ё☆ё　りり　ё☆ё

これは・・・
とある会社に入社した
美人パートのお姉さんは見た！物語である。

尚、この会社は存在しない架空会社です。
フィクションである。よろしく。

第１５話は、こちら



あんた達、詐欺だよ？
どんなことしたか教えてやろうか？
あ？


と、大声を張り上げたチンピラ風の男性。
そこで、ろろが聞いた話しは・・・


はい。ご立腹なのはごもっとも。詐欺ですね♪
という話しでした。



ことの成り行きは
こうである。


大手携帯会社と、契約を結んだろろ会社。
携帯の台数、実に１００台近く。
（普通は、そんなに携帯電話なんていらないわけです。）

普通の携帯契約と同じような条件で
２年間の縛りのある、月々ローンというか
携帯端末代、基本使用料、などなどを支払う。


そこで出てきたのか、チンピラ君を雇ったであろう
Ａ社。

ろろ会社は、Ａ社に話しを持ちかけて
この携帯、約１００台を横流しする。
しかし、名義は、ろろ会社のまま。

Ａ社は、携帯をまた貸しして商売をしている会社。
自社で契約はできない何かがあるのだろう。


そして、
Ａ社から、今後２年分の携帯端末代、基本使用料、手数料などを
前払いで１５００万。受け取った。
そこで契約を交わしたのが、江路社長と汚囲部長の二人。
真相もこの二人しか知らず、社員は裏でどんなことがあったのか
さっぱり知らなかった。


そして事件が起きた。

始めの１，２ヶ月は、ちゃんと、携帯会社に支払いをした。
次の月。支払いを滞った。
たしか、月々の支払いが約６０万円。

支払いを滞るとどうなるか？

携帯の契約（通話）がストップしてしまう。


つまり、Ａ社の持っている携帯は、全て使えない状態になってしまう。

それでは困るので、
今月分の６０万を今すぐ払え！というものだった。
（乗り込んで来た日が振込み期日、当日）


それができないのなら、
携帯１００台返すので
１５００万返せ！この詐欺ヤロー　というわけ。



そこで聞かされた話しで相手の言い分がわかったとしても
江路は入院中。
汚囲は退職。

誰もこの契約に関してわかる者もいなければ、
話しさえ知らない人達ばかりで

それに、お金もあるはずがなく。


違うフロアーに行き、
江路のもとに行っていた経理君に連絡を取る。
（経理君は、江路の決済の印鑑をもらいに定期的に病院通いしていた）

経理君によると、江路は検査中でチンピラの事を
告げられる状態ではない。
今、どうすればいいか指示はできない。
そっちでなんとかつないで、できれば追い返してくれ　というものだった。

そんなの、できるわけないじゃん！
パートと女子社員に任せっきりで
どうしろっていうわけ！！！と声を荒げる。



顧問弁護士の先生に連絡を取るからしばらく
対応しておいてください。と、切られてしまった。




一方、チンピラは相変わらずで
脅したり、上に隠してるんだろ？と
侵入する素振りを見せたり、
（ここは、門星ちゃんとろろで身体を張り侵入は困ります！！と阻止）

今、経理が外出しているのでそちらと連絡を取っている
今、経営を任せている弁護士に連絡を取っている。
今、経営統合する会社の人と連絡を取っている。
なんとか、その場をつないでいた。


いい加減にしろよ！！！と怒鳴られての繰り返し

そうやって４時間くらいが過ぎた。



もう、ヘトヘトになり
（気を張り詰めて何時間もいたわけだから）

ろろは、再び上の階に行き、
４Ｆに隠れている男性達に相談するも
（部長をはじめ数人の男性が隠れている）

どうしよう。自分が出て行ったら大変だと
雲隠れしているので埒が明かず、
最終的に営業部長の指令のもと、警察にこっそり電話を入れた。




すぐに警官が駆けつけて、
業務妨害ということで取り調べ。

そこでろろも、事情聴取。
住所、氏名なども詳しく聞かれ
状況説明。




やっと、警察の介入でこの場が収まった。
たとえ、悪いのはこちらだとしても
Ａ社は警察介入は避けたかったのだろう。
詳細をチンピラからは説明されなかったようだ。

私たちが警察を呼んで、
お前達バカじゃねぇ～のか？自分達が悪い事してるって
捕まるのはそっちだろ！と捨て台詞を吐いていたが、



誰も逮捕されてはいない。


こうして、チンピラ事件は終わった。
でも。
いつまた来るかわからない。



翌日・・・
会社に行くと、そこには
強面の男性が、ろろの横の席にいた。

誰だ？



要人望（ようじんぼう）さんと紹介された。


また、変なのが来ては困るので
（困るようなことしてるのはこっちやん！）
用心棒を迎え入れたのである。



つづく