小説版「ノエイン」第2巻
GWは忙しいね…。「ノエイン」第2巻 小川美也・著 メディアファクトリーう~ん…。やっぱこれでは、他の人に、特にアニメ版知らない人には、オススメは出来ないかも。多分この本は、アニメを見ている人を対象に書かれているんだろうと思う。そしてアニメと見比べて楽しむものなんだと。ああ、この時ハルカはこんな事考えていたんだな、と。でも、アニメ知ってる人から「小説版どうだった?面白かった?」と聞かれても、「う~ん…」と答えを濁すだろうな…。「ノエイン」はアクション重視のアニメなのに、小説では動き(戦闘シーン等)がつまらない。かなり、アッサリ目です。後、「間」と言うものがないのか、テンポが単調な感じも受けました。どのシーンもスピード感が同じ。これは絶対ページ数足りてない。全24話を2巻(500ページ弱)にまとめるって難しいと思う。いや、小説なんて書いたことないから判んないけどさ。64Pの時の放浪者の台詞で、 今の自分の時空に繋がる(可能性のある)過去しか見られない。 異なる時空など、引き寄せる事など出来はしない。…という様な事を言っていた。ノエインは「ハルカは17歳で死ぬ」事を見てしまった(確定した)。だからノエインは自分の近似値の世界、ハルカが17歳で死ぬ時空しか引き寄せられなかった(見られなかった)のではないだろうか。だから17歳で死なないハルカもどこかに存在しているはず。そして「現在のハルカ」はそうであって欲しい。なんか『17歳で私は死ぬんだ…』とか納得しちゃってますが、小説版のハルカは。そういや、ラクリマのハルカも17歳で死んだ(人柱になった)んですか?私てっきり22歳でだと思ってました。ああそうか、17歳の時量子革命が起こって5年後量子コンピューター完成なんてのんびりしすぎだよな。その間に皆消えてしまう。て事は、量子革命(マジックサークルの成功or失敗?)が起こった時には、既に量子コンピューターは完成していた?もしくは完成間近だったか、だな。あ、いや、シャングリラの侵攻はいつからだ?量子革命が起こってすぐか?「ノエイン」の設定資料集みたいなの出してくれないかしら。ラクリマの年代史みたいなのが欲しい。って、あー!!今読み返したらやっぱりラクリマハルカは22で人柱だよ。198Pのカラスの台詞にそう書いてある。でも、237Pには、ラクリマのハルカもシャングリラのハルカも17で終わる、って書いてある。これはハルカが勘違いしてるだけなのか。1人称の小説ってややこしい…。他、イサアイ好きさんにとって「最悪の未来(ノエインにとっては過去)」は美味しかったのではないでしょうか。 友達の一人が、アイを眺め回した。その視線を遮るように藤原は前に出た。たったの一行ですけどね。なんかこの部分は良かったです。そいうや、前回気になったフクロウの最後の台詞を聞いていないハルカ。やはりラクリマでの「イサミはアイに会いたがっていたよ」というアマミクへの台詞はきれいにカットされていました。後、書こうかどうか迷ったけど、アマミク好きな自分としては、挿絵に一言。アマミクの前髪短すぎてアイにしか見えん!!…チクショー…。