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カテゴリ:本
五木寛之著 大河の一滴の冒頭は、
「私はこれまでに二度、自殺を考えたことがある。 最初は中学二年生のときで、二度目は作家としてはたらきはじめたあとのことだった。 どちらの場合も、かなり真剣に、具体的な方法まで研究した記憶がある。 本人にとっては相当にせっぱつまった心境だったのだろう。」 こんな文章から始まる。 五木寛之のような人でもこういうことがあったことに驚かされる。 私たちの周りでは本当に色々なことが起きる。 良いこともあるが、悪いこと、つらい事の方が多いような気がしてならない。 今の、コロナはまさに悪い事、つらい事の一番に挙げられるのではなかろうか。 「人間の一生とは、本来苦しみの連続なのではあるまいか」 とも言ってる。 確かに一日一日生きていくのは大変です。苦しいです。 苦しまずに行けるなら、さっさとあの世とやらへ行きたいと思うことも多々ある。 本当にこの世にはつらい事、苦しいことがあふれている。 そんな中で、人生なかなか捨てたものじゃないな、と気づかせてくれた本書だ。 大河の一滴【電子書籍】[ 五木寛之 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年05月15日 13時13分23秒
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