星の王子さま~三野博司訳(^^)
最初に読んだのは、中学生のころ。その後も繰り返し読み続けたこの本。子供に向けた文体であっても、いわんとすることの意味は深いです。今年は訳者の著作権がきれるので、新訳が沢山でまして、私は池澤夏樹に引き続き、三野博司訳を読んで二冊目です。(^^)私は池澤夏樹の方が、ピリッとスパイスが効いている感じが好き。ですけれど、三野訳は言葉に心がこもっていて、泣けました。サン・テグジュペリの経歴を考えると、ちょっと優しすぎる文体に違和感を感じますが、こちらの方が、小さな子供(小学二・三年生)にも理解できる表現だと思うのですが、どうでしょう?(^^)例の「飼いならす」(キツネのエピソードです)は「手懐ける(てなずける)」という感じ…。だいぶニュアンスがちがうでしょ?読んで見た方、どちらがお好きですか?クフフ