カテゴリ:パートのお姉さんは見た!!
これは・・・
とある会社に入社した 美人パートのお姉さんは見た!物語である。 尚、この会社は存在しない架空会社です。 フィクションである。よろしく。 第3話は、こちら いじめ問題で、会社を辞めるということもなくなり、 そろそろこの会社にも慣れてきた頃 ろろの会社では 社長の交代劇が繰り広げられていた。 現社長は、先代の創設者の弟。 一代目の社長が亡くなってから引き継がれたものであった。 この二代目社長の時 過去に色々な事件があったと聞いた。 横領事件。 営業所の女子社員が、数百万円を横領していたのだ。 警察も入り、事情聴取を受け、逮捕された。 本社内では、 不倫で会社を辞めた男性社員の話し。 奥さんが乗り込んできてそりゃ~もう大騒ぎだった事件。 略奪愛、 奥さん、子供と別れさせ、妻の座についた 女性社員の話し。 過去の話しだから、尾ひれがついているの?とも思うが、 耳にする事のひとつひとつが驚くものばかり。 なんてドラマチックな会社なんでしょう。 しかし。 そんなもんではなかった。 これから、ろろが実体験する事こそ ドラマよりもドラマくさいものであったから。 社長交代劇は、当時、専務とされていた 小泉(仮名)の野望でもあった。 直接の血族ではないのだが、 小泉は、二代目社長を操り、影では実権を握ったようなものだったので あっさりと失脚される事はお手のものだったのだ。 小泉(仮名)が、社長に就任後は 今までのタラタラした雰囲気からピリピリした雰囲気に変わった。 とはいえ、 社員の質は変わっていないのだから 社長が変わろうがどうしようが本質的には変わっていない。 その小泉に取り入った 営業所長、山本(仮名)は、そこのところはうまかった。 小泉が社長に就任後、あっさりと部長に昇格。 もともと、 営業の能力はあった山本ではあるが ワンマンな所がかなりあり、部長に就任してからは その態度ももっと横柄になっていった。 しかし山本部長が指揮をとっても 会社の業績はだんだんと下がっていった。 この会社だけではなく この業界全体も厳しくなっていたのも事実だが。 そんなある日 会社に泥棒が入った。 1F女子更衣室の裏側の窓をブチ破り、 侵入したものだった。 更衣室には、大きな靴の跡が残されていて 朝から警察が現場検証。 でも 被害額は10万円にも満たなかった。 会社の金庫の中には 現金がそれしか無かったからである。 他に、金目のものを盗まれたりはしていない。 貧乏会社に押し入った強盗は さぞかしがっかりしたことだろう。 ムシャクシャして、火をつけられなかっただけ ありがたいと思わねば。などと社員が口にしていたくらい。 またある日は、 会社の入口付近に柄の悪い男が立っていた。 借金取りだった。 営業マンの一人が多額の借金をし、 会社に電話がかかってくるようになり、 自宅にも帰らず、会社の車で寝泊りしていたので ついに会社に借金を回収にきたのだった。 どうもその営業マン、 お風呂に入っていないような香りがすると思ったら・・・ (つまり、脂ぎってて臭い) そうゆう事情だったのだ。 ある日、そのまま会社に来なくなり 辞職という形で籍がなくなっていた。 と、 なんだか、どんどん貧乏神が 入り込んできたような・・・ それは数字上にも現れていた。 赤字計上である。 それなのに、 不思議な人達がどんどんと社員になっていた。 覚えきれないほど、あの人もこの人も お歳を召した方々が新聞広げているだけのお仕事で 役員報酬どっさりと、持っていったのである。 どこぞやからの天下り。 小泉の知り合いなのか? なんなのか。 それが何年か続いたある日のこと。 お客さんで来ていた 吉田(仮名)がやけに頻繁に会社に出入りするようになった。 そして 小泉は社長を退き、 吉田を社長に任命したのであった。 この吉田社長時代の幕開けで 社員達は明るい日差しを見出していた。 吉田が低迷した会社の救世主 かのように。 つづく 次回、 小泉の実態が暴かれた! 吉田は救世主ではなく貧乏神だった の巻 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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