合理的な考えの出来ないスポーツ関係者
ボルトのフライング合理的な考えの出来ないスポーツ関係者編集局兼芸能・スポーツ部 東 京子ボルトの100m決勝でのフライングは、観る者を落胆させた。フライングの一発退場は最新のルールらしい。以前は、二度目のフライング者の退場だった。これも何か違うように感じていた。最初のフライング者はお咎めなしで、二番手が退場はどうにも説明のつけようがないと思っていた。改善?されたのが、一発退場なのだろう。さて、陸上短距離はスターティングブロックが使われる。TVなどの映像を観ると、スターティングブロックからはラインが延ばされている。また、スターティングブロックには時計メーカー名が記されていた。ともあれ、スタートは計測・管理出来るのである。遅れようが・早まろうが計測・管理できるのだから、既に計測・管理されているゴールとの間の時間は分かるのである。スタートが各自バラバラではいけないのは、強いて言えばゴールでの着順が絵にならないだけのことである。スキーのアルペン競技を観ると、スタートして良いと合図され、選手は自分のタイミングでそれぞれスタートしている。並走していないと云えば確かにそうだが、人類最速を求めるならば、それが問題ではないだろう。またも冬の競技だが、スピードスケートの内側・外側レーンの問題があった。短距離で内外のスタートが、その得意・不得意で選手を悩ます時代があった。今は、内外スタートの2回レースとなった。手前味噌だが、筆者らは早くからそれに気付いていた。陸上に話を戻そう。さらに以前は、フライングを二度した選手が退場になっていた。そもそもフライングのルール改正は、TV放映をスムースにするためのスポーツ外の理由によるものと聞いている。TVの都合で、TVギャラリーを失望させたのである。悪法もまた法ではあるが、合理的説明のない法、悪法はその立案者にペナルティーが課せられるべきものである。