ё☆ё　りり　ё☆ё

これは・・・
とある会社に入社した
美人パートのお姉さんは見た！物語である。

尚、この会社は存在しない架空会社です。
フィクションである。よろしく。


第２話は、こちら　



いじめ。

これが始まったのは３ヶ月くらい経ったある日のこと。
それ前に、意地悪な営業事務　スミダ　から無視をされ始めてはいたのだが。
意地悪な営業事務　スミダは、お笑い芸人　アジアン隅田にそっくりで
もう少し目を吊り上げ、きつくした感じの背が高い細身の女性でした。


無視され始めた、ろろは　スミダにそれとなく
話しかけてみたり、歩み寄りを試みた。
何かしてしまいましたか？


・・・別に。（この頃、エリカ様はいないが、沢尻エリカばりの答えであった）


もう
歩み寄りも疲れたので、
こっちも別に・・・。いいやと思い始めそのままにした。


無視されたきっかけらしきものもわからないまま
いじめに突入。

最初は、かわいいものだった。


お土産、おやつ、みんなに配るが
ろろにだけは配らなかった。

とか、

電話を回すのも直接ではなく
人を経由して

とか

ロッカーで着替えていた所に
スミダが入ってきてしまったとき
わざと、大きな音を立てて出て行く

とか。


パートのろろ、仕事はできないし
どうしようもない。酷いのが入った。と、
営業所の人に言いふらしていた。
（仕事ができないと言われるような失敗はした覚えはない。）
（というか、むしろ、スミダの尻拭いをした事たびたび。）

そんなもんだった。



でも
毎日毎日、これみよがしに
嫌がらせが続いてくると
さすがのろろもブルーになってくる。


そして
このいじめは、女子社員全員に広がったのだった。


とはいっても
当時、ろろを含めて４人しかいない女子社員。

スミダの他に、性格の悪い経理事務、直接仕事を一緒にやっている先輩だ。

先輩は、仕事を一緒にしているので
二人きりになると、意地悪はしてこない。

が、
３人がタッグを組むとグループいじめなるものがあった。


当然、お昼ご飯は３人で固まって食べていた。

ろろは、一人でいたが、
気にならなかった。


無理して、そこに交わっているよりも
一人で、昼休みに読書していたほうのが気がラクだったのだ。



いつまで
こんな事が続くんだろう。

つづく？







つづく。









うそ。



いじめがエスカレートしたある日、
ろろが遂に耐え切れなくなる事件が発生した。



かの有名な（どこで有名かは別として）
ストーブ事件である。



ろろの席は非常に寒い。
小型電気ストーブを上司が用意してくれたが、
それはまた女子更衣室のストーブと兼用で使うもの。


１０時に出社したときには
更衣室は誰もいないのでストーブをろろの席に持ってきて
１５時に帰宅するときに
更衣室にストーブを返しておけば、他の正社員達に支障はなかった。



冬はそんな生活を送っていたのだが、
ある朝。
ロッカーに行くと、このストーブのコードが
ガムテープで床にびっしりと頑丈に貼られていたのである。


なんで？


ガムテープをはがしながら、席に持っていくと
待ち構えたかのようにスミダが２Ｆから降りてきた。


「それ。ロッカーでコードが足に引っ掛かって危険だから。
　帰りはちゃんと元通りにテープで止めて帰ってよね！！！」



今まで、
そんなこと無かったじゃないか。


嫌がらせの１つを考え出したのだろう。



ここでろろはもう、ダメだ。
こんなところ、いられない。


我慢の限界がきた。



その次の日。
お休みをし、すぐに派遣会社の登録に行った。


その翌日は
ちゃんと会社に行き、
びっちりガムテープをはがし、
仕事をした。


早く、派遣会社から仕事斡旋の連絡が来ないかな・・・



そして
そのタイミングで辞めるつもりでいた。



一応、親しく話す男性社員の一人には
こっそりとこのことをメールで打ち明けた。
（この頃、女子からのいじめを受けていたので
　会社の中の味方は、上司と、男性社員だった。）

ストーブの件、耐えられなくなったので
もう会社を辞めようと思う件。


この事を、男性社員がすぐに上司に告げたらしいのだ。




翌朝。
ストーブのコードは、ガムテープが
貼られておらず、前の形で置かれていた。


？？？


部屋に行くと、上司が
スミダのやつを怒っておいたから。
それから、他の女子社員にも
スミダの味方してどうゆうつもりだと怒鳴った。

俺、ろろさんに意地悪な事したら
お前らには、手を貸してやらないからなって
言っておいたから。
そんな汚いやり方、許せないし、
また何かあったら俺が黙っちゃいないから。

だから、ろろさんには辞めてもらいたくない。


そう言ってくれた。


それからは、
先輩の、態度が変わり、
スミダのあからさまなイジメは止まった。


とはいえ、無視は相変わらずだったけど。



が、
上司のいない時に捨て台詞を吐かれた。

いいよねぇ～
メル友がいる人は～。
助けてもらえるもんねぇ～
泣きつけばいいんだもんねぇ～



ろろは無視した。



そして
庇ってくれた上司に
少しでも恩返しがしたくて
もう少し会社に居続ける事を決意した。



スミダがイヤなのはずっと変わらないけど。





こうして
第１の危機は乗り越えた。


先輩とも元のように話すようになり
この会社の、過去　とんでもない出来事を
教えてもらうこととなる。




それはまた次回に。









つづく