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横浜は燃えている!

横浜は燃えている!

2.予想以上、噂倒れ




    ●2006年3月24日(金)

    さぁ、二度目の那須旅行だ。気合い十分にモリタクの番組とともにいそいそと起き
   出したぐうたら夫婦はワンを引き連れ、飲まず食わずトイレも我慢して5時半前には
   横浜を出発。都内を抜けずに湾岸を使って東北道を目指す。日頃ラジオの交通情報で
   聴き慣れている四ツ木だとか扇大橋だとかを「ここがいつも混んでいるのか」だとか
   「こんな字を書くのか」などと感心しつつ、まずは最寄りのSAである蓮田SAを目指す。




    蓮田SAに着き、それぞれトイレを済ます。人間のみ軽く食事を済ます。蓮田SA
   には神戸屋があり、一応焼立てのパンを売っているので腹の足しにする。前回同様
   那須での食事が待っているのでこんなショボイパンで腹をいっぱいにする訳にいかない。
   前日深夜まで仕事で集中力のまるでない危険運転の塊の旦那と運転を交代する。ここまで
   後部座席のケージに収まっていたワンがケージ内に水をこぼした為に前の座席に移る。


    ふと気づいたら免許書を忘れた事に気づいたので、くれぐれもネズミや覆面に
   とっ捕まらないよう注意を払いつつ西那須野まで可能な限りかっ飛ばす。ウトウトとして
   いるくせに時々目を覚ます旦那はしきりに「あと○○km」と言うのだが、私にとってあと
   何kmあろうがまるで意味が無い。言われるとかえってイライラする。あと何kmあろうが
   「西那須野出口」の表示が出たら降りるだけさ。

    西那須野料金所寸前まで追い越しに全力を尽くし、料金を払った後に再び旦那と運転を
   交代。あっという間にニッポン放送が聴こえなくなった。結局横浜に戻るまでニッポン放送
   は聴けなくなる。






    まずは「レモン牛乳」をゲットすべくIC最寄りのセブンイレブンに寄る。このレモン
   牛乳とやらは栃木限定らしい、しかもセブンイレブンでしか手に入らないだとか。
   ニッポン放送のうえちゃんの番組で最近脚光を浴びているもので今回はぜひともこれを
   購入して飲んでみたかった。入ったセブンイレブンにはコーヒー牛乳だとかの紙パック
   牛乳の500mlの商品の一つに当然のごとく置いてあった。迷わず2パック購入。






    今回の宿も旦那の会社の保養所であるリゾートマンションだ。部屋には8時半過ぎに
   着いたので横浜からは3時間程で着いた事になる。やはり早く出るに限る。カンカンに
   寒い部屋のエアコン、床暖を着けるがオール電化なのでパワーがなく人心地つくまでかなり
   時間を要する。オール電化っつうのも考えものだよ、こんなパワーがないと電気代ばかり
   かかるワケだからやたらオール電化割引なんて言われたって二千円程度の割引じゃ合わん。
   ようやくワンもここでご飯タイム。ぐうたら夫婦は再放送の「タイガー&ドラゴン」に
   夢中になりかけたが、早速那須高原に昼食に出発だ。






    旦那のリクエストで「寿々木商店」に行く。一応平日だけど念の為早めにお店に到着。
   10時50分に到着するが、駐車場はラスト一台の空きのみ、セーフ。相変わらず11時開店と
   いうのにすでに食べている人がいる。お客さんが来ると早く開けてしまうのだろうか。
   平日だけあって店内もカリカリした雰囲気はなくのんびりしている。

    旦那は特選ステーキ200gセットでサーロインを選択、私はステーキ定食。もちろん
   今回も抜かり無くクーポン券を出してシソ入りソーセージをゲット。他の客はサイコロ
   ステーキの人ばかりの観光客のようだが、誰もクーポン券を出さない。サイコロステーキ
   の調理が優先されるようで我々は少々待つ。

    どちらのステーキもかなりレア状態で提供ってのが良い。う~ん美味しい!が「蛋白質
   制限」があるので今回はタッパー持参で半分以上残す。味噌汁は全く手をつけずに明日の
   旦那の朝食だ。相変わらず米も良い感じで美味い、がほとんど残してタッパーへ。旦那が
   サーロインを一口分けてくれたが肉の脂が苦手な私はおそらくヒレ肉であろうステーキ定食
   の方が肉の美味しさが味わえて良かった。ソースは「業務用○○ソース」であろうが、
   肉自体は非常に美味い。なだけにちょっともったいない気もするが、気取った○○牛と
   銘打った店でうやうやしく食べるより我々ぐうたら夫婦はこういうガテン系ガッツリの方が
   良い。旦那はサーロインの美味しさにすっかりトリコになったようで那須旅行の間中
   アツく語っていた。隣りのお店ではここの肉が売られていて、サイコロステーキ用の
   切り落とし肉もグラム600円で売っていた。






    12時前に昼食を済ませ、次なる旦那のリクエストである「ペニーレイン」へ。
   前回もこの店には行ったが、朝早過ぎてカフェの方に行けなかったのでオーナーの自慢
   というビートルズコレクションとやらを見る事が出来なかったので再トライっつうワケ
   らしい。ベーカリーは後という事にしてカフェに入る。ここは靴を脱いで上がるのだと
   知らずに私は五本指靴下着用で行ってしまった(まぁスリッパを履くけど)。

    おかわり自由のコーヒーを注文して腹をこなす。何かこだわりがあるのだろうか
   おかわり自由とは言え、高めの料金である(でも我家のコーヒーと大差は無かった
   ように思えた)。ビートルズファンの旦那はカフェ内のビートルズコレクションを見て
   「こんなの金さえ出せば手に入るものばかりだ」と不満タラタラの様子。おかわり自由
   と言っても「すいません、おかわりお願いします」といちいちお願いするのが面倒なので
   コーヒーのおかわりは結局一杯だけしてカフェを出る。混んでる訳じゃないからコーヒーの
   おかわりはおかわり自由と明記しているんだから気づいて来て欲しい...。ケーキの
   食べ放題もやっているのだが、腹一杯のせいか全然魅力を感じなかった。
   
    天気は非常に良いのだが、外に出るとメッチャ寒い。空気が刺すように寒いのでカフェの
   隣りのベーカリーにそそくさと入る。前回とは違う時間帯なのでパンの種類もチョイと
   違い、購買意欲が爆発しそうになるがこの後別の新規パン屋が控えているので我慢。しかし
   大きな茄子の形をしたあんぱんやスコーン等々を購入。

    甘栗ブレットは美味しかったけどパン生地は普通だけど、甘栗がたいそう美味い。那須
   の形をした巨大なあんぱんはパン生地がなかなか美味しいのだが、中の小倉あんがゴッソリ
   入っていてちょっと残念(餡自体ももちろん美味しいけど)。スコーンは普段はあまり
   買わないけど、噂につられてチョイと購入した。ここのはスコーンというより柔らかめの
   ビスケットではないかな?かなりハードなんだよね。だから横まっぷたつに手で割るのは
   無理。木っ端みじんになってしまいます。でもこれはこれで美味しい、次に来た時にまた
   買ってしまうと思われる。

    今回大いに迷って買わなかったけど、ブルーベリーとカスタードクリームの入ったパンを
   次回狙っている。ペニーレインは二度目だけど、ハズレのない店でアイディアが良くも
   悪くも豊富なので飽きない。品揃えも接客も那須のパン屋の中ではダントツ。ただ、個人的
   には柔らかパンばかりなのでちょっと退屈。




   
    今回の新規訪問パン屋「リネア」に行ったが、ハッキリ言ってガッカリな店だった。

    ところどころにある道案内に従って店に行くが、肝心の店先の看板が小さくてうっかりと
   通り過ぎる。畑の真ん中のパン屋だ。このお店は食事パンより総菜パンや菓子パンが主流
   だと聞いていたので正直興味の無い店ではあったがパン好きとしては訪れねばなるまい。
   口コミ掲示板等で店内はパンの良い香りだとかあったが、天然酵母使用の割にそれ程パンの
   香りがしない。不安を感じつつ店内へ入っていくと案の定、12時台だというのにパンが
   ほとんどない。様子から見て売り切れたというより「平日はこんな程度しか焼上げて
   ませんよ」って感じでかなり失格。「ちくわチーズ」なるものも期待して来たのだが無し。

    本当に欲しいパンが無い。取りあえず「温泉卵パン」「カレー卵パン」「エビチリパン」
   を購入。想像以上に狭い店内にポツンポツンとしか商品が無い割に製造の方は若い女性で
   ごった返している。あんな大人数でこれっぽっちのパンしかないってどういうこっちゃ?
   一人一つずつに粘土細工のようにでも作ってんのだろうか、だとしたらこの店のパンの値段
   が高めというのも納得いく(ほとんど人件費だ)。レジのおばちゃんもエラく暗いし、
   店自体に活気無し。いくら製造っつったってオープンなんだから客が入ってきたら
   「いらっしゃいませ」くらい言って欲しいね。

    天然酵母使用のパンは焼立てより翌日位に時間が経った方が美味しい事が多い。リネアの
   パンはどんな天然酵母を使用しているか知らないが、翌朝食べたがパン生地自体は特筆
   すべきものはまるで無し。一体どんな天然酵母を使ってんだ?カレーや卵などのフィリング
   がなければコンビニのパン以下。温泉卵パンなどは一体何が温泉卵なのか意味不明、普通の
   固ゆでゆで卵の1/2が入っているだけ。温泉卵って言ったらあのトロ~っとしたのじゃない
   んかね。ちなみに卵カレーパンの卵も同じのを使用。成形はかなり均一であったが、
   あれだけの大人数で丁寧丁寧に作ってりゃぁ出来るわな。
   噂倒れの店、再来店完璧無し。






    「あ~こんなことならもっとペニーレインで買っとくんだった!!」と後悔しきりな私に
   旦那が「もう一軒行ってみるか」と提案(宿代がかからないもんだから食費に全力投入を
   してもOKなのだ)。予備にリストアップしておいた那須では珍しいドイツパンをウリに
   している「ぶろーとりんで」というお店に行く事にする。でもその前に予定していた福島に
   本店のある薄皮饅頭で有名な「柏屋」さんがあるので寄って行く。



    以前お土産で貰ってその美味しさが忘れられずにいた薄皮饅頭のお店なのだが、他にも
   美味しい物が沢山あるようだ。那須街道沿いにあり、キチンとした老舗の店構えがいやが
   おうにも期待が高まる。店内もキチンとしており、店員の対応も申し分無い。ほとんどの
   お菓子の試食が用意されている。コーヒーやお茶の用意もある。看板の薄皮饅頭はつぶと
   こしがあり、またミニサイズもある。噂に聞いていた「檸檬」というチーズケーキ様のや
   どら焼き三種類、桜餅、椿餅等々箱入りはもちろん、バラで買えるのが非常に良い!
   よもぎ饅頭がバカウマ!試食だけだけどくるみゆべしも大変美味かったので次回絶対購入。



    
    

    黒磯駅近く(っても歩ける距離ではない)に24時間営業のマックスバリューというイオン
   系の郊外型ショッピングセンターの近くに目指す「ぶろーとりんで」はあった。途中かなり
   道に迷ったが何とか到着。先に車から出た旦那が「うわぁー良いニオイ!」と言う。私も
   期待大で大急ぎで車のドアを開けてパンの香りを吸い込むとウンコの香りが...!。どうも
   近くに酪農家があるのか、それとも畑に肥料を撒いたばかりなのかせっかくのパンの
   良い香りとウンコの臭い(もしくは肥料)が混ざり恐る恐る呼吸をする始末。しかし店外で
   このパンの香りはかなり期待出来る。

    店内に入ると「いらっしゃいませ!」と元気に迎えられる。良い香りは増々濃厚になる。
   店内は狭いながらもやる気満々のパン達がギッシリ!と並んでいる。この姿勢を先程の
   リネアに見せてやりたいもんだ。各パンのプライスカードにはキチンと粉の種類や説明等
   が書き込まれている。値段も決して高くない、というよりかなり安い。

    どれもこれも欲しい!ちょうどお店のクーポンを持参だったので10%引きで購入できた。
   宿には空っぽの冷蔵庫もあるので横浜に帰るまで冷凍保存もできるとあって欲望のままに
   トレーいっぱい山盛りにパンを購入。あまりの良い香りに宿に帰ってすぐにレーズンと
   チーズの入ったミニバゲット状のを食べたがまぁ美味い事!欲を言えばもう少しレーズンが
   少なめでチーズが多いともっと良い。パン生地も大変美味いし、成形も文句無し。





    宿に帰る途中にまたしても道に迷ってしまった。お陰で前回予定していたが疲労に負けて
   行くのを取りやめた「あさの」という野菜や果物がバカ安のお店を偶然発見。もちろん入店
   して旅行初日だというのに大量に買込む(出発まで冷蔵庫に入れて置くからだ)。あちこち
   に置いてある段ボールを見てみると決して地元の野菜が安いという訳ではなく、JA三浦市
   なんてのもある。広島の八朔も一箱で600円台だったり、何もかも本気で安い。




    
    非常用の備蓄食品の一つとして最近有名になったパンの缶詰を製造販売している工場が
   あるので寄ってみた。アキモトというお店なのだが、HPを事前にプリントアウトして
   行ったものの猛烈に道に迷う。地図といっても周りにほとんど目印が無いし、距離感も
   地方独特の「すぐと言われて行ってみたら車で30分かかった」的なものだし、道に
   迷っても尋ねようにも人が居ないという状態。

    「えぇ?この道で良いの??」と思いっきり不安になる程細い道を入っていくのだが
   何とかたどり着いた。ちょっと薄っ暗い店内だけどパンは結構種類があるし、パンの缶詰
   も想像以上に種類豊富だった。缶詰でないパンは学食にあったようなコっぺパンに餡子や
   コロッケなどを挟んだものが中心。カステラが挟んであるものやウエハースにカステラが
   挟んである昔懐かしいのもある。しかも値段はほぼ105円のものばかり。

    旦那の「缶詰は今日は10個までだよ」というので渋々10種類に厳選する。ここのパンは
   冷凍には向きそうもないので明日の朝食用に少し買う。旦那の実家に先程の柏屋の饅頭と
   ここのパンの缶詰をお土産として送ろうと思い、レジのおばちゃんに「近くに郵便局は
   ありますか?」と尋ねるとすぐ近くだというので早速そこから送った。ちなみにその
   教えて貰った郵便局は歩いたら15分位は歩くであろう「近く」とは言えない距離だった。





    関谷の交差点に「道の駅 湯の香しおばら」というのがあるのだが「いつでも寄れる」
   と思い、なかなか寄るチャンスが無かったので夕方という時間なので下見を兼ねて寄る。
   蕎麦やうどん等の食事施設、お土産物屋、地元産の野菜等の販売、イチゴ狩りなんかも
   ある。食事はまた今度という事にしてお土産の方を見る。

    切り干し大根饅頭というのが美味しいと聞いている。他にも豆乳饅頭や田舎饅頭等々
   4.5種類あり、バラで売っている。取りあえず切り干し大根饅頭と豆乳饅頭を二個ずつと
   レジの所にあった餡子ののった団子も衝動買いする。他のお客さんは皆ソフトクリームを
   食べている。
    隣りの野菜売り場はかなり安いが、既に「あさの」で山程買ってきてしまったので次回。
   旦那は「帰る日にもう一度寄って梅干しを買う」と張り切っている。

    切り干し大根饅頭は宿に帰ってすぐに食べたら、皮がフワッフワでまぁ美味い事!
   噂では会社の会議の時に出すと言って大量買いされるらしい逸品というのも頷ける。もう
   一つの豆乳饅頭は即冷凍にして後日自然解凍+レンジ20秒で食べた。中はおそらく手作りで
   あろう甘さ控えめの小倉あんで、皮に豆乳が使われている模様。皮にものすごい豆乳の
   良い香りがして、こちらも皮がとても美味い。ただ、冷凍してしまったから買った当日の
   皮の感動的なフワフワ感は再現ならず、残念。






    宿に戻り、風呂に入る。温泉ではあるらしが、かけ流しではなく循環だ。温泉だろうが
   長湯は好きでないから適当にあがり部屋に戻る。夕食はこれまた旦那のリクエストで前回
   とても気に入った「河童」というすっぽん料理のお店を予定していたのだが、予約の電話を
   入れたら何と3月末まで休みとの事。いつから休みだったのか分からないがオフシーズンは
   こういう事があるからなぁ、残念。

   



    しかしながら宿の近くには「花水木」という大抵何を食べても美味しいお店がある。
   特に和牛たたき、馬刺は絶品なのだ。もともとお肉屋さんが親戚だとかで肉には自信が
   あるというのも心強いお店なのだ。

    お昼が早めだったので早々に腹が減ったぐうたら夫婦はワンの散歩も終えて19時過ぎに
   「花水木」に向かう。前回来た時は栃木県民性を理解してなかったので(ちょっと無愛想な
   感じ)ちょっとビクつきつつも入店。前回と同じ席に座る。前回同様おばちゃんが本日の
   おススメが書かれた大きなホワイトボードを持ってくる。もともとのメニューとおススメを
   合わせると結構選択も迷う。

    「和牛たたき」「馬刺」「鶏肉のスープビーフン」「とうふステーキ」を注文。
   相変わらずどれも美味い!我々の他に先客の四人連れは一品料理をそれぞれが頼み、加えて
   ご飯を頼むという「夕飯」な感じであった。前回来た時も他のお客さんはそういった注文を
   していた。旦那は豪快にビールを飲み、二人でこれらを食べたが会計は6000円弱。
   安い美味いお店なのだ。



    

    20時前には部屋に戻る。久しぶりの遠出だからなのか猛烈な眠気が襲う。21時前だと
   いうのにとても目を開けていられないくらい眠い。目薬をさして横になると21時半前には
   熟睡してしまったようだ。旦那はしかたなくワンに餌をやり、一人でロビーでTVを観たり
   新聞を読んだりしていたらしい。



    


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