2006/03/21(火)10:01
安く仕込むための最適なポイントとは?
日経平均は大きく上昇しましたね。
これについてはいろいろな要因がありますが、その一つとして、
企業の決算対策としての売りがひと段落した、という事も上げられるでしょう。
先日、フジテレビジョンがライブドア株を売り急いだのも、決算が迫っている、
というのが大きな要因としてあったと思います。
株価は、いろいろな人の思惑で動いています。前回のサイコロジカルについても
そうでしたが、その思惑を感じ取る事が出来れば、投資もしやすいのでは?
そこで本題に入ります。
本日は、先週ご紹介しました、サイコロジカルの考え方に値幅を考慮した指標、
RSI(Relative Strength Index)についてご紹介したいと思います。
皆さん、RSIってご存知ですか?
主に逆張り派に人気がある、安値で仕込む為の指標のことですね。
RSIはアメリカのJ.W.ワイルダー氏によって考案されたテクニカル分析で、
売られ過ぎ、買われ過ぎを判断するものとして知られています。
RSIは%により表示され、一般的には70%以上を買われすぎ、
30%以下を売られすぎとして見ることができます。
(75%、25%を採用しているところもあります)
但し、サイコロジカルの時にも述べましたが、人々の思惑とは関係なく
動く銘柄(ライブドア等)には適用されませんので、ご注意下さい。
計算方法
(指定期間内の上げ幅合計)/(上げ幅合計+下げ幅合計)×100 ⇒%
サイコロジカルは、単純に上がった?下がった?のみを判断する指標でしたね。
それに対し、RSIは、その考えに値動きを加味したもの、
と考えれば分かりやすいかと思います。
株価は常に上げ下げの循環の中で動くという仮定に立つと、
RSIが大きい場合は、そろそろ下げる、小さい場合は上げると判断します。
つまり、RSIを見ることで売り時、あるいは買い時を判断することが
できるというものです。
また、上昇トレンドでの調整局面から再び高値をとりにいったにも関わらず、
RSIが前の高値の時の数値を超えない場合等は、買われ過ぎであると考え、
買われすぎと判断し、売る、という考えも出来ると思います。
逆に言えば、下落している銘柄は、その逆の理論が当てはまる、ということに
なりますね。
1年チャートで見ると、以下の銘柄が結構連動していますね。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=2874.t&d=c&k=c3&a=v,r14&p=m65,m130,s&t=1y&l=off&z=m&q=c
株価の値動きを人々の思惑から感じ取り、数値化する、つまり、
買われすぎ、売られすぎを判断する指標であるRSI、ご理解頂けましたか?
株価というものは、いろいろな要素が絡み合って決定します。
その一つが、人々の思惑、と言えると思います。
株価はその企業の全てを表している、とも言われます。
株価が上がるのは、その企業が魅力的だから、そして逆もまた然りです。
噴き上げる銘柄を探すには、狙っている銘柄がどの様に投資家に
評価されているのか?、それを知る必要があります。
その評価を数値化する指標は、判断の手助けとなりますが、
その時々により、用いるべき指標はいろいろ変わってきます。
こんな時には、この指標、また、ある時には、このパターンと
しっかりと使い分ける事が出来れば良いですが、
なかなか判断が難しいのが、現状ではないでしょうか?
是非、未来さんが考案し、使い続けているとてもわかり易く
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(ある意味、各指標の良いとこ取り的な考えも含まれています)
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