「広辞苑」記念日
1955(昭和30)年のこの日、岩波書店の国語辞典「広辞苑」の初版が発行された。初版の編集には7年をかけており、登録語数は20万語。定価は2,000円だった。ちなみに、当時のコーヒーは一杯50円の時代。私も広辞苑を持っている。私の広辞苑は「昭和40年4月25日 第一版第十六刷発行 定価2,500円」であった。高校生の時に(多分、一年生の時)購入した。広辞苑を持っているだけで、ステータスだった。今は電子辞書の時代。スマホ並みのサイズで広辞苑より多種多様な語が入っている。重くて大きな広辞苑と違い、何処にでも持ち歩くことができる。広辞苑は戸棚に飾った状態。殆ど使うことはないが、でも絶対捨てられない。捨てたくない。思い入れがあるし、どこか愛着があるのだ。