『ストロベリーナイト』 ドラマで話題の『ストロベリーナイト』の原作を読んでみました。 ヒロイン姫川玲子。ロングヘアのスレンダーボディ、警察という男性組織の中、過去の傷を抱えながら事件解決に闘志を燃やす・・・、これまでも散々ありがちなヒロイン設定。 ですが、この子はむやみにクールに突っ張ってない、悲愴ぶってない、ボス的でもなく、一匹狼でもなく、自然体等身大な感じがいいです。 脇を固めるチームも個性的。 警察組織を、大家族的に感じさせるのが、これまたなんだか新鮮。警察小説の、冷徹さや大組織倫理に立ち向かうとかじゃなく、あくまで一個人の刑事が事件と向き合ってる。 今後、彼女が組織に裏切られたりしないで、事件解決と自己実現が可能であり続けることを願います。 犯罪内容がグロなので、万人向けでは無いでしょう。ミステリー好きも、ありがちなヒロイン像に食傷する恐れもあり。被害者や犯罪を軽く描いているとの批判もあり。 良くも悪くも話題性が高い本。テレビ向けでしょうね。 自分は、結構読みやすく、気に入ってます。 ありがちだけど、がんばるヒロインの前向きさ、好きです。 彼女自身が過去の事件の被害者で、立ち直るまで彼女を励まし続けた女性捜査官の死、死後に渡された日記には、ありがちだけど、、涙ぐみそうになったし、 思いがけない部下の死に直面させられたシーンも結構ショックでした。 ありがちな、、展開なのに、なにかに心揺さぶられました。 グロな犯罪シーン、ネット殺人ショーというおぞましくも気色悪いのに、、最低本で終わらないような、、最後まで読ませてくれるものがあった本でした。 仲間とのやりとりが良かったんですよね。 人間同士だから、好きも嫌いも合うも合わないもある、その辺がうま~く描かれてる。 続編の『シンメトリー』『ソウルケイジ』も普通に読みたいです。 ドラマのほうは、1~3話は見ました。 竹内結子さん、がんばってました~、初の女性刑事役。 医者役もかっこよかったですが、刑事もね~。 天海裕希さんや、篠原涼子さんなど、そうそうたる女優陣がこれまでもやってます、かっこいい女性刑事。松嶋なな子さんもやってるかな?(家政婦ミタのイメージが今は強いですが) 個人的には、菊田役の西島さんに注目です。姫川玲子との進展は今後あるのかな~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月27日 21時31分45秒
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