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横浜は燃えている!

横浜は燃えている!

梅を追って





   ●2004年2月25日(続き)

    昨日の二条城の梅が消化不良だったので行く予定に無かった「北野天満宮」もコース
   に入れる事にした。龍安寺からはそう遠くないのでバスで向かう。時々雨がバァー!!!
   と降ってくるが、じきにやんでしまうというのがくりかえされている。



    しかし北野天満宮は雨であった、ついに旦那の晴れ男神話も崩れてしまった。
   お昼だったが、どこの店も満員だったのでお参りをしてからという事にした。肝心の梅林は
   別料金で結構したのでやめることにした、境内にも咲いていることだし。


    境内にはあちこちに牛の銅像がある。どの牛も満足そうに笑っているように見える。
   「何で牛なのかなぁ」と言うと近くにいたおじさんが「学問の神様なんだよ」と気さくに
   教えてくれた。そういえば本殿近くに「合格祈願セット」とデカデカと看板に書いてある
   位だからそうなのだろう。ここでも梅はほんの少し早いようであった。本殿を目指して
   行くと本殿手前で何か行列がある。鈴を鳴らす為にキチンと並んでいる。あれだけバスは
   順序良く乗る事は無いのにやはり神様が関わるとちゃんとするものなのか。たいした行列
   でもないのでせっかくだからお賽銭をあげ、鳴らしていく。そして社務所でまたも御朱印
   を頂く。






    東門近くに「名物 長五郎餅」とあるので買っていく。途中ですれ違った人が「粟餅」
   と書いてある袋を持っていたのを見て「北野天満宮近くの粟餅が美味しい」という情報を
   思い出した。 




    その前にガイドブックに載っていたT屋といううどんの店に行く。待つようなので取り
   あえずウェイティングリストに記入して待っているとしばらくして旦那が「出よう」と
   言う。見ると食べてる人より待っている人がほとんどで、待っている客にはお茶も出て
   いないしオーダーも取っていない所もあるようだ。私の祖母も「そういう店は美味いが
   あったためしが無い」と言ってすぐ出てきてしまうクチであったのを思い出した。その
   祖母の血をひいている私は飲食店に入って遅いと店を出るのはしょっちゅうだが、今回は
   ノンビリ屋の事なかれ主義の旦那が言い出したのでちょっと驚いた。






    「粟餅所 澤屋」さんに入る。「何個ですか?」と聞かれ慌てる。尋ねると日持ちが
   しないとの事なので今日中に食べきれる量にする。10個入りをお願いするとおじいさんが
   餅を手でちぎり、おばあさんがその餅を餡で包んで箱詰めしていく。常連さんらしい方が
   入ってきて手際良く注文していく。店内でも食べられるが持って帰る事にした。


    店を出ると道路を挟んだ向かいに蕎麦屋さんがあるので道を渡り、ようやくお昼を取る
   事にした。バスを待つ人がどの方面もドッサリと混んでおり、ちょっと不安になる。






    バスから外を見ていると「餅屋」と書かれた和菓子屋さんがとても多いのに気づく。
   降りて買ってみたい気もするが既に手元には長五郎餅と粟餅がある。しかも今夜は旦那の
   取引先の紹介で木屋町通の料理屋さんに行くのだ。あまり衝動買いはできない。しかし
   この後祇園でも団子を衝動買いする。

  
    和菓子屋さんの他にも「焼きたてメロンパン」とやらの小さいお店も目につく。パン
   探求家としてはぜひ買って食べてみたい。店頭には鉄板に並んだ大きいメロンパンが並んで
   いるのだ。





    二日目の観光の〆はあの「清明神社」である。陰陽師にはあまり興味はそれ程無いが、
   今日の風水の元を築いた人であるから疎かにはできない。しかしここはいかにも「陰陽師で
   儲かりました」という雰囲気に閉口した。新品の建物や一条戻橋や式神の模造品、清明神社
   公認陰陽師グッズまである。しかもそんな有り難みのない新品の式神の側でうれしそうに
   写真を撮るヤツもいる!よく観光地にある顔を入れて写真を撮るベニヤ板に絵が描かれて
   いる物まであり、しょうもない事に喜んで写しているヤツが結構いる...。



    神社内にあるお守りなど売っている売店で御朱印をお願いするが、かなり待たされる。
   その間長五郎餅を食べていると関西弁の女の子がこれ見よがに欲しがる。親も言わせるだけ
   言わせて、今時こんな子供がいるのかと思う程ずうずうしく、気分が悪くなる。もちろん
   シカトだがお陰でせっかくの長五郎餅も美味しさ半減だ。何度も催促をしてようやく頂いた
   のは私でも簡単に清明神社と読める位アッサリとした御朱印だった。かなり期待はずれでは
   あったが商売上手な場所であった。





    その後旅館銀閣さんに教えて頂いたお香のお店(次ページに詳しく有り)に行き、
   バスにて祇園に出て祇園をぶらつく。一見がとても入れそうもない店もあれば観光客で
   溢れ返っている店もある。デパートの建ち並ぶ四条河原まで歩いて行く。



    目当ては旅館銀閣さんにて教えて頂いた番傘を売っている「辻倉」さんだ。他にも
   番傘を売っているお店はあったが、とても知識無しに入れる様なお店ではない。ここは 
   とても親切に教えてくれてじっくりと選ばせて頂ける。当初は番傘が欲しかったのだが
   破かれるのが心配で日傘にもなる舞用の小さい番傘を購入。あれでもない、これでもないと
   沢山の傘を開いたり閉じたりして色や柄を選ぶ。開き方や持ち方まで教えて頂く。開く時の
   バリバリという音が何とも心地よい。





    近くにご存知「ようじや」さんもあり、妹の為に購入。大勢の客でごった返している。
   油取紙だけでなく様々な物を売っている。「そんなにあんたは油がでるのか??」という
   くらいに皆夢中で買っている。





    


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