広報活動と裁判所(4)
一昨日発症した原因不明のはげしい下痢により,2日ほど日記が飛んでしまった。本日からまたがんばろうと思う。ホームページや広告で自分の商材を宣伝しようとする時,焦点がぼやけてしまってはならない。また宣伝用の言葉等も,できるだけ具体的なものにしなければならない。特に,ホームページのトップや広告の冒頭は,読者を中身に引き込めるかどうかが決まる最も重要な部分であり,最大限の工夫をする必要がある。私の高校時代からの友人T氏が,「中学受験に関する商材」と「情報企業家のためのマーケティングに関する商材」を,インターネット上で販売している。ところが,T氏の一方のホームページのサイトをいくらめくっても,もう一方のホームページにたどり着けない。リンクすら貼っていない。その理由について,T氏は以下のように言った。全く性質の異なる情報発信を同一のホームページでやってしまうと,ホームページの焦点がぼやけてしまう。また,検索にひっかかるためのキーワードの設定もそれぞれ異なる。だから完全に分離する必要がある。「Tのページ→1,中学受験のページ 2,マーケティングのページ」というような構成にするのは簡単だが,初めて訪れた人には何のことかわからない。言われてみれば当たり前のことである。SOHO起業を志している方は,絶対に作ってはいけないホームページの例として,いわば反面教師として裁判所のホームページを見てもらいたい。とにかく裁判所のホームページには,裁判所を一般の人にとって身近なものにする工夫がない。かく言う私も,力量不足でこの日記に訪問者が集まらないが,工夫だけはしたいと思っている。最後に,ある憲法学者の書いた本に載っていたものを以下に記載してみる。私の日記を,継続的に最初からずっと読んでいただいている方は,多少意味がわかるのではないでしょうか。「裁判とは,具体的権利義務の存否に関する争いにつき,法律を解釈適用して終局的解決をはかる国家作用である。」