2008/04/07(月)18:29
ルールと技術
初心者指導というのは不思議なもので、囲碁が強ければ上手とは限らないのですね。むしろ強くなればなるほど下手になる傾向さえあります。
なぜか?
自分でもしばしば過ちを犯しがちなのですが、初心者にはルールを教えるべきで、技術を教えるのは二の次なのです。ルールと技術、案外混同しがちです。そこの区別がクリアな人は初心者指導がうまくできるひとです。
具体的に言うと、コウをすぐ取り返してはいけないというのはルールで絶対教えなければいけないけど、コウ立ては技術なのでしかるべきときまでは無理に教えなくてもよいし、むしろ教えるべきではないのです。
要するに初心者の人はとりあえずルールを守って打てるようになるのが先決で、それができれば囲碁の面白さもわかってくるものだし、技術にも興味が出てきます。教えるのはそれから。初めから上手な手を教える必要は無いのです。