ё☆ё　りり　ё☆ё

これは・・・
とある会社に入社した
美人パートのお姉さんは見た！物語である。

尚、この会社は存在しない架空会社です。
フィクションである。よろしく。


第12話は、こちら



社長の江路、ワンマン運転は留まるところを知らなかった。
一番大変だったのは、江路の席が近い
管理部のフロアーであったが、営業所にも締め上げがいっていた。



数字でしか見ていない江路。
営業マンの人数がいる割りに、業績があがらなかった
名庭営業所（仮名）がやりだまにあがった。

そこの営業部長である、
根知濃部長（ねちっこい部長）の追求が始まったのである。


とはいえ、
この根知濃、本当にイヤ～な奴で、
ろろも手を焼いていました。


瞬間湯沸かし器のようで。

ある日
事実関係も調べず、いきなり、
ろろを出せ！と。
（呼び捨てです。）


私ですけれども？と出ると、
名庭風の口調で（そちらの方言）
ががががと、どやしたててきました。
（それはまるで、ヤのつく職業の方のようでした。）

というか、
同じ会社内なのに、
どうしてこんな言われ方をしなければならないのでしょう？？？
しかも冷静さに欠けているので
脅すだけという、全く意味不明な行動でした。



その件については、
こうでこういった事情なのでそうなりました。
と何度説明してもその時は頭に血が昇っているので
話しになりません。


しかし
何時間か後に、ろろさんいますか？と。
先ほどは失礼しました。
（って結局は、根知濃が謝りの電話をしてくることに）

とまあ
こんな具合でしたので
いや、パートや女子供？？に対して強気でしたが
江路に対しては、コロッと態度を変え、
へいこらしていました。


ある日、
この根地濃の悪い噂が流れました。


仕事をしていないで
自宅でくつろいでいる。と。

それも毎度毎度。


という噂は、結局は江路の妄想なんですが、
（事実を突き止めたのかどうかわからない）
（噂を流したのは江路である。）
業績はいっこうに上がりません。



ま、
そんなこんなで、
お決まりの　お得意の

でっちあげなるクビ。


どういった理由にしたのかはわかりませんが、
根知濃は、ある日、退職したことになっておりました。





さあ、
ここからが
根知濃の本領発揮。



裁判沙汰にしました。

今までの残業代、休日出勤代を
全て払えと訴訟を起こしたのです。
名誉毀損も加えたかと。




江路は最初は取り合わなかったのですが、
もみ消しをしようとしたようですが
そうもいかず、争うこととなりました。


が、
会社は、これ以外にも大量の裁判事が起こっていました。

気に入らない業者は途中で切るから契約不履行、あとなんだ？
とにかく、支払い命令みたいなものも
じゃんじゃん増えていき（裁判でことごとく負ける）
会社の売り上げは、裁判費用に消えているといった感じでした。



そして、ついに。
根知濃も、裁判に勝ちました。



支払い命令、１００万だったかな？
それがろろの会社に言い渡されましたが
お金があるはずもなく。

そして江路としてはこんなの払いたくないわけで。
無視。



これまた、
払わないからこじれるこじれる。

どんどんクビを閉めていくことになります。



この頃、
仕入れ先への支払いもストップし始めていたので
海外からの仕入れはもとより、
国内仕入れも買い掛けではできなくなっていました。

現金支払いしか、物を売ってもらえないのです。
そんな状態ですから、いくら根知濃が粘っても
そんなのは後回し。



しつこい根知濃。
当時３５歳前後だったと思います。
こんなことしてないで次の仕事探せばいいものを
裁判に命を賭けて？？頑張っていたようです。



お金もらえないのに・・・。




最後のオチとしては

ろろの会社に踏み倒されたんですがね。

ゴネるだけゴネて、
将来を棒に振って、お金も取れず
根知濃は、再就職できずに漂っているようです。

将来棒に振ったというのは、
この若さで、裁判を起こして勝利した。
これは凄い事ですが、事業者側からしてみると
何かあると、こいつは訴えにくる奴だと。
そんな判が押されてしまった。
この業界で働くのは難しいでしょう。


全く違う業界に行けばいいのだが、
根知濃が妥協しない。
なので現在も漂っている・・・

という、もっぱらの噂。

いつまでもいつまでも
とある４ちゃんねる　というサイトに書き込みをしているのも
恨みを持っているからこその　根知濃。
（これは、確信できます）



そのエネルギーを他に使えばいいのにね。