体育会系ミシン

夫がやっと欧出張から帰りましてね。

帰ってきてなんかビックリするようなものを仕掛けてやろうと思ったんですよ。

身に染み込んだヨーロピアンな空気を一気に成層圏までぶっ飛ばす為の爆発物をだ。

昔作った夫の駄パンツ。

完成した瞬間からアンティークな雰囲気が漂い、さっさと処分する旨夫に申し出たところ、

「まだ履く。捨てないで。」

とのこと。

そして洗濯を繰り返して縫い目も布もボロ雑巾以下になったので、夫に処分を告げたところ

「まだ履く。捨てないで。」

とのこと。

どんだけ私、愛されてるんだろう

と、よぎったのも束の間、

夫が愛しているのはつまり　「ベア天竺」。と判明。

注）綿とポリウレタンの混合により伸縮性に富み、体にフィットする布の名称。

市販のブリーフは動くとズリ上がってハンケツになるらしい。

そうかそうか。そんなにベア天が好きか。

ほんならベア天でパンツでも量産しといてやろう。

・・・縫いながらこの柄に酔った。

せいぜい「オッパッピー」とか一発芸でもやっとくれ。

これを、知らん顔して夫の下着入れに忍ばせておこうと思います。

これを持ってどかさないと、今までの無難な色のパンツは取れないシステムにしておこうと思います。

メモ）　前回の惨敗ブリーフは、調子コイてカバステ使用でしかも引っ張りながら縫ったので、酷い仕上がりでしたが、今回はウエストはゴムを通す式にして、脚周りは布端とゴムをロックで縫いつけてから倒してジグザグ処理にしたので、それほど酷くはなりませんでした。

これなら結構簡単に、ハギレでお安く作れます。