Qingxiangの日々的話話

2005/04/07(木)12:56

2005/04/06(水) 『陰陽師』あんど『中国語の学び方』

活字中毒病棟(17)

さて、先日の日記に「三上博史版の阿部晴明が」とウロ覚えで書いた件ですが、ググって(←Googleにて検索)みたら、ありましたありました。 『陰陽師☆阿部晴明~王都妖奇譚~』 フジTV系 火曜 夜7:59~ 2002年7月からのクールでの放送だったようです。 良かった~記憶違いじゃなくって。 というのも、先だっての日記を書いた後に、古い知人から「それは孔雀王では?」という指摘がココ(楽天)の私書箱にありまして、「え~~~それはあり得ない~だって『孔雀王』劇場に観に行ったも~ん。コンチェ(元彪(ユン・ピョウ)が演じてましたね)目当てで(笑)」と内心反論していたのですよ。記憶の中の三上版晴明も、孔雀の衣装ではなくて間違いなく陰陽師の時代の服装でしたし。 えっ? 違うドラマの衣装じゃないのかって???? あわわわわわわわ.................。 さて。 『陰陽師 飛天之巻』の次は、相原茂老師の『中国語の学び方』を「あっ!」という間に読了してしまいました。 やっぱり実用書の方が読むペースが早い気が......? 相原老師は常々、「中国語 発音よければ 半ばよし」という五七五を提唱しておられますが、私も同感ですね、コレ。 中国語(普通話)って、発音は初心者にとっつきにくいですが、文法面では語形変化が存在しないので、そういう点ではスペイン語・イタリア語・ドイツ語などよりは文法恐怖症になりにくいと思うのですよ。 英語にしたって、動詞の人称変化・複数変化・時制変化があったりするのですが、中国語にはこれがない!  スペイン語に至っては、動詞が基本的に必ず6つの人称変化(南米スペイン語には若干の例外があるらしい)を伴い、現在法過去法それぞれに“直接法”と“間接法”が存在し......という具合なので、「いったいいくつ覚えんねん!!!」というくらい、文法での暗記事項が多いわけですね。同じロマンス語系のイタリア語やフランス語も推して知るべしですが、まともな勉強経験が多少でもあるのは、ロマンス語系ではスペイン語だけなので、スペイン語を例にとらせていただきました。 なので、「中国語って発音難しいジャン~」と頭をかかえる方に対してはついつい、「でも文法はそれほど難しくないよ。語形変化が無いだけマシじゃん」と励ましの言葉をかけてしまいたくなるのです。 いいように考えてしまえ!というかなんというか.............人生もそういう風に考えられる性格でありたいものですが......(汗)。 また、相原老師はたしか『さまよえる中級人』という著書だったかお言葉だったかをどこかに記しておられますが、日本人は中国語が漢字表記であるために発音をおろそかにしてしまって、中級以降がなかなか進歩しない、という方の割合が高いのではないか?とも考察しておられます。 自分自身の過去をふりかえってみると、「なるほどな」と思う部分がありますね。 発音を徹底矯正しなおすまでは、ホンマに「えせ中国語」の塊で、文法すらおぼつかなかった状態でしたからね。 面倒でもまわり道でも、コツコツとやるようにしたら、釜山アジア大会のあたり(2002年秋)くらいからやっと、口頭でのコミュニケーションに困る頻度が激減しました。 言葉というのは、やはり「音」をおろそかにしてはいけないのだな、と改めて実感する次第です。 そういう意味では、今年度のテレビ『中国語会話』は「耳から入る中国語」ということで、「中国語って、やっぱり外国語なんですよ。だから音からきちんと入らないと」と教えられている感じがしますね。 相原老師の著書には、こういう学習方法をはじめとして、知っておくとネイティブスピーカーとのコミュニケーションに役立つエッセイもいくつか出ているので、お読みでない方は読んでみると良いと思うデス。

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