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拝啓ホンダ殿
あなた達が「トヨタに負けないハイブリッド車」開発に血道を上げている間に、熱烈なホンダファンが1人、他社に乗り換えてしまいます。 新車で買って11年目のアコードワゴンは故障ひとつせず、実際今まで乗ったクルマの中で一番気に入っているのですが、チョイ乗りが多いためか燃費がリッター6~8キロとガソリン価格がジリジリ上がっていく中で家計に大きな負担となってきました。 妻の友人がマツダ・アテンザを旧型のガソリン車から新型のディーゼル車に乗り換え、すばらしい走行性能とリッター17~18キロという低燃費で燃料費が1/3以下になったという話を聞いたこととちょっとまとまった予想外の収入があったことから妻が「ウチもアテンザのワゴンに買い替えよう」と言い出しました。 私としてはヨーロッパで販売しているCR-Vのディーゼルかシビックツアラーのディーゼルの国内販売を待ちたかったのですが、先日フィットの展示会でディーラーの営業マンに水を向けても「そんな予定は聞いてませんね、日本ではハイブリッドしか売れませんから。」とつれない返事が。 私としては「エンジン屋」であるホンダにはハイブリッドではなくエンジンで勝負して欲しいのです。 かつてパワーと燃費を両立したターボエンジンでF1を制したホンダの技術をもってすればVWやボルボ、フォードにも負けないダウンサイズターボエンジンができるはずです。 またディーゼルターボに至ってはすでにヨーロッパで販売しているのに日本には投入してちません。 小学校4年の時に図書館で本田宗一郎氏の伝記を読んで以来の「ホンダ教の信者」で免許を取って30数年の間にバイク5台、クルマ6台のホンダ車ばかりを乗り継いできました。 でも今回ばかりは、無いんです、乗りたい、欲しいクルマが。 現在のラインナップを見ると軽とミニバンとフィット一族が中心でアコードワゴンユーザーの受け皿になるような積載性と運転の楽しさを両立しているモデルはありません。 ラジコンカーじゃあるまいし、電池とモーターで無音で走りだす車なんぞに乗りたくありません。 近所のマツダのディーラーに行きアテンザワゴンをじっくり見て、試乗して、「これだ」と思いました。 しかしここで大問題。アテンザはアコードワゴンより車幅が10センチ広く、ホイールベースも長いので、試乗車で車庫入れを試してみるとマンションの機械式駐車場に入れるのに一苦労。 これでは運転がストレスになり楽しくなくなってしまいます。 折柄アクセラがモデルチェンジされ、来年1月にはディーゼル車もデビューすることがアナウンスされました。 2リッターのガソリン車に試乗してアテンザと共通のパワートレーンを60キロ軽いアクセラに積んだらどんな走りをするか、日本車には今だかつてなかったディーゼルスポーツが出てくると思いました。 車幅もアコードにプラス6センチで全長は20センチマイナスなので駐車場問題も解消というわけでアクセラXDを発注しました。 既に来年1月分は完売で納車は2月中旬になる見込みでディーゼル補助金には間に合いそうです。 周囲からは「ホンダからマツダに宗旨替え」と揶揄されていますが、「エンジン屋」のホンダが好きなユーザーやステーションワゴンを愛用しているユーザーをホンダが切り捨てたのであり、自分としては「ホンダから切り捨てられた」と思っています。 マツダのクルマ作りについて色々と調べると「ZoomZoom」ワクワクする運転の楽しみを大切にしたクルマ作りにまじめに取り組んでいることがわかりましたが、実際にアテンザやアクセラに試乗してみるとそれがひしひしと伝わってきます。 実車がないクルマを買うのは初めてですがマツダを信じて間違いないと思っています。 来年の納車が楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.11.14 13:14:09
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