カテゴリ:パートのお姉さんは見た!!
これは・・・
とある会社に入社した 美人パートのお姉さんは見た!物語である。 尚、この会社は存在しない架空会社です。 フィクションである。よろしく。 第1話は、こちら さて。 入社初日、 ろろは緊張の面持ちで出勤し、 みんなの前で紹介されるのかと思いきや 10時は営業も出てしまっていたし、 社内に残っている数名に挨拶をしてまわっただけであった。 少々、肩透かしを食らったろろではあるが 1Fの受付も兼ねた部署に配属になり 仕事を教えてもらった。 ろろが以前に勤めていた会社は、 色々と規定が厳しく、社員教育をみっちりしっかりしていたので ここの会社のズサンさに、驚き こんなんでいいのか????大いに疑問であった。 備品、コピー機の枚数、そういったもの全てにおいて 誰がいくつ使用したのか、必ず印鑑をもって明確にしていたし、 ボールペンなどにしても、使用済み芯と交換で替え芯がもらえた。 まして、 切手などは、有価証券であるからして 管理は特に厳しいものだったが・・・ ここでは、そういったチェックはおろか、 使いたい放題。無きゃ~総務が補充しておく。 といった具合で、1から10までこんな調子であった。 この会社に経費削減という言葉は無いのか? 入社1日目でそう感じたのである。 それから何日が過ぎ、 ろろの歓迎会は、いつやるんだろう? (会社勤めをしていたとき、人の出入りがあれば 必ず、歓送迎会なるものを行っていたのでそう思っていた) 待っていたが一向に話しが回ってこない。 回ってこないどころか、回覧さえ回ってこない。 他の人の飲み会の回覧が目に入ったが、ろろの所には来なかった。 パートだからか。ろろの所には 社員扱いのものは何一つ回してもらうことはなかったのである。 しかし、トイレ掃除当番、給茶機当番は、 関係なく社員扱いにされた。 そういった事だけはメンバーに呼ばれた。 与えられた仕事のひとつに、部品の組み立てがあった。 ゴム製品を用いたもので、コネクターを付ける作業なのだが、 これが、なかなか大変。 スポッと抜けては意味がないので、ゴム口は、小さめにできている。 コネクターに、特殊な水をつけてゴムを広げつつ滑らせ根元まで差し込む。 たるみもいけない。特殊な水は乾いてくるので、そこでピタッと密閉するのである。 この作業、爪はボロボロになるは、指は痛くなってくるは、 数をこなしてくるうちに、辛いものとなるのだ。 上司が、一言、こう言った。 みんな、この作業があまりに辛くて パートさんが居つかないんだよ。 酷い人は3日。長くて一週間。 入ってもすぐに辞めてしまう。 時給が1000円になったのも、 実は、パートさんがあまりに辞めていってしまうので 時給をあげたんですよ。と。 ほぉぉぉ。 なら、私はパートの記録を作ってみせよう。 ろろは、燃えるのであった。 しかし。 この作業、本当に大変で、翌日も、また翌日も この仕事はあった。(1日こればかりというわけではない) 何日か過ぎて、コツをつかんだろろは、 苦でもなく、他の誰よりも早くできるようになる。 こんなんで、辞めていくってのもわからないなあ・・・ そう感じていたが、本当に辞めて行った人たちの理由は別にもあったのだ。 それは・・・ つづく だと怒られるので続きを急ごう。 それは・・・ いじめ。 ろろの身にも迫りつつある この、いじめ。 まだこの時は、誰もが大人しくしていたので気がつかずにいた。 入社3ヶ月が過ぎようとしていた頃 ついに魔の手が伸びてきたのである。 その引き金になったのが・・・ つづく。 今度こそ本当につづく。 次回、ろろボロボロになるの巻。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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