健康に美しく生きていきたい

日本国内でダチョウが生産されるようになって、肉を食べるだけでなく、皮も利用することができるようになっていることは何度か書きました。。
私たちのネットワークの中で、皮をなめし、染色する機能ができています。
そう美しくて丈夫なオーストリッチ革を作るのです。

できるだけ生産者さんの希望に沿って染めています。
ただやっぱり費用のことを考えると1枚や2枚では難しい。
できないことはないけれど、法外な金額を要求されてしまいます。
無理もないのです。1枚だろうと20枚だろうと、希望の染色液を作る手間と費用は一緒ですから。

そこで、希望の色を取り纏め、最低ロットを作るのですが、これが大変！
生産者さんが皮を持っているといっても、まだまだ所有する枚数は少ないですから、多くの人に声をかけるのですが…………



ちょっとイメージしてみてください。
黒　
まぁ～　これは問題なくまとめられます。

モスグリーン　
あなたのイメージしたモスグリーンと私のイメージした色は果たしてぴったり同じでしょうか？

キャメル、チャコールグレー、赤　などなど
あなたのイメージした色と私のイメージした色と、工場の責任者のイメージする色が同じにならないと大変です。



色見本を作れば良いではないか。
そのとおりです。
でも、まだ染めたことのない色は見本にする革もないんです。
革を使ったり、紙の見本を使ったり。

小さな事務所の片隅で、色見本を80セット位手作りする私の姿を想像して下さい。

アァ～　気が遠くなりそう。