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テーマ:食の裏コラム(353)
カテゴリ:健康で美しく生きる
卵の黄身の色って濃い方が美味しそうで、栄養価が高いような気がしません?
スーパーによっては値段に違いをつけて売っている店もあるようです。 黄身の色についてのやさしい解説をみつけました。 2006年4月1日 日本農業新聞より (エープリルフールの記事ではないですよ) ● 卵の黄身の色はなぜ濃さが違うのか いくつかの理由があるけど、餌の影響が一番。 餌に含まれるキトサンフィルといわれるカロテノイド系の色素が黄身の色の基になっている。カロテノイド系はニンジンの色素と同じ仲間です。 ● どんな餌に含まれているか 配合飼料でよく使われるトウモロコシ 緑餌(栽培した野菜) 牧草として利用するアルファルファ こういう餌が多いと黄身の色が濃くなる。 雑穀中心の餌でもう薄くなることがあるという。 ● 餌以外の理由は 同じ餌を与えていた場合は卵を産んだ回数の多いほうが黄身の色が薄くなるとも言われている。 ● なぜ餌の影響を受けるのか 黄身のもとは卵胞といって、めんどりの卵巣にある。 めんどりは体内で黄身の色素を作ることができず、餌の色素はそのまま残って、十分に育った黄身に白身や殻がついて卵になる。 ● 実験 黄身の育ち方を調べるために日替わりで色素の違う餌を混ぜて与えて、産まれた卵をゆでて半切りにすると色違いの輪ができている。 それだけ黄身の色は餌に影響されるということが分かる。 餌にパプリカなどを混ぜて色を濃くする効果を高めている配合飼料もある。 でも栄養価に違いはない。 ~ ~ ~ ダチョウの卵で実験したことはまだ無いと思います。 と言うのも、まだ食用の卵として流通させてはいないからです。 食用として生産しているわけではありませんので、食味を良くするような餌を与えたりもしていませんので、味は淡白な感じがしますが、「これが本来の卵の味」という人もいます。 ヒナにすることを最優先にしていますが、明らかに有精卵でないと分かっているものを販売することはあります。 ダチョウの卵を食するときは、加熱調理が絶対条件です。 でも大きいですから、調理はなかなか大変です。 ホットプレートでの目玉焼き 大きな鍋でのゆでたまご 生のまま撹拌して冷凍し、使う分だけを解凍して、オムレツにして提供しているお店もありますヨ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/04/04 05:36:51 PM
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